江住駅の待合室には、近所の老人クラブの人達が俳句を作り、短冊にして掲示してあります。
俳句なんてもんは高校以来に作った事がなく、国語の授業で俳句を3つ以上作れ・・という課題があり、各自の作品をガリ版印刷して配布されました。
友達の作品に「古池や ネコの死体が 浮いている」というのが有り、思わず笑いながら「おまえ、いくら何でもこれはアカンじゃろがぁ。(^O^)」「何言ってまんねん、その場の状況が目に浮かぶよおで、ええじゃろがぁ。(^_^)vヘッヘッヘッ・・・」
先生も良く、こんなフザケタ俳句をボツにせず載せたと思う。
そんなある日の国語の授業中に、一人の生徒が無心に弁当喰っており、それを見た同級生達がクスクス笑い、たぶん先生も気付いていたと思う。
それだけなら、まだカワイイもんで許せますが、その後がアカンかった。
バレずに食い終わってホッとしたのか、机へ弁当箱をしまう時に、あろう事か「ガシャ~ン・・カラカラ・・」と大きな音させて落としちまったのです。
生徒全員が「ドッ・・」と爆笑しながら「ばかたれ、何しとんじゃ」「あほ、わからんようにやれ」「先生、飯食ってたヤツがいるわ」等々・・
好き勝手な事を笑いながら言ってたにもかかわらず、知らぬフリして怒りもせずに授業を進めた「紳士」のような国語の先生でした。
もっとも、そいつは授業後、職員室へ来るように言われたが・・・(^O^)
そんな事を思い出しながら今朝、越後屋の出発準備中ヒマだったので、σ(*_*)も一つ俳句をひねってみました。
俳句には季語が必要と思うが、待合室に置いてある投稿ファイルには、通学生が書いたらしい俳句に季語が入ってないのも多数有ります。
σ(*_*)も季語を無理して入れず考えましたが、それだけでも、けっこうヒマつぶしになりました。
「大辺路を 歩き続けて 休み駅 (遍路 砺)」
汚い字で書いてありますので、もし投稿フアイルに捨てられず残っていたら笑って見てやってください。
「江住駅」を出発して、熊野古道・大辺路の道は江住小学校への階段を上がるようになっています。
その階段先に可憐な美少女が一人ポツンと階段に座っていたので・・一滴の涙を頬に流しながら、白魚のような手で落ちてる椿の花を拾って恋人を想い・・・・と、いう風に想像しながら近寄ったら、オバハンで疲れたから階段に座ってただけでした。
挨拶をすると学校の先生のよおで、聞けば幼稚園から小学校・中学校まで併設してるそうです。
先生は熊野古道・大辺路の道筋が学校の付近に有るとは知らなかったようで、それならば奥の幼稚園の方を歩いて行くように勧められましたが、近道して校舎前を通りすぎました。
「西津浦」から「江須之川」へ向かう旧道に入ると、人家前に白い犬が寝そべっています。
吠えるかな?と思ったが知らんフリしてくれましたが、その代わりに座敷犬みたいチッコイ犬2匹が盛んに「キャンコラ・キャンコラ・・・」吠えやがった。
ええいぃぃ、じゃかあしぃ!! ちっとは白い犬を見習え・・バカ犬め。
計画では「江須之川」から沖に向かって出ている「江須崎」を一周し、途中に童謡公園つうのも有るらしいので行く予定にしていましたが、1時間以上かかりそうなのでヤンピしました。
「江須之川」集落の道角に、普通の地蔵さんが立っており「道分地蔵」と言うらしく、台座には掌で道方向を指しております。
普通は人差し指で方向を指しているのが多いですが、ここのは指全部を開いており、その気が無いと掌まで見ないかもしれない。
掌の方向に従って、港の見える高台へ上がると、道端にコンクリで囲ってある地蔵さんがあります。
それだけだったら別に珍しくも無いのですが、良く見ると屋根部分というのか柱というのか・・コンクリ造りなのに、なかなか凝った作りです。
正面の卍額になる部分に小さく白兎が描いてあり、また柱箇所には牙をつけた象?も精巧に作ってあり、普通だったら適当に省略しちまう所なんだけれどなぁ。
ちなみに卍には左と右が有るそうで、普通の寺院の多くは「左卍」なのですが、ここのは「右卍(別名「逆卍」、斜めにするとナチの「ハーケンクロイツ」印になると言った方が、分かり易いかな)」です。
「右卍」がアカンと言う訳でなく、調べてみるとチベットの寺院で使われていたり、武家の紋章に使われていたりしており、たぶんそれぞれ「左・右の卍」印にも意味が有るのでしょう。
で、ここの地蔵さんのは「向きなんか、どっちでも良いや」と思って適当に作ったのか・・・それとも昔より使っていた印で、カワイソーな由緒正しい云われが有るのかは、わかりまへん。だれか詳しい人が居たら、教えてね。
いずれにしても、この逆卍を使ってるのは珍しく、普通では見られないと思う。
地蔵さんの有る対面の階段を上がり、民家の有る細い道を行くと空き家も有ります。
国道へ出た所で「スリの浜」という海岸に降りる道が有るらしいが、下りる道がどこかわかりまへん。
草刈機で除草していたアンチャンに聞くと「そおいえば釣りする人が、この付近から降りる道が有ると言ってたなぁ」と言い探してくれましたが、わからないので礼を言って国道を歩く事にしました。
見老津港からは、なかなか形の良い島が見え「戒島(一番上の写真、沖に有る二つに見える島)」というそおです。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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