「角違」の郵便局と店が並んでいる日陰で、買ったアイスを食べながら一休み。
目の前に神社が有り、ボオッ~と見ていると、巡回バスが来て老人が乗り込んで行き、デイサービスにでも行くのでしょうか。
国道はほとんど陸奥湾沿いに通っており、遠くに津軽半島が薄く見え、さすが地理的に、北海道は見えんかったが・・・
「袰川」に入る手前の、ゆるい坂道を上がった所に休息所が有り、先に行ってた越後屋が案内看板を見てました。
休息施設が完成してから、まだ新しいためか地図には載ってなく、ここは車中泊に良いかもしれん。
「川内」の街並みに入り「川内橋」を渡り・・・、たぶんこの付近だが・・と思って、川沿いの最初の横道の通りを見ると、越後屋が「あそこに白い幟が立ってる」と言います。
行ってみると、その奥が田名部海辺33観音霊場の27番札所「仲崎観音堂」でした。
「仲崎観音堂」の場所はネットで調べた時に、サイト毎に地図で違う場所が示されたので、どこに有るんじゃろ?・・と不安に思ってた箇所なので、実際の場所を示して地図をここに貼っておきます。
ちなみに、今まで巡った「むつ市内」の「田名部海辺33観音霊場」札所では、この「白い幟」に気付きませんでしたが、以後の札所には、ほとんど「白い幟」が有りました。
「白い幟」は新しく、「むつ市(が設置かな?)」が、それなりに観光目玉の一つとして「田名部海辺三十三観音」巡りにコンジョ入れてるのかもしれまへん。
27番「仲崎観音堂」の戸が開いたので、その玄関先で参拝しましたが、周囲が狭く囲まれているためか尺八の響きは、もんのすごく良かった。
玄関にはスタンプと納経用紙が置いてあり、納経帳を作る人は自分勝手に押して、その料金200円だかを賽銭箱に入れて行くシステムらしい。
留守している寺や、面倒くさそうな態度をされたり、ややこしい事をエラソーにゴチャゴチャ言う坊主と顔を合わせて、イヤな思いをするよりも、このシステムの方が、よっぽどスッキリしていて良いと思う。
ちなみにσ(*_*)は、そんな思いをしたくないので納経帳は一切作ってまへん。
人によっては納経帳をカンオケの中へ入れて、一緒にあの世へ持って旅立つそおですねぇ。
もしもσ(*_*)納経帳を作っていて、死んだ場合・・・カンオケの中へ納経帳を100冊ほど入れて埋め尽くし、カンオケが壊れるほどに無理矢理押し込んだとしても、今まで世話になった人達に対して行った罪深さは、どんなに懺悔しても消えんだろなぁ。
それでも今までの霊場巡りの功徳を認めた情け深い観音さんが、閻魔さんに「何とかしてやってくれ・・」と泣いて頼んでくれるかもしれん。
閻魔さんにしてみれば立場上「そんな事できまへんがなぁ・・」と言って断るだろおが、付き合いの有る観音さんの頼みだからイヤとも言えず、しかたなく職権乱用をしてコソッと罪一等を許す書類にハンコ押してくれるかもしれん・・・・気弱な閻魔さんだったらね。
しかし、生前のあまりにも大きい罪深さのため、磔・獄門になるところを、せいぜい終身遠島申し付け程度に変更する位が精一杯で、とても極楽で蓮の上に座って天女さんと親しく茶を飲んだりできなく、やっぱり地獄界からは抜け出せないと思う。
この先にある蠣崎「流水庵」で引き返した帰りに、「まちの駅かわうち」で休みました。
施設の中には畳の間も有り、おまけに冷水も設置されてるじゃありまへんか。!(^^)! ワア~ァイ・・
暑くて疲れていたので、休む場所に丁度良く、畳の上でゴロンすると、そのまま動きたくなくなってくる。
「まちの駅かわうち」の中に入った時、小さい女の子が一人ウロチョロしていたが、そのうちどこかへ行きました。
先に「まちの駅かわうち」へ着いてた越後屋が言うには「巡回図書館が来るのを、楽しみに待ってるのだ」と自分から言ったそうな。
へえぇぇ・・ここら付近は図書館が無いので、巡回図書館が頼りなのかな?、それにしても「巡回図書館」というのを聞くなんて懐かしいなぁ。
自転車漕いでると、空き地のような所に、屋根の下に石が有り、さぞや言われの有る石だと思ったが、「何とか百年記念」と彫ってあります。
よぉ~わからんかったが、たぶん「明治百年記念」と書いてあるように思え、どこかに松3450本を植えたらしい。
せっかく屋根まで作って大事にしてるんだから、説明看板も有れば良かったのにぃ。
正面上の彫刻は、手のこんだ作りで良かったんだがなぁ。
「蠣崎」集落に入った付近の山側に墓が見え、その付近かなぁ・・と思ってたら、クランクになってる道端に小さい「黒い看板」が有り、その方向に庵が有りました。
田名部海辺33観音霊場の「仲崎観音堂」に有った「白い幟」と同じく、これから先の札所にも「黒い看板」が車道に設置されている事が多かったが、できればゼイタク・ワガママを言わせてもらえば、もおチット看板を大きくしてくれた方が分かり易い。
「白い幟」と「黒い看板」の大きい写真は、田名部海辺33観音霊場の「地図・目次」に掲載しましたので、巡礼する方は参考にしてください。
26番札所「流水庵」も玄関まで入る事ができ、納経ハンコも玄関に置いてあり、納経用紙には「奉納経・・・・右信仰参拝者ニ授与ス」と書いてあります。(一番上の写真)
うむうぅぅ・・σ(*_*)ほとんど信仰心が無いからなぁ、すんまへん。
狭い囲まれた玄関先のためか、ここも尺八の響きは良かった。
「流水庵」の玄関先を覆う雪囲いの桟には、納札が束になって吊してあります。
1番札所で見た時は納札箱が設置されてないので、しょうがねぇから軒先に納札を縛っておいたのだと思ってたのですが、ここで初めて、この「田名部海辺33観音」霊場の「納札」風習は紐を通して吊すのが流儀だとわかった。
しかし、屋外に「納札」を紐で吊すと、風などで用紙が千切れて飛び散るような気もするが・・
紐等の準備もしてないので、これから先も納札を賽銭箱の中へ入れちゃった。
ちょうど昼頃なので、持ってきた昼食を食べ、少し休んでから「むつ市」へ引き返しました。
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