今日の予定していた津軽33観音霊場巡りで時間が有ったので、車で岩木山麓の「赤倉」集落へ行きました。
たぶん青森県以外の人は「赤倉」集落と聞いても、どこに有るのか場所さえ知らず、また聞いた事も無いと思われる小さな集落です。
何でそんな有名所でもない集落へ行ったかと言いますと、ここは「独特の宗教観の有る集落」らしい・・と、言っても、今流行している新興宗教の統一教会とか・オウムとか・何とか学会とか・どおたらの塔のように、ウソこいて強引に勧誘し、家族や親しい人を泣かせるような胡散臭い宗教ではありまへん。
なんつうか・・「イタコ」と、よぉ~似た「カミオロシ」の集落と言った方が良いのかな。
それも集落の一軒毎に「カミオロシ」の人が居て、その一軒づつが神社になってるらしく、詳しい事は「珍寺大道場」というホームページに掲載されてます。
「津軽33観音霊場」を巡る下調べの際に見つけたのですが、この「津軽独特の・・」という単語には、アホなσ(*_*)が完全にシビレちまって、そりゃあぁ・・どんな所か、どおしても・こおしても絶対に行ってみないと・・
「赤倉霊場」という別名まで有るらしく、今までそんな霊場が有るなんて聞いた事もなかったが、そのスジ関係者ではかなり有名な霊場のよおです。
まずは「赤倉」集落入口付近にある大石神社の鳥居を潜った所に駐車場に車を止め、そこから「赤倉」集落まで歩いて行くつもりで杖を持ちました。
この駐車場は岩木山登山する人が駐車として利用するよおで、大石神社の参道を行くと、正面に拝殿が見え、境内には馬を奉納する小屋まで作ってあり、しかも一頭だけでなく数頭納まっているのも有ります。
ちょっと見た目には、馬小屋が立ち並んでるのかと思う・・・さすが、津軽独特・・・。
大石神社の奉納額には、馬の絵が有るのはわかるとしても、白蛇の図柄もあり、なぜか白蛇のデザインが一緒のような気がする。
境内をウロつくと「竜神御鎮座所」と書いた杭が有ります。
さぞかし龍神が昼寝でもしており、神霊が漂うようなスンゴイ雰囲気の所だろなぁ・・と思って、杭の後ろに有る川を見たが・・・・ううむうぅぅ・・失礼ながら、普通の沢みたい感じ・・・すんまへん。
「赤倉」集落へ行こうとすると、霊水が出てる水汲み場に居たオバハンが「この水を飲んで、力をつけなさい」と言うので、お言葉に甘えて柄杓の場所を教えてもらい、先程からトッツアンが水を汲んでおり、オバハンがそれを叱りつけて親切に割り込ませてくれました。
見れば軽トラ荷台一杯にペットボトルを積んでおり、一生懸命に汲んでるのに、すんまへんねぇ。
きっと、カカア天下なのでしょう・・カワイソーですねぇ・・思わず涙がこぼれちゃった。
トッツアンが「これから上るのか(たぶん岩木山の事)?」と聞くので「赤倉集落へ行こうと思ってます」
「けっこう(距離が)有るよ」「近いと思ってたのだが・・」
「歩いて10分くらいかな・・車で行けるよ、止める場所もある。」と言うので車で行く事にしました。
これを書いてる時にわかったのですが、大石神社後ろに本殿があり、その後ろに御神体の大石が有ったらしい。
惜しかったなぁ・・・、どこかに書いて有れば良かったのだが・・・そお言えば今思うと、参拝客がなぜか神社後ろの方へ行ってました。
「赤倉」集落へ行ってみれば、なるほど距離があり、暑い中を歩かなくてすみました。 ありがとさんです。
「赤倉」集落入口の道端に車を置き、やたらと鳥居が有り、それも立っている方向がそれぞれ違っており・・さすが、津軽独特・・・と、再び認識。
日教組とブツゾードロボーの隣国の人達が嫌ってる日章旗を掲げている鳥居には、「赤倉山神社」の碑が建っているが鳥居の額を見ると「赤倉神社」・・・ん?・・「山」が書いて無いでぇ。
それにしても隣方向に神社が有るのですが、何でそっち方向へ鳥居を作らなかったんだろ?・・さすが津軽独特・・と思いながら、とりあえず隣の神社へ行ってみると「津軽赤倉山神社」と書いてあり、中を覗くと天井に一杯草鞋がぶら下げてあります。
どおやら「津軽」という名前が付く神社と、付かない神社が有るらしい・・・おぉぉ・・さすが津軽独特・・と再び感心。
境内?には4本の鳥居が、別方向の研修場のような建物に向かって立ってます。
側に石碑が建っていたが、表面が磨かれ過ぎて鏡のようになっており、彫ってある字が、よぉ~読めず、何が書いてあるのか、わからんず、むしろ自分のボオッ~としている恥ずかしい姿形の方が、反射してよぉ~写ってました。
道を進んで「赤倉山神社」へ行くと、幕の紋が「卍」なので寺なの?、入口の柱には龍が巻き付いており、拝殿の中に入って、一曲尺八を吹いて参拝しました。
吹き終わると、たぶん待っていたのでしょう、男の人が2人入って来て「こんにちわ」と挨拶して、「明日は、この辺まで片づけて・・・、どうたら・こうたら・・」と何か打ち合わせを始めます。
後で看板を見ると、明日は「夏季大祭」らしく、関係者が準備・打ち合わせをしてるよおで、どおりで旗とか幟が立ち並んでおり、いつもこのようなのか・・と思ってたが、そおでもないらしい。
付近を散策すると、思ったほどの大きい集落ではなく、ガッカリ。(一番上の写真)
普通の小屋というか・・そんなのがポツン・ポツン・・と有るだけで、あんまり神社らしい雰囲気は無く、普通の過疎集落です。
それでも、小屋入口の上に鬼の飾りが有る家が一軒有り、祠には、お相撲さん・行司の石仏?が納まっており、こんなのは初めて見た。
石像が立ち並んでる所に武将の像が有り、どなたさんか?と思って見ると「坂上田村麻呂」で、へえぇぇ・・・ここまで攻め上って来たのかなぁ。
川に橋が掛かっており、それ以上行っても何も無いと思い引き返しましたが、ホントはこの先にも集落が有ったらしく惜しい事をした。
土産物屋も無く、静かで簡素な「赤倉」集落の霊場でした。
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