車道を上がった飛騨三十三観音霊場の33番札所「千光寺」門付近には花壇が有り、色とりどりの花が咲いており、寺にしては、こおいう派手な花が咲く花壇は珍しく、普通は、もっと地味な落ち着いた花を植えると思うが、これはこれでキレイに手入れしてありました。
「円空博物館」は、休みで残念。
33番「千光寺」本堂前を通り過ぎて奥の方へ行くと、先程、オッチャンの目を盗んで何とかして階段の崖を上がってやろうと思ってた階段が有り、下りれないように柵がしてあります。
倉庫のような建物が有り、「両面宿儺堂」と書いてありますが、実は「両面宿儺(りょうめんすくな)」つうもんが何かわからず、31番「善久寺」の箇所をHP書いてる時に調べて初めてわかりました。
はい・・当然、二つの顔と8本の手足を持ってるなんて知識もありませんでした。
建物の内部を覗けたので見ましたが、大きい石仏?・・・と言うか日本武尊のようなカッコウしており、この時は何やら神様みたいモンだろう・・程度にしか思わなかったのです。
越後屋が「建物の裏からも見れる」と教えてくれたので見ましたが、正面から見たのと、ほとんど変わらず、何で顔がこっちにも有るの?・・という感じでして・・すんまへん・・・f(^_^;)ポリポリ・・・。
しかし、この「両面宿儺」が善久寺や千光寺の開祖だったんですねぇ。
だいたい「両面宿儺」という単語自体、知らない人が多いと思うが・・・えっ?!・・・知ってましたか・・す・・すみません・・・どうぞ、好きなだけブッてください・・・(/_;)シクシクシ・・・
改めて「二つの顔と8本の手足を持つ」と言われれば、オトロシそうな姿・形を思い浮かべますが写真を見ると、とてもそんなオトロシそうな顔に見えず、柔和な顔をしてます。
日本書記には「両面宿儺」を「皇命に逆らう悪いヤツ」となってますが、飛騨地方の伝説では、土地住民に優しい思い遣りのある人となっています。
「千光寺」観音堂の外で参拝して、庫裡入口には「堂内拝観入口」の看板が有ります。
玄関に入って声を掛けると、下北半島の「どこぞの寺」のように「何しに来た・何を参拝するのか」とドナラレる事もなく、親切に「どうぞ」と言ってくれ、写真も本尊さん等以外はOKでした。
玄関には「志」の三方が置いてあり、西国33観音霊場に多く有る有名観光寺のように「拝観料・・いくら!!」という金儲け主義ではありません。(^O^)
σ(*_*)は、どうも拝観料というのが気にいらず、巡礼していて最初の一度目は仕方なく入るが、二度とその寺の中へ入る気はしない。
千光寺のように「志」としていると、素直に感謝の念を込めて、応分の小銭を入れる事ができます。
「志」とするか「拝観料」とするかで、寺の姿勢が、よぉ~わかりますなぁ。(^O^)
「千光寺」堂内は、いかにも禅宗らしい屏風やら何やらが有ります。
廊下に「倍賞美津子」の遍路姿の写真が飾ってあり、おぉぉ・・・懐かしい遍路姿じゃのおぅ・・・この飛騨三十三観音を巡礼された記念写真じゃろおか?
そおいう事に関しては、たいてい何でも知ってる越後屋が「円空という映画があった」と言い、そおいえば有ったかもしれんと思ったら、側に「あらすじ」が書いてありました。(^O^)
先程、外で参拝した観音堂内にも入れ、天井に竜の絵が書いて有るらしいので見上げたが、暗いのとカスレているので形がよぉ~わからん。
それでも天井に小さい穴があいてるなあ・・と思った所が竜の目の部分らしいので、それを頼りにデジカメで撮ったらそれでした。
「千光寺」玄関の棚には網代笠とカンジキが置いてあり、托鉢してるのでしょうか。(一番上の写真)
帰る時に「どうも、ありがとうございました」と中へ声を掛けると、わざわざ出て来てくれました。
ホンマに、下北半島に有ったどこぞの寺とは全く違うなぁ。(^O^)ナハハハ・・・
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