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巡礼日 2012.8.2 掲載日 2013.5.18
「鳴沢駅前」を通り、思ったより小さい駅で最近新しく作り替えたようです。
「北浮田」集落に神社があるはずだが・・と思いながら自転車を漕いでると、集落を通り過ぎて国道に出ちまった。
引き返して戻ってみると旧道が有ったので、それに入ると「かんのんさま」の看板が有り、津軽33観音霊場の7番札所「北浮田弘誓閣」は旧道に入らないと看板を見つけにくいかもしれない。
旧道の十字路を山側の坂道へ行き、自転車を押し上げながら行くと高倉神社の大きい鳥居が有り、ここの鳥居も綱を編んだような飾りがあります。
この「網飾り(と言うのかな?)」は津軽独特で、同じ青森県なのに下北半島や他の箇所では見た事が無い。
鳥居を潜って奥の方へ行くと高倉神社が有り、ここにも網飾りというのか・・・スダレというのか・・・
この神社が津軽33観音霊場の札所かと思ったら、隣の白い小屋が7番札所「北弘誓閣」でした。
国道を「鰺ヶ沢」へ向かって走ってると、「イカ焼き」を売ってる店先に車がたくさん止まっており、へえぇぇ・・ここは「イカ焼き」が名物なのかな?と思って見れば「わさお」の看板が有りました。
ひょっとしたら、ここで「わさお」君を飼っているのかと思って自転車を止めてみると正解でした。
店裏の海岸側に有る囲いに人が集まっており、行ってみると囲いの中で思ったよりも大きい毛がフサフサした白犬が餌を食べており、こちらを向きません。
その囲いの周りで観光客がケータイを手にして盛んに写しており、たかが犬なんだけれどなぁ・・・
「わさお」君自身にしてみれば、不本意ながらも有名になっただけで写真を撮られるのだから迷惑だと思う。
なんせ入れ替わり・立ち替わり人が来て、ジロジロ見られるんじゃから・・そのうちオバハンが囲いの中に入り、観客に向けて犬をお座りさせてくれました。
この「イカ焼き」の店には、買う・買わないかは、わかりまへんが人が集まっており、それに引き換え近所の「イカ焼き」店は閑古鳥が鳴いており、だれも立ち寄っていまへん。
その差があまりにもヒドく、やっかみで恨まれなけりゃ良いんだが・・と、いらん心配をした。
翌日朝の事ですが、鰺ケ崎駅を出て「海の駅」を通った時、このクソ暑いのに毛がフサフサしたシロクマみたい犬が飼い主に連れられて散歩しております。
どこかで見た犬だなぁ・・と思ったら「わさお」君だと思い、飼い主に「わさお君ですか?」と聞くと、そうだと言い、毎日この時間に散歩に連れて来てると言います。
写真を撮らせてもらって良いか?と聞くと、ちゃんとお座りさせてくれ、「わさお」君は、この「海の駅」付近に捨てられてたのか迷ってたらしいです。
追記 「わさお」君は、2020年6月、推定13才で死去しました。(2020/7)
鯵ケ沢町の「日本海根拠館」は名前からして、どんな施設かなぁ・・と思って、ワクワクしながら行ってみると、いかにも、あんまり使われてなさそうな施設です。
中に入ると二階が図書館になっており、受付のオバハンに「初めて来たのですが、この「日本海拠点」施設は、どのような物が有るのでしょうか?」
「今は事情が有って、この二階に図書館だけしかありません。」と言い、そおだろなあ・・事情があるとお思うよ、この状態は・・・
鯵ケ沢町「海の駅」は夜になるとトイレが閉まるので、残念ながら車泊や野宿はできない所で、それに併せて「日本海拠点館」や「浜の公園」も夜はチェーンを張って出入りできなくなるらしい。
車中泊する立場の者にしてはキツイ所ですねぇ、夜間のトイレ程度は使用出来るようにすれば良いのにぃ、それにより車中泊する人からのお金も地元に落ちると思うが・・・
毎日のトイレ掃除の負担とか、不心得者によるイタズラ等の心配も有るかもしれんが、夜間トイレ使用が出来ないので、車中泊の人達は確実に他の「道の駅」等へ逃げていると思う。
車中泊する立場の者が言うので手前味噌になるかもしれんが、トイレ掃除等の負担費用と.車中泊する事により地元に落ちる金と、どちらが多いだろおか?、もし関係者の人が、これを見ていたら一度検討してみてください。
昔とは違って最近はどこへ行っても、かなり車中泊の人達が多くなっており、その数・勢力は無視出来ないと思う。
σ(*_*)が先鋭的な経営者だったら、何とか車中泊の人達を取り込む商売をし、今までの経験や車中泊の人達に聞いてみても、「あそこは車中泊に良い所だった」と思う場所の方が、発展してるような気がする。
「海の駅」敷地内に親子三人が仲良く座ってる像が有り「童謡 赤い靴」と書いてあります。
へえぇぇ・・「横浜の波止場から船に乗ってぇ~・・」という歌詞から想像するに、「赤い靴」のモデルは横浜かと思っていたが、何でここに有るの?
説明書きが有り読んでみると、実話を元にあの童謡が作られ、女の子の義父がここの出身という縁で像を設置したらしい。
そいで女の子は、生活苦によりアメリカ人の宣教師の養女になりアメリカヘ行っちゃった・・という童謡の設定になってるが、実は女の子は結核とわかり、アメリカ宣教師は帰国したけれど女の子は、そのまま日本に残って9才で亡くなったらしい。
母親は女の子が日本に残っている事も知らず、アメリカへ行ってしまったと思い続けて生涯を閉じたそおですが、カワイソーな話ですねぇ・・歌も哀しい感じがします。
中学校音楽の教科書に載っていたこの「赤い靴」という曲を、高校のブラバン時代にトロンボーン用楽譜に書き直して三重奏で演奏した事があり、輪唱というのか主旋律を追い掛けて行くパターンにした想い出があります。
この「赤い靴」のストリーについては、捏造とかホンマだとかの異論他論が有るよおですが、σ(*_*)はそんな事に囚われず素直にこの歌を口ずさみたい。
「海の駅」内には「鰺ヶ沢相撲館」というのが有り、喜べ・・タダです。(^O^)
ここは「舞の海」の出身らしく、写真・道具が飾ってありました。
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