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巡礼日 2014.4.17 掲載日 2014.10.5
六十里越え・湯殿山を歩いて秋が過ぎ・・寒い冬が過ぎ去り・・翌年4月の春、桜咲く頃に「庄内33観音霊場」札所巡りを再開し、今回は自転車で巡りました。
羽前大山駅に昼少し前に着き、月山が良く見え、車に載せて来た自転車を組立ました。
羽前大山駅・待合室には造り酒屋の杉玉が飾ってあり、酒の蔵元が多いのかと思い、町内を走るとやっぱり蔵元らしいのが何軒か有り、知らなかったですが、ここは酒が有名な所らしいですなぁ。
集落のような狭い道を自転車を漕ぎ、「庄内33観音霊場」の8番札所「地蔵院」はこの付近だろなぁ・・と思いながら神社前を通り、その奥に寺の屋根のようなのが見えたが札所と違っており、その先を行くと道端に札所「地蔵院」が有りました。
なんせネットで「庄内33観音霊場」の詳しい所在地図を探す事ができず、札所「地蔵院」の位置は、たぶん付近に有る寺院の印が有る場所だろおと思い、しかも印を付けた地図の反対側の位置だった。
8番札所「地蔵院」は、思ったよりも小さい無人の堂でした。
境内の祠前には津軽霊場で見た、細長い枕のような物が、ブラ下がっており、東北地方は、こおいうのが多いのかな?
「地蔵院」の堂扉が開かなかったので、外で尺八参拝したが風が有って吹きにくく、しかも今回の巡礼に使う尺八は、いつもの2尺7寸の長管と違って、それより短い1尺8寸管を使用しており、まだ吹き慣れてません。
なんで、そんな吹きなれない8寸管の尺八を吹く気になったかと言うと、今年4月より地元の「柏崎三曲会」に入ったので、今まで長管だけを約10年以上吹き続け、その吹き方に慣れてしまってました。
なもんで普通の1尺八寸管の尺八にも慣れておかないとアカンと思い、この「庄内33観音霊場」巡りの時に吹き続ければ、ちっとは良いかなぁ・・と思ったもんでして。
いえね・・8寸管の尺八でも、即座に音が出て曲も吹けるのですが、どうしても自分が納得するような音が出ないのです。
正直言いますと6寸管も持ってますが、こっちの方は、それこそほとんど吹く機会が無いので、これで曲を吹くと、かなりヒドイモンになり、とても他人様には聞かれたくない。
それにしても民謡の人達は、歌い手により尺八をその場で替えて吹くそうだが、よぉ~出来るなぁ。
計画段階では「善宝寺」の存在は知ってましたが、庄内33観音霊場の札所でもなく、あんまり見所は無いだろおと思って予定には入れてませんでした。
が・・8番札所「地蔵堂」を出発して走ってると、途中に由緒が有りそうな五重の塔が見えたので寄ってみると、それが「善宝寺」でした。(右写真は逆光だったので補正してあります)
「善宝寺」総門の彫刻は思ったより詳細で、歴史を感じさせます。
次の山門の彫刻も立派で、中に有るのは仁王さんかと思ったら毘沙門天のよおで、ホンマはそこで引き返すつもりでしたが、せっかくなので階段を上って「感應殿」へ行ってみました。
そいで、ここまで来たのならばと、その裏にある「龍王殿」へも行くと、彫刻はなぜか白く塗られた天女さんで、狛犬には角が生えてます。
全般的に「善宝寺」の彫刻は素晴らしく、さすがに有名寺で、時間があれば一曲尺八を吹いたのですが、先が有るので省略しました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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