HOME > 遍路・巡礼 > 「津軽33観音霊場」地図と目次 > 2 狛馬?
自転車で走ってると、道端に有る地蔵さんの縁日らしく旗が飾ってあり、どれどれ・・写真でも撮っておこうか・・と思って自転車を止めました。
越後屋が「この付近の地蔵さんは、2体有るんだね。 男女に分かれていて・・えっ?・・知らなかったの?
さっきの寺にも地蔵さんが有って、そうなってたよ。」
実は先ほどの札所「法眼寺」にも地蔵さんが有るのは遠目でわかってましたが、どうせ珍しくもない普通の地蔵さんか、六地蔵のタグイだろおと思って、見るのを省略してたんです。
しかし、2体有るとなると・・・道祖神のように仲良く一緒に彫ってあるんだろか?と思って、堂内の地蔵さんを拝見すると、普通の地蔵さんですが確かに2体あり、しかも服装から見るとジジ・ババに分かれてるように見えます。
この先々にも地蔵堂が有り、中を確かめると全て2体有り、やっぱしジジ・ババの服装をしてました。
津軽地方には、他には無い独特の地域宗教習慣が有る・・と地元の人から聞いた事がありますが、確かにこの地蔵さんの奉り方は津軽独特ですなぁ。
でもって、この日が地蔵さんの祭日だったのか、それとも毎日なのかは、わかりまへんが、通った全ての地蔵堂には「日の丸」旗や色とりどりの「地蔵菩薩」幟が立ってました。
「温湯」温泉入口ゲートから町内へ入って行くと共同浴場「鶴の湯」が有り、鶴が飛んでる絵が描いてあります。
付近の家に、コケシ形の提灯を軒下に有るのを見つけたので、おぉぉ・・青森と言えば「コケシ」だわなぁ・・コケシ屋さんかな・・と思いましたが、家の造りを見ると昔の旅館風で、今も営業してるのでしょうか?
夜、このコケシ提灯を点灯すれば、古い街並みなので情緒が有ると思いアイデア賞もんですねぇ。
通り過ぎる時に「客舎」という看板が掛かっており、ここら付近の旅館・ホテルの事を「客舎」と言うらしい。
ちなみに「温湯」という字を「おんゆ」と読むのかと思ってましたが、帰ってネットで調べてみると「ぬるゆ」と読むらしい。
他の温泉街のようなケバケバしい派手さが無く、どちらかと言うと、むしろ寂れた地味な感じがしましたが、たぶん・・・ホンマモンを追求する温泉ツウの人には一度は来たい場所でしょう。
浅瀬石川の橋を渡って、その付近に「白山姫神社」が有るはず・・と思ったら、越後屋が先に案内看板を見つけました。
「白山姫神社」の赤い鳥居を潜ると、大きなイチョウの木の下で、草刈りをしたらしいジジ・ババが休んで座っており、老人会の勤労奉仕でしょうか。
挨拶して津軽33観音霊場の27番札所「袋観音堂」の場所を聞くと、山の奥でけっこう距離が有るらしい。
境内に「津軽33観音」の石碑が有り、その付近に小さい馬のマスコットが置いてあるのが微笑ましい。
農道を山方面へ行くと再び鳥居があり、近くに狛犬ではなく狛馬でした(一番上の写真)。さすが津軽独特・・・・「狛馬」と言うのか、どう言う名前なのかわからんが、始めて見たでぇ。(^O^)
馬の頭付近に付ける手綱も、キチンとした紐の結び方(だと思う)で取り付けてあります。
ヨダレ掛けやら・・・鈴やら・・寒かろうと毛布?も掛けてあり・・・おまけに首周りには納札まで付けてあるもんだから、ひょっとしたら、これが本尊さんか?と思っちまった。
参道はコンクリ坂道で、けっこうキツク、途中に清水がドバッ・ドバッ・・と出ているのを飲んでみると冷たくて美味しかった・・甘露・・カンロ・・!(^^)!
やがて鳥居と共に「日の丸」の旗が飾ってある白山姫神社に到着。
境内には「狛犬」も居ましたが、当然「狛馬」も居ました。
「狛犬」には何も飾ってないが、「狛馬」には、しかっり飾りがしてあり、ここでは「狛犬」よりも「狛馬」の方が大事にされてるらしい。
尺八吹いて参拝しているとトッツアンが参拝に来ましたが、σ(*_*)の尺八が終わっても、まだ拝殿前で何か祈ってました。
家で飼ってる馬が、これからも元気で働いてくれるように祈ってたのでしょうか・・・
納札は神社横に紐が張ってあり、洗濯物を干すように、それに取り付けるようになっており津軽独特です。
写真を撮っていて気が付いたのですが、あのトッツアン、神前に酒とニンジン2本備えて行ったのですねぇ、さっきまでは無かったもん。
改めて「狛馬」を見ると、1本づつ「ニンジン」が置いてありました。
帰りの下り坂道もキツクてヒザが痛くなり、後々までこれが響いた。
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