HOME > 紀行文「目次」 > 「塩の道」地図と目次 > 6 白 池
H23.6.13 旅行 H23.7.16 UP
山道を上がって行くと、「日向茶屋跡」というのが有り、説明板には茶屋の間取図が描いて「便所跡?」というのまで、しっかり記してあり思わず笑った。
茶屋跡には、発見された時のような礎石が置いてあり間取りが復元されていました。
山道をチリン・チリン~・・ジャラ・ジャラ・・・
遠くに青い屋根の小屋が見え、「水芭蕉がどうたら」と書いてあったので、その付近に水芭蕉が咲くのでしょうか。
先を歩いてた越後屋が突然山の中へ入り、すぐに戻って来たので、何か面白いモンでも有ったのかと思って聞くと「大日如来が有ったけれど、面白いモンでは無かった。」
な・・何を信心の足りんバチ当たりの事を・・どれどれ・・と思って山道から見ると、少し山に入った所に石仏らしい物が見え、近寄ってみると「大日如来」と単に彫ってあるだけの石だった。
うん・・これじゃあぁ~面白いモンでは無いわなぁ、石仏だったら風雨に晒されて崩れていても、見る価値は有るんだけれど・・
すぐ近くに、再び茶屋跡の間取りが・・と思ったら、「ボッカ宿跡」で近くに「白池」と休息所があります。
説明板によると、「ボッカ宿」は2件有って、江戸時代に雪崩のため家族や客人が亡くなり、その後は宿の再建は無かったそうな。
休息所の中に囲炉裏の形が有り、林道で会った「蝶のジサマ」が言ってた写真も飾ってあります。
「平和の鐘」というのが白池の畔に有り、別にケチ付ける訳ではないが、何でもかんでも「平和の・・・」と名付けるのは、いかがなものか。
だれも喜んで戦争したがってる訳ではないだろおしぃ、だれに聞いても全ての人が「平和を願っている」と言うと思う。
しかし、場合によっては、どうしょうもなく、止むを得ずに戦わなければアカン時も有ると思う。
「平和」と言う単語を使って訴えるだけで、この世に平和が訪れるとは、どおしても思えず、そおいうのは宗教の世界と同じ思考の世界であり、現実性が無く「平和」の安売りバーゲンセールだと思う。
試しに「平和の鐘」がどんな音がするかと思って鳴らしてみると、軽く叩いたつもりが頭の直ぐ上に鐘が有るため、耳鳴りがする位に、もんのすごく大きい音でやかましかった。
「平和」に関してケチ付けた事を思ったから、バチが当たったのかな?・・あまりにも大きい音だったので「その音ならば、熊さんもわかるねぇ」と越後屋が笑いながら言います。
休息所にノートが置いてあり「この白池へ来て癒された」ような事が多く書いてあり、そおですわねぇ・・・恋人と二人きりで来て、だれも居なかったらロマンチックでしょうなぁ。
オババが一人、白池を廻ってフキを取っており、少し話しすると「先程近くの駐車場にバスが来て、池を見物して行った」と言い、へえぇぇ・・この付近に駐車場なんて有ったのだ。
昨日に懲りたので、ここで少し早いが昼飯代わりに持ってきた餅を2つ食べましたが、これは正解でした。
この先は座って昼食を食べるような場所は麓へ着くまで有りまへんでした。
数日前に本屋で「マタギ」の本を立ち読みした時に、休息する時は、その都度こまめに何かを食べていると書いてあったが当たっていると思う。
白池の上部方向に白い物が有るので、何かと思ってましたが途中にその側を通ると、真新しい「白池諏訪社」の祠でした。
近くに石板が岩に埋め込まれており、読んでみるとこの付近は信越国境争いにもなってたらしい。
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