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巡礼日 2014.11.23 掲載日 2015.4.10
河津川の支流沿いに有る緩やかな上り道を行くと、「伊豆国横道33観音霊場」の17番札所「南禅寺」の看板が駐車場に有ります。
観光バスが一台停まっており、案内看板を見ると、ここから山の中腹に有る札所「南禅寺」までは「急坂」と書いて有るので駐車場に自転車を置きました。
それでも体が弱い人には、「急坂」を歩かせるのは気の毒なようで、別に専用車道も有ると書いてあります。
案内看板に書いてある通りの「急坂」を「ヒーコラ・・」言いながら上って行くと、観光バスの団体が下りて来て「もう少しですよ」と声を掛けてくれました。
「伊豆国横道33観音霊場」の17番札所「南禅寺」堂扉は開いており、入ってみると木造の写真がズラッ~・・と飾ってあり、ホンモノは境内に有る「展示館」で公開されているらしい。
「展示館」では尺八が吹けないだろおと思ったので、写真の前で参拝した後、「展示館」で300円払って説明(茶色の文字)を受けました。
山津波で仏像が埋まり、それを掘り起こしたもので、だいぶ虫食いや破損しているが、平安時代の物だそうな。
拝見すると、越中霊場の国分寺跡にも、よぉ~似た虫食いだらけの仏像が、端っこの方に置いてあったが、あれも平安時代の物だったのだろうか?
ここの展示館と違って、ホコリだらけで、えらい粗末に扱われていたが・・・
正面の薬師如来は一度盗まれて、群馬の愛好家の手に渡ったらしいが、買い戻したのだそうな。
堂の中から重さが80kも有る仏像を、どおやって麓まで運んだのか不思議がってました。
そのドロボーも「ムショ」の中では良い目に遭わなかったらしく、出所してから、ここへ謝りに来たらしい。
そお言えば対馬からフツゾーを盗んで行った、ユスリ・タカリのうっとおしぃ隣国のドロボーはどうしたのかな?、早くブツゾーを返せ。!!
「展示館」入口では、秋祭りのイベントだそうで「伊勢エビ味噌汁」の無料サービスが有り、飲んでみると・・うん・・やっぱり伊勢エビの味がして美味かった。
しかも、あぁたぁ~・・・驚くでねぇ、伊勢エビの半身が入っており、やる事が太っ腹でんなぁ。!(^^)!
17番札所「南禅寺」へ来た先程の観光バス団体も、御馳走になったのじゃろうか?
時刻は3時半頃で、どうせ時間的には、もう客が来ないだろうしぃ・・・。
鍋には、まだかなりの汁が残ってたのを、しっかり見たしぃ・・。
と思ったので、伊勢エビ味噌汁の「もう一杯お代わり」を要望すると、係の人が喜んで入れてくれました。
ついでに残ってる伊勢エビも2・3匹入れてくれ・・とは・・さすがに気弱な性格がジャマしちまって、よぉ~言えなかった。
ホンマは、もんのすごく言いたく、黙っていても入れてくれないかと、これまた、もんのすごく秘かに期待してたのだが・・・(^O^)
でも、ここで伊勢エビの味噌汁を飲むとは思わなかったので、良い想い出になりました。
店で頼むと500円以上・・いや・・1000円位は取るだろおにぃ・・
そろそろ夕暮れ時、自転車を漕ぎながら国道を下田まで帰りましたが、車がすぐ横を通るので、おっかなかった。
「白浜」海岸は、昔と違って浜が狭くなったように思い、もっと広々としてたと思う。
でも砂質は当時と同じ細かい砂で、夕暮れでなければ、もう少しゆっくりと想い出にひたりたかった。
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