海上自衛隊の大湊総監部前を通り、「城ケ沢」集落へ自転車を漕ぎます。
国道沿いには、広い敷地の弾薬整備補給所が有り、この付近になると車の通りも少なくなりました。
海の近くなので、停泊している護衛艦が見えないかなぁ・・と思ったが、海側は樹木が生えており見えず、野次馬コンジョ的に見たかったが、国防上のためにも見えない方が良いのかもしれん。
「新城ケ沢」まで坂道を自転車を押して上がって一息ついた時に地図を見ました。
予定では、そのまま国道を通って田名部海辺33観音霊場の2番札所「清澤寺」へ行くつもりでしたが、自衛隊敷地に沿って「城ケ沢」へ行く道があります。
よっしゃあぁ・・ひょっとしたら自衛隊が何かやってるオモロイモンが見えるかもしれんと思い、予定変更してそこを通る事にした。
しかし、道沿いの敷地には柵がしてあり、自衛隊がイヤになった脱走者が逃げたり、怪しいモンが入れないようにしてあり、敷地内はただ広い野原が有るだけで、オモロイモンは何も見えなかった。
車の通りはさらに少なく、散歩している人と行き違っただけです。
道沿いに「城ケ沢ねぶた会館」の看板が有り、言っちゃあぁ失礼だが看板が無かったら、何の変哲も無い畑の作業小屋と間違うかもしれず、扉は閉まっていました。
帰りに「城ケ沢」の同じ道を通った時には開いており、小屋の中では「ねぶた」を小学生の子供も含めて4人ほどの人が一生懸命に紙を貼っています。
挨拶をして写真を撮らせてもらい、「ねぶた」について少し話しを聞きました。
「ねぶた」は針金で立体系の形を造り、その針金で作った一つの形ごとに、紙を形取りして切り、それを糊で針金に貼り付けるそうな。
うわあぁ~!!・・・初めて製作工程を見たけれど、気の遠くなるような、もんのすごく手間がかかるんですねぇ。
こんなの一人でボチボチやってたら、1年くらいかかるかもしれん。
まず、「ねぶた」の形を針金で立体系を作るのも難しいと思う。
適当に、この位で良いや・・と針金をチョキンと切ったり、折り曲げたりしたら形が崩れちゃうので、常に全体を意識しながら作らにゃアカンだろなぁ。
直線だけで作るならば簡単だろおが、曲線と奥行きを出すのが「ねぶた」制作者の腕の見せ所でしょう。
紙を貼るのも貼りやすい所から、適当に貼っちゃうと後で、あらら・・ここをどおして貼ろうか・・まさかツギハギしちゃえ・・というワケにもいかんだろおしい。
これを作るのに3ケ月位かかり、祭りが終わったら壊すそうです。
ううむうぅぅ・・・もったいない、せっかく一生懸命に時間をかけて作ったのにぃ・・
実は「ねぶた」というのは青森市の「ねぶた」が有名なので、青森市内独自の物だと思っていたのです。
なので、同じ青森県内でも他では「ねぶた」を作ってないと思ってたんですが、地方にも「ねぶた」が有ったんですねぇ・・・一つオリコウになった。
「城ケ沢小学校」まで来て、何気なく空を見上げると・・・おぉぉぉ!!・・・乱れる事もなく、見事なる編隊を組んだ渡り鳥?が飛んで行きます。
東北地方は寒いので、今から北へ帰る白鳥なのでしょうか?だれか知ってたら教えてね。
田名部海辺33観音霊場の2番札所「清澤寺」は8時過ぎなのに、まだ扉が閉まっていたので1曲だけ吹きました。
「城ケ沢」の集落を抜けて国道と合流する所に「城ケ沢海水浴場」があり、なかなか広々とした海水浴場で、景色も良い所です。
その後は、海沿いの国道を自転車漕ぎながら、エッチラ・オッチラ・・・と・・
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