車中泊にて
道の駅「喜多の郷」で車中泊をし、ここには「蔵の湯」という日帰り温泉が併設されており、5時(だったかな?)を過ぎると入浴料が100円安くなります。
夕方頃、駐車場でバタバタと荷物を出して寝る準備してると、隣のワゴン車に乗ってた日焼けしたアンチャンが
「どこから来た」と声を掛けてきました。
このアンチャンも車中泊しとるようで、しかもかなり放浪しとる感じで、同じ放浪する者同士の臭いを、嗅ぎ取ったのかな・・(^O^)
その後数回、ここの温泉に入りに来たり、車中泊する毎に顔を合わせたりしたので顔見知りになり、少しづつ込み入った話しもしました。
アンチャンは裏磐梯の山で、春はゼンマイ・ウド等の山菜採りをし、また秋にはキノコを採って契約してる所へ卸売りしているそうで、おぉぉ・・ええなぁ・・σ(*_*)もそんな生活してみたい。
σ(*_*)が
「道端などで観光客相手に売ってる、ゼンマイやタケノコは高いなぁ」と言うと
「ホンマに高い、特に裏磐梯は観光地だから、特にそうなっている。」
「道の駅でも車中泊していると、警察の不審尋問が有るか?」「だいたい時間が決まっており、夜中の0時か4時頃かなぁ。」
実は別の公園で車中泊していた時に尋問受けたので、ここでも有るかなぁ・・と思ったのです。
その時は公園で2日ほど車中泊していても尋問が無かったので安心していたら、3日目の早朝に暁の急襲を受けました。
朝方4時頃、グッスリ寝ていると窓をコツコツと叩く音がして、何じゃ?と思ったら男の声で
「お休みの所、誠に申し訳ありません。警察ですが、ちょっと起きて居ただけますか」と一応丁寧な声がしました。
「来たあぁぁぁ・・・越後屋、お上の手入れじゃ、証拠品は隠せぇ。
ここは、σ(*_*)が全力でくい止めるから、その間に越後屋は逃げろ・・・」
と言おうと思ったら、越後屋がネボケた顔して扉を開けちまいやがった。
見ると、もうボチボチ定年かなぁ・・という老警官が立っており、
「すみませんが、住所と氏名を教えてください」と紙挟みにA4用紙を取り出しています。
こちら側から逃げれるかなぁ・・と思ってσ(*_*)の方のドアも開けると、若いネーチャンの婦人警官が立っており、逃げられないようになってたのね。
逃げ道を塞ぐところまで気配りしているとは、さすが福島県警・・お見事。
二人の警官を見ていると、ちょうど親子ほどの年齢差があったので、親子ではないかとまで思っちまった。
シノゴノ言うのもメンドウなので、素直に免許証を出すとネーチャンが一生懸命に書き写してます。
越後屋の方はトッツアン警官が一生懸命に標準語で質問しようと努力しているんだけれど、やっぱしどおしても東北ナマリが出るんですねぇ。
でも、その丁寧になんとか標準語を話そうとする姿勢に、もんのすごく好感が持てました。
もしσ(*_*)が何かの犯罪者ならば、カツドンで釣られなくても、その真心の籠もった態度に感じ入って、簡単に犯罪をゲロして白状しちまうかもしれない。
警察も朝早くからたいへんでんなぁ・・要件は、それだけでしたが、後は眠れなかったので、その日は早く出発しました。
実は、その日が尺八を車の中に忘れちまい
取りに戻った日でした。(^O^)
ビジネスホテルの「アクシデント」
今までは車中泊ばかりだったので、たまには金持ちになった気分で、ホテルにでも泊まろうと探したら、あいにくどこも満員で「ビジネスホテル」なら空いてるかもしれんと思い、電話予約したら「OK」でした。
喜んで、その「ビジネスホテル」へ行くと、
「大風呂は故障しているが、部屋の風呂は使える」と言うのを了解し、さっそく旅の疲れを落とそうとシャワーを浴びてたら、途中でお湯が水になり、そのうち出なくなっちゃった。
石鹸を付けてなかったから、良かったものの・・これがシャンプーなんかしていたら、どないするねん。
さっそく越後屋にモンク言いに行かせると、大風呂の故障に付随して、室内の風呂も完全にアカンようになったらしい。
「宿泊料金を幾らか値引きしますので、ご了解のほどを・・」と言って町営の温泉を紹介してもらい
「私の個人カードを貸しますので500円の所が300円になります」と言ってカードを貸してくれました。
ところが、あぁたぁ・・その温泉へ行ったら、
「もうその割引は無くなり、500円です」と言われちゃった・・どおするんだ・・おい・・。。
当然ホテルに帰ってカードを返した時に、その事を言いましたが、宿泊料を割り引きすると聞いてるので、あえてモンクを言いませんでしたが、σ(*_*)って、お人好しですなぁ・・・(^O^)
テレビを見ても土曜なので、つまらん番組ばっかり・・
部屋の灯りは一灯だけなので、部屋全体が暗くて明るくない。
窓を開けたら、完全に閉まらなくなっちまった。
トイレの水を流したら止まらなくなり、そのうち止まるだろおと思って、しばらく放っておいても止まらなく、ええいぃぃ~・・じゃかあぁしぃ・・と、もう一度操作したらやっと止まった。
朝起きてトイレでガンバッテると、途中でトイレの電球が切れちまい、扉を開けて外の明かりを頼りに用を足さねばならんかった。
おんのおれぇぇぇ~!!・・・一度ならず二度までも・・
このトイレは、σ(*_*)に何の恨みがあるんじゃあぁぁぁ!!。
何が悲しゅうて、ここまで祟られるホテルに泊まらなければならんのか・・泣けてくる。
たぶん、このホテルでσ(*_*)が一生涯に受けるだろおと思う、全てのアクシデントを、今回全部、一度にマトメて受けたような気がする。
ここまで最悪な宿を経験すると他の普通の宿が、もんのすごく良い宿に思えるだろぉなぁ。
風呂へ入れなかったので、その分の料金を返すと言ってたが、
「この調子では忘れたフリして、風呂代を返さないのでは・・」と越後屋に話すと、珍しい事に同意見だった。(^O^)
部屋を出てフロントへ鍵を返す時に、その事に触れず黙っていると、返金する素振りも無く、当たり前の顔して鍵を受けとり「サヨナラ」しました。
玄関から外へ出ると二人同時に
「やっぱしねぇ」と顔を見合わせて大笑いしちまった。(^O^)ワッハッハッハッハッ・・・
はい、σ(*_*)は気が弱いので、「ゴルラ゛ア゛ァ~・・金返せ」とは、よぉ~言えまへん。
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恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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