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巡礼日 2014.5.20 掲載日 2015.1.8
掛川市内の「東海道本線」沿いにテクテク・・・正面に線路を越えた車道が有りますが、車道へ上がる階段が有るかなぁ・・と心配したが有りました。
少し戻るようにして行くと、すぐに遠江33観音霊場の3番札所「長谷寺」が有って大きい寺です。
入口に石仏?というのか石板?と言って良いのか・・・松の下に坊さんが立った図柄で、所々赤色に塗ってあります。
赤色に塗って無かったら、それほど目を引かなかったのですが、何じゃろと思って近寄ってみると、手に魚を持っており「何やら・かんやら・・鯖一つ・・どうのこうの・・」と書いてあります。
ふうむうぅぅ・・察するに、これは四国八十八箇所霊場の番外「鯖大師」の伝説を彫った物らしく、たぶん坊さんが魚屋さんの商売繁盛を願うタグイの物では無いように思う。
この3番札所「長谷寺」と「鯖大師」とは、どんな因縁が有って、ここに奉ってあるのじゃろ?見た所では屋根付き・囲い付きだから、それなりの云われがあるようだが説明看板が無く、だれか知ってたら教えてね。
その側にチッコイ堂が有り、これが観音堂かな?・・と思ったが、正面を拝見すると地蔵さんのよおで、内部には鎌やら包丁やらの絵を描いた紙が貼ってあります。
わわわ・・・・なんじゃ、こりゃあぁ?・・ こんなオトロシイ物を貼るなんて、強盗か何かを除けるマジナイか?
入口に、この地蔵さんの云われを書いた紙が有ったので、だいぶ話を端折れば、こんな感じの事です。
「泰山地蔵大菩薩由来記 右手に鎌を左手に宝珠を持ち・・・」
あぁ・・それで鎌の絵を奉納してるのか・・それにしても、地蔵さんならば普通は杖を手に持つのだが、鎌とは珍しいでんなぁ。
どんな鎌かな?と地蔵さんを見ると、ヨダレ掛けがジャマして見えなく、わざわざ見に行くほどの信心も無い。
「子宝を得た者は、鎌・包丁の絵を奉納するのが習わし・・うんぬん・・」と書いてあるが、何で地蔵さんが鎌を持ってたのじゃろ・・その理由がわからん。
「長谷寺」本堂の戸は開き、遠江33観音霊場の札所巡りをしていると、札所の戸が「開くか・どうか・・どうじゃろな・・」とワクワクしながら賭けしてます。
開いたら「あたりいぃぃ~・・」、開かなかったら「はずれえぇぇ~・・」と言って越後屋と笑ってます。(^O^)
線路の上に掛かる車道を渡り、高速道路下を通った集落に道標が有り、おぉぉ・・この道は旧道だったのか。
道標を読んでみると「左 掛川道」と彫ってあり、別面にも「右 何とか 左どうとか」と地名が彫ってありますが、地図で地名の場所を探したが、よぉ~わからん。
遠江33観音霊場の4番札所「正法寺」へは坂道を上がり、思ったよりも大きい寺で本堂の彫刻もなかなかの物です。
境内で写真を撮ってると寺の奥さんが出てきて、「正法寺」観音堂の前でボケエッ~・・と口開けて座ってる越後屋と話を始めました。
観音堂は、堂というよりも古い宿屋のような二階建ての建物で、戸が開いて「あたりいぃ~」だったので、中に入って参拝しました。
今までは尺八吹き始めると、たいてい話しを止めて黙って聞いてくれるもんでしたが、奥さんは越後屋と一生懸命に話をしており、話好きなよおです。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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