柳津観音は円蔵寺本堂の裏/会津33観音霊場
会津三十三観音霊場・番外「柳津観音/円蔵寺」へ車で寄ると、岩の上に建つ大きい寺でんなぁ。
円蔵寺裏口に、小さい駐車場を見つけたので車を置き、近くの観光案内所へ行ってパンフレットを貰いました・・タダのモンは利用せんとね。
普通は本堂へ行ってから、「奥の院」へ行くのが順序だろうけれど・・この時は、まずは「奥の院」へ行ってから、円蔵寺境内に入りました。
なんせ、この時は腹減っていたので、門前町?付近に食堂でも無いかと探したのですが無かったのです。
しょうがないから、名物だという「粟餅」を食べ、これはこれでアツアツでけっこう美味しかったんだけれど、そんなワケで「奥の院」が先になりました。
円蔵寺・境内には、何故かデッカイ石の牛が寝ており「開運撫牛」の看板が有り、この牛を撫でると何かええ事があるらしく、後でわかったのですが、この円蔵寺は「赤べこ」
の発祥地らしいですなぁ。
善光寺・伝説と同じように、どっかの信心の足りんσ(*_*)のような人間が、牛に突かれながら、いやいや仕方なく、この寺へ来たのかと思ったが違ってました。
この円蔵寺を建設する際に、牛さん達が一生懸命に汗水垂らして、資材を運んだのが「赤べこ」の由来らしい。
円蔵寺には「小野派一刀流」の献額に「武田惣角」の名前が有ると調べてたのですが堂内は暗く、どこにその額が有るかわからず、オマケに写真撮影も禁止でした。
円蔵寺本堂には、賽銭入れる時に鳴らす鰐口が有り、祭りの時には裸の男達が、その鰐口の紐に登り付いて、鰐口までたどり着ければ、幸せが来るというので有名らしい。
しかし、祭りでもないのに勝手に紐に上るヤツが居るのか「登らないでください」と、わざわざ書いてありました。
けっこう観光客は居ましたが、せっかくなので尺八を吹いて参拝しようと思い、円蔵寺本堂内でお守りを売ってるジサマに
「尺八を献笛したいが、よろしいか?」と伺いをたてると、「はん?」という顔をされたが
「奥の受付で了解を得てくれ」とソッケなく言います。
奥の受付というのは「祈願」等の受付をする所のよおで、声を掛けると荒法師のようなカッコウした坊さんが出て来たので主旨を言うと
「献笛・・(少し間があったが)・・と言うならば、よろしいです」とアッサリ了解してくれました。
堂の隅っこで尺八を吹き終わった後、お守り売りのジサマに礼を言うと、先程とは違って、えらい丁寧に挨拶を返してくれました。
本堂の外をフラフラと献額を眺めながらウロつき「小野派一刀流」の額を探しました。
本堂裏側の方へ行くと、堂内が一部開いており「会津三十三観音 番外霊場」と書いた表札が掛かってます。
あちゃあぁぁ・・ここが会津三十三観音霊場のゆかり場所だったのだ。
本堂に置いてある仏さんが番外の柳津観音だと思っていたのですが、そおいえば、この円蔵寺の本尊さんは虚空菩薩らしい。
境内のどこかに「番外霊場 柳津観音」位置が書いてあったのでしょうが、σ(*_*)みたいに思いこみの激しい人間は、本堂に有るのが柳津観音さんだと思い込んじまって、本堂裏まで回らないかもしれない。
σ(*_*)の場合は、たまたま献額を眺めながら本堂外を一周したので偶然に発見出来たが、他の会津観音霊場巡りの人達は気付くかなぁ。
「柳津観音」の前で尺八参拝をどうしょうかなぁ・・と思ったが、本堂で参拝をしたので止めときました。
←前頁「大岩観音」へ 次頁「鳥追観音」へ→
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
以下、広告です。