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2015.9.28 巡礼 2016.9.16 UP
大野下駅まで車で行き、そこで自転車を降ろして組み立て、暑いので汗がダラダラと出てくる。
このクソ暑い日中で汗を流しながら自転車を組み立ててる時に、近所のオババが珍しがって話しかけて来るので、余計にイライラして来た。
はい、敬老精神なんて、その時にはコレッポッチも無く、ただ急いで自転車組立を専念するだけ。
面倒なので越後屋に相手させ、後で聞くと越後屋も、自転車の籠カバーを取り付けている時に話しかけられてイライラしたらしいが、話相手はしてました。
そんな事も知らずσ(*_*)ら夫婦を見ながら「夫婦ケンカするのも、まだ良い。今はケンカする相手もいない。」と言ってたらしい。
そおかもしれんなぁ・・・オババは、サミシクて話し相手が欲しかったのかもしれん。
大野下駅駅で車の駐車代380円を払い、自転車に乗って「第二次・九州西国33観音霊場」巡礼に出発。
途中で「菅原神社」の境内に入ってみると「三猿」が飾ってあり、神社にこんなのがあるのは珍しいでんなぁ・・どおいう主旨で奉納したのだろうか?
「九州西国33観音霊場」の15番札所「普光寺」へ行くのに、どの道を通ろうか・・と計画段階でだいぶ迷いました。
一番坂道が少ないのは、国道沿いに大牟田市へ出て15番札所「普光寺」へ行くコースですが、距離が長いし車に脅かされ、景色も面白くなさそうなのでヤンピ。
次いで車が少なさそうな山際沿いに走り、「増水」付近の自転車専用道路を走って大牟田市経由で札所へ行くコースですが、これも距離が長そうなので、やっぱりヤンピ。
最終案を調べてみると「三池街道」が途中より道筋になっており、どうせならばこれにしちゃおう・・ただし小さい山越えがいくつか有り、自転車を押す可能性がある・・けど、これに決定。
実際に三池街道を行ってみると、思ったより坂道が多く、自転車の押し歩きが多かった。
ほとんど日陰の無い道を、1時間ほど自転車で走ったり押し歩いたりして道端の木陰で一休み。
動きたくない・・・グダアァァァ~・・・
集落の中に入ると、立派な門と立て札が立っており、旧家の説明かな?・・と思って読んでみると「御成門」と言って、ここで細川藩主が休憩した場所の門だそうな。
へえぇぇ・・さすが三池街道・・・チッコイ集落の所でも殿様が通って休んでいたんですなぁ。
やがて川上に二重橋が見え、おぉぉ・・そお言えば下調べの時に、三池街道の道筋に「岩本橋」という石の二重橋が有って、どうたら・・とネットに書いてあった。
駐車場に「荒尾ときめき市組合」の生産品の売り場が有り、岩本橋を見るのは後にして、何か冷たいモンを・・と探したら、ナイロン袋に入った「かき氷」が60円で売っており、おぉぉ・・安い!!
今時100円以下で買えるモンなんて、そんなに有りまへんでぇ。
ナイロン袋の端を歯で食いちぎって食べたり、頭や首筋に押し当てて冷やしたり・・おかげで少しは体が冷えました。
これを書いてる時に製品名は何だっかな?と調べると、どおやらこの「かき氷」は九州独特の物らしく、その名もズバリ「かき氷」でした。(^O^)
へえぇぇ・・知らなかったなぁ・・そお言えば本州では見かけ無かったかもしれない。
以後の「九州西国33観音霊場」巡りをした時には、店にこの「かき氷」が有れば買って体を冷やし、お世話になりました。
「岩本橋」は、なかなか重圧な石造りの橋で、キレイに保存されており見応えがあります。
「岩本橋」を出発して、まもなく道端に掲示板が有り三池街道の略図が書いてありました。
略図は見にくかったですが、どおやら旧三池街道は県道ではなく、そこから他の道を行くらしいが、そのまま県道124号線を行きました。
「茶屋原」付近から県道が狭くなり、以後も狭い道が続き、こんな狭い道で良く県道だなぁ・・町道程度と思う狭さです。
この付近に「三池炭坑」が有ったらしいが、場所がわからんので、そのまま行きました。
県道から脇道に逸れて15番札所「普光寺」へ行く四つ角に、無人販売が有り100円の袋入り蜜柑を買いました。
途中の道端に「弁慶の足跡がどうたら・・」と書いた看板が有ったので、野次馬コンジョ出して、そこの土手を上がりました。
石がゴロゴロ転がって石仏らしい物も有り、看板に「弁慶の足跡」と看板が立っていますが、弁慶の足跡を見たが何をどう見れば足跡になるのか、よぉ~わからん。
そこらに転がっている石に足跡が付いてるのかと思ったが、どれも足跡なんか付いておらず、大きい石の中が窪んでおり、まさかそれが「弁慶の足跡」?・・・これを書いてる時に調べたら、その「まさか」でした。
せめて窪みを彫るならば、5本指の形も彫ってあったら、おぉぉ・・・!!と感心したのにぃ。
近くに「歴代三池藩主墓地」というのが有り、行ってみると、地震でも有ったのか灯籠が倒れています。
かなりの坂道になり、よっぽど途中で自転車を置いて歩こうかと思ってると「九州西国33観音霊場」の15番札所「普光寺」の長い石段がありました。
階段を上がった所の入口にあるトイレで、水を頭から被ってる人が居たのでマネしたら、この辺まで来ると暑さと疲れで、だいぶフラフラしていたのがスッキリした。
「普光寺」境内には観音堂があり、側には石仏がズラッ~と並んでおり尺八参拝。
賽銭箱の横に大きい黒い箱(納札箱かな?)が有り、紙に「あなたに全ての良き事が雪崩の如く起きます」と貼ってあり、「雪崩の如く」という表現が、これまた太っ腹ですなぁ。(^O^)
「普光寺」境内に「なまず堂」と言うのが有り、真ん中に枯木の太いのがデェンと置いてあり、その前から水がチョロチョロ流れており霊水らしい。
効能は皮膚病とかに利くらしいが、枯木とか「なまず」の云われがわからんかったので、できたら気が遠くなるようなアリガタイ伝説でも書いた説明書きが欲しかった。
この普光寺は「梅」が有名らしいですが、最初は梅がどこに有るのかわからず、下界を眺める所まで行った所に「臥龍梅」の石碑がありました。
今は梅の葉が青々としてたので、あんまり素晴らしさが、よぉ~わからんかった。
「普光寺」から、今日の終点予定地「瀬高」駅までは、三池街道を行っても狭い道だと思い、車が走っていても走りやすい国道に出ました。
途中、虚無僧寺跡「劫月院」へ寄りました。
国道を走るのも長かった・・・ケツは痛いし、疲れるしぃ、日帰り温泉を探したら、もう終わってたしぃ。
やはり船で寝不足になったのと、旅行初日で体が慣れていないため疲れたのでしょう。
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