「安房国札34観音霊場」の24番札所「延命寺」は、里見家と関係の有る由緒正しい寺らしいが、あんまりパッとした面白い物がない。
いえね・・札所「延命寺」は大きく立派なんですがね・・ただ、それだけなんです。
境内敷地内には、天然記念物「ビャクシン」という木があり、たぶん木のネジレ具合が、何とも言えんくらい良いのでは・・・と愚考する。
観音堂は延命寺・本堂と別の所に有り、そこの石仏が手をかざして遠くを眺めてる姿をしており、珍しいなぁ・・と思ったら、下に踏んづけられながら頬杖してる子供まで居ました。
あっ・・これはアマノジャクを懲らしめている石仏だったのね・・σ(*_*)は、子供が遊んでるのかと思った。
「安房国札34観音霊場」の23番札所「宝珠院」へ行く時、先に自転車を漕いでた越後屋が、黙って道を曲がって走り去って行きました。
あらら・・どこへ行くの?・・置いてかないでぇ・・と思ったら、そこに札所「宝珠院」入口看板が有りました。
ワタシャ近眼で看板が見えなかったもんだから、ついつい・・日頃の行いからコンジョナシなモンで愛想つかされちまい、置き去りにして捨てられ、逃げられちゃったのかと思ったでぇ。
捨てないでね・・・愛してるから・・(心がこもってないけど)
「宝珠院」の堂は古びていて良いのだが、周囲の草地空間が広すぎる。
「安房国札34観音霊場」の2番札所「新御堂」の場所は、地図でだいたいの場所はわかりますが、正確な場所はわかりません。
23番「宝珠院」からは越後屋に捨て逃げされる事もなく一緒に出て、橋近くの店のオババに「新御堂」の場所を聞きました。
店のオババは「神社が有るので、それを右だとか・・左だとか・・」と言ってたような気がしたので行ってみるとT字路付近には確かに神社が有った。
地図では「蔵敷」集落内を突っ切るように破線の道が掲載されおり、行ってみると「行き止まり」のような感じです。
引き返して元のT字路付近で、庭の手入れをしているトッツアンに聞くと「昔からここに住んでないのでわからん。集落に入って聞いた方が良い。」と言い、神社前の道は、集落の中に入るというよりも、集落の外側に沿って道が有る感じです。
まぁ、いいか・・・と思ってその道を行くと、そのうち「亀ケ原八幡神社」前に出たので、だれか居ないかと思って付近を見渡すと、その近くに堂と思えばそれらしい物があります。(一番上の写真)
近くで畑仕事しているジイヤが居たので聞いてみると、それが探していた2番札所「新御堂」でした。
そこで礼を言って別れるつもりだったが、ジイヤはしっかりと自転車を引き留め・・・「ワシは檀家でも何でもないが、遠くから来られたので、この寺の云われを話してあげよう。」
ほほう・・どんな、カワイソーな云われの話なんじゃろう・・
「今は堂がここに在るが、昔は山の中腹に有った。 トシヨリも多くなったので、ここに堂を移したのじゃ。」
まあ・・よお~有る話だわなぁ。
さらに話が、どんなオトロシイ、カワイソーな話に発展するかと思い、ワクワクと期待して聞いてたが、どおでも良い畑の話に発展しちゃい・・・あちゃあぁぁ~・・・「畑では・・・年貢が・・・ブツブツ・・・」
適当に相槌を打ちながら、いつ話が終わるかなぁ・・と心配し始めてると、ちょうどジイヤの家族が迎えに来てくれて・・・助かったあぁぁ。
「新御堂」には、土地所有移動の「公示」が貼ってあり、ジイヤが言ってたのはこの事だろう。
知らない人がこの「公示」を見れば、「新御堂」で土地関係のモメ事が有って売り飛ばされちゃい、問題になっとるのか・・と思うかもしれん。
す・・すみません・・・題名の「云われ」は、これだけのツマラン話です。
参拝後、車道に出る所に「新御堂」の標識が有り、車で来る人は、わかるかもしれんが、σ(*_*)のように狭い道を通って来る者には、わからんかったでぇ。
「新御堂」への目印は、「亀ケ原八幡神社」へ目指して行けば、その隣に有ります。
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