津軽33観音霊場の19番札所「義経寺」へ行くと、そこの駐車場付近の崖・・というか岩場に、穴が3個開いており、昔はこの付近まで波打ち際で浸食されちゃったんだろなぁ。
この岩に上がれるのか、わかりませんが、ヒマだったら上がってみるのだが・・・「厩石」の看板が有り、石というよりも岩という気がする。
19番札所「義経寺」は寺名の通り、義経伝説が有りましてなぁ。
ここまで落ち延びた義経一行は、蝦夷地へ渡ろうとしたが、何が気にいらんのか、だれかの行いが悪かったのか海が荒れていて渡れません。
そこで義経が「厩石」の上に持ってきた観音さんを置き、そこへキレイドコロも呼んで、主従共々に酒盛りのトンチャン騒ぎを三日三晩したそうな・・・あっ・・良く見ると違ってた・・・何とか蝦夷地へ渡してくれるよう、マジメに祈ったそうな。
すると、ああぁ~らあぁぁ~・・・不思議・・翌日海が穏やかになり、三つの岩穴に馬が、それぞれ繋がれており、義経達は無事に蝦夷地へ渡ったそうな・・メデタシ・メデタシ・・。
あっ・・トッツアン・・話しの続きがまだ有り、まだ終わっておらん・・あわてて帰るな。
義経が置き忘れていった観音さんは、持ち主が取りに戻って来てくれるかと、毎日、泣いて待ち続けていましたが来ません。
やっと円空さんが泣いてる観音さんを発見してくれ、それが義経寺の始まりだそうて、ちなみに「義経寺」は「ぎけいじ」と読むそうです。
駐車場から義経寺へ行ってみると、九十九折りの階段が有り・・ゲッ!!・・ヒーコラ言いながら階段を上り終わった所で、尺八を車に忘れてきたのを思い出し、しかたなく取りに戻りました。
この暑くて、疲れてるのて゜、もお・ホントは、尺八参拝を省略しちまおうかと心底思っちゃいました・・なんせ信心が足りんモンでして・・。
山門の柱に有る紋は、さすがに源義経ゆかりの笹竜胆です(一番上の写真)。
しかし惜しいなぁ・・・せっかくの紋が、錆止めペンキでサッと塗ってあり、手を抜いた作業状況が、よぉ~わかりますなぁ。
せめて、紋の形に配慮して、そこだけ紋を潰さないように塗ってくれれば良かったのだが・・・
「義経寺」内では法要しているのか、本堂の方から盛んに「ナマンダブ・・」の読経が聞こえます。
「燈明の松」の説明看板が有り、境内に生えてる大きな木かと思ったら違っており、山門付近に根だけ残ってるのがそれで、雷が落ちて枯れたらしい。
明日は「義経寺」近くの「三厩駅」まで汽車で来て、自転車で津軽33観音霊場巡りの続きをするつもりなので「三厩駅」へ自転車を下ろしに行きました。
車から自転車を降ろそうとすると、自転車置き場で自転車を分解しているトッツアンがいたので、挨拶して「日本一周ですか?」 「いや、林道を走ってる」
「σ(*_*)らは、明日ここから海岸沿いに青森市まで自転車で行くつもりです。」
トッツアンはニヤリと笑って「キツイですよ。」
「そんなにキツイですか?」 「海岸周りはアップダウンが多く有り、県道14号線の峠越えの方が良い。」
地図で見る限り、多少のアップダウンは有るだろおが、そんなに泣くほどキツイと思わなかったが・・・
それを越後屋に話すと、「あらあぁ~・・キツイのはイヤじゃ・・、どうする・こうする・・ウダウダ・・グズグズ・・」と言い始め・・ええいいっ・・ウットオシイ!!。
「自転車で行くのがイヤだったら青森市で待っていろ、σ(*_*)一人で行くから。」 「青森で、どうやって時間をつぶせば良いんじゃ」
何でσ(*_*)が、このクソ忙しい時に、越後屋のヒマつぶしの事まで考えてやらにゃアカンのじゃ、そんな事くらい自分で考えろ・・・子供じゃねえんだから・・・ホンマに泣きたくなってくる。
トッツアンは「後悔しますよ。」と、笑いながら脅かしたが・・きっとσ(*_*)らの自転車が、ママチャリなもんだからシロウトと思い、キツイと言ったのでしょう。
念のため明日の自転車で行く海周りコースを、車で通って「油川」まで行ったが、そんなにキツイと思わなく普通の道のよおで、翌日走ってみましたが、やっぱりそんなにキツイとは思わなかった。
油川で車中泊する予定にしており、油川駅へ明日の汽車時間を見に寄ると、今晩は「油川ねぶた」祭りらしく、オバケの「ねぶた」が通って行きます。
日帰り温泉へ入る前に見物しよおと思ったが、越後屋は「疲れたので行かない」と言い、珍しいなぁ・・あいつはタダだったら、どんな物でも喜んで見に行くのにぃ。
祭り会場へ向かう家族連れのオババに、祭りの様子を聞くと、「ここが「ねぶた発祥の地」だから、青森ネブタよりも早く始まる。」
えっ、ここが「ねぶた発祥地」だったの?・・知らなかったなぁ。
これを書いてる時にネットで調べると、文献に表れてる最初の場所が、この「油川」らしいが、「ねぶた」そのものの起源は、わからんらしい。
オババが「ネブタは2台出る」と言ったら、他のオババが「5台だ」と訂正し、その他、踊りもあるらしい。
七時15分に花火の合図で始まるが、油川町のかなりはずれた所が出発点で、その近くまで歩き、道端にはシートを敷いて待ってる人も居ます。
「油川ねぶた」を一通り見物したが、あんまりニギヤカでなく、失礼ながら木造町の方がニギヤカだった。
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