田村山観音のスズメ団地/会津33観音霊場
田村山古墳
一直線の道を自転車で走り・・・ここら辺は耕地整理がしてあって直線道が多いでんなぁ。
その直線道を走ってると、タンボの中に1本の松が生えてる小高い丘が有り、近寄って行くと看板も有るよおです。
何じゃろ?何か珍しいモンかもしれん・・と野次馬コンジョを出して、行ってみると「田村山古墳」と看板に書いてあります。
田村山古墳は草が生えてるだけの小山で、特に珍しい物は有りまへん。
せっかく来たので、勾玉とか・・鏡の壊れたのとか・・・土器のカケラでも落ちていれば記念に拾って来るんだけれど、なんせ草が茂っており、探す気分にもならんかった。
古峯神社
ところで会津へ来た時に目に付くのが、あちこちの町や集落の一隅に「古峯神社」と彫った細長い石灯籠のような物です。
最初は「古峯神社」というのが、その付近に有るのかと思って目で探したのです。
しかし、どうもその石灯籠のような物自体が神社扱いになっているようで、この地方独特の物のようですなぁ。
上部の窪みにお札が入っており、たまに風に飛ばされたのか無くなってる地区も有りましたが、石灯籠?の形状はどこの地区も同じでした。
帰ってからネットで調べてみると「古峯神社」は、「ふるみね」と読むのかと思ってたら「こぶがはら」と読むのが正しいらしい。
会津地方の各村には、この
「古峯神社」の「講」が盛んだったたらしく(今はどうか、わからんが)、村の代表?が参拝しに行ってたようです。
田村山観音
姥清水・景勝清水
会津三十三観音霊場「12番田村山観音」は、村外れのコンモリとした森の中に、住吉神社と一緒に有り、付近からカッコウの鳴き声が聞こえます。
田村山観音堂の前に看板が有り「景勝清水の由来」と「矢印」が書いてあったので、矢印の方向へ行ってみると、石で囲った所に清水が湧いており、水を汲みに来る人がいるのか柄杓も置いてあります。
その清水の出ている付近に石碑が建っており、読みにくい字を、無理して読み砕き、独断と偏見の頭で解釈すると
「この清水は、乳の出ない婦人が飲めば、たちどころにジャンジャン出る」というような事が書いてあるようです。
帰ってネットで調べてみると、この清水は「姥清水」と言って、近郊では有名な清水らしいでんなぁ。
そいで看板に書いてあった「景勝清水」は、今はタンボの耕地整理で無くなっちゃったらしい。
それならそうと「景勝清水」ではなく「姥清水」と書いておいてくれた方が、初めて来たσ(*_*)みたいもんでも、わかりやすいのだが・・
「景勝清水」は、たぶん写真の「水溜まりになってる所」付近じゃないかなぁと思うけれど、だれか知ってる人が居たら教えてね。
スズメ
田村山観音堂の庇には、スズメの巣が有るらしく、チュンチュンと鳴き声が賑やかで、それも一家族や二家族ではなく、そこら中のスズメが集まって団地のようになってるよおです。
観音堂の階段で尺八を吹いて参拝していても、スズメたちは逃げもせず、来た時どおりの騒がしさで、アホが何やっとんじゃ・・と思ってか、チュンチュンの鳴き声は止まらず全く無視されました。
そか・・スズメさん達には、ワシの尺八は通じなかったか・・・
静かに尺八に聞き惚れて涙を流し、そのお礼に宝の入ったツヅラをくれる・・とまでは思わなかったが・・・あまかった。
濡れ縁には鳥のフンがいっぱい落ちており、尺八参拝中に「じゃかぁしい、うちの可愛い子スズメが昼寝しとるのにぃ・・あっち行ってやれ」と、フンをかけられないかとヒヤヒヤした。