津軽三十三観音霊場の25番札所「松倉観音堂」より「高野」集落の廣峰神社に寄り、昼食として持ってきたオカユとソーセージを食べました。
昨夜の車中泊は、暑苦しく蚊が居たので眠れなく、30分ほど拝殿の庇下で昼寝しました。
途中、地元の人が不審がって見に来たようだが、越後屋が「旅行者で、休ませてもらってます」と言って追い払い、日陰で風が通って涼しく十分に眠れました。
途中の川に架かる橋の欄干は、リンゴが二つ置いてあるデザインで、いかにも津軽リンゴの産地らしい。
道の駅「つるた」に到着、よぉ~車中泊して、お世話になりました。
時間が有ったので車で「鬼神社」へ行き、「鬼神社」は津軽三十三観音霊場に入ってませんが、伝説のタグイとか怪しい物が好きで、その道のツウの人の中でも、知ってる人は知っているが、知らない人は全く知らない神社です。
下調べの段階から、岩木山麓の津軽平野には鳥居に鬼の飾りや「鬼」と付く地名が有ったりする事が多いのを勉強しており、この「鬼神社」も、そおいう関係では有名な神社らしい。
一般世間では「鬼」と言えば、血も涙も無い悪者的な感じですが、この津軽付近では「鬼」は友達・仲間的のような親しみが有る雰囲気のよおです。
「鬼神社」が有る「鬼沢」集落へ行き、場所がわかりにくい所だとネットで調べていたので、こおいう時はガソリンスタンドで聞けば良いと思い、集落内に有るスタンドで給油しながら聞くと「すぐそこだ」と言う。
教えてもらった、ホンマに「すぐそこ」へ行くと、大きな立派な鳥居が有りましたが、確かにこの鬼神社へ初めて来る人は、場所がわかりにくいと思う。
鳥居も一つでは無く、拝殿へ行くまで4つばかり有った・・さすが「鬼」・・・
普通の神社では鳥居の正面に一直線上に拝殿が有るのですが、この「鬼神社」は、「U」字形の通路になっており・・これまた、さすが「鬼」・・・
狛犬も他の神社と違って変わった物が多く、足下で子供狛犬がダッコして・・とせがんでいる「子連れ狛犬」、手に玉を持っている「お手玉狛犬」
極めつけが、タイヤキを奉納したのかと思う、魚の「狛魚(と言うのかな?)」で、これは全国的にも珍しい物ではないかと思う。
少なくともσ(*_*)は今まで、こんな「狛魚?」を見た事が無い・・さすが「鬼」・・ちなみに、ちゃんと対で奉納されてました。
狛犬は普通は座っているものが多いですが拝殿近くの狛犬は立っており、今にも噛み付きそうな迫力が有ります・・さすが「鬼」・・・さぞかし名の有る人が作ったの物だと思う。
拝殿には、鬼さんが使うらしい大きな鎌やら鍬が納めてあり、拝殿横に金属がぶら下がっているなぁ・・と思って良く見ると「金属の草鞋」のようです。
奉納物は金物関係が多く、鬼さんと関係有るのでしょう。
あまり人が来ないせいか、なかなか落ち着いた大きな「鬼神社」でした。
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