HOME > 遍路・巡礼 > 「越後33観音霊場」地図と目次 > 6 子不知
H19.10.7 巡礼 H21.8.1 UP
「親不知」海岸から国道に上がると、すぐに「風波洞門」に入り、大きくUカーブになった洞門を過ぎると展望台があります。
ここから見る「親不知」は景色が良く、風景写真は、ここから撮ってるのが多いですねぇ。
知らん人がこの風景を見たら、「キヤアッァー~・・ステキな風景ねぇ(ハァ~ト)」と言う感じで、今となっては「幻の道」となっちまった波打ち際の浜を、まさか昔の人が歩いてたなんて思わないじゃろなぁ。
多くのテトラポットやら何やらが、崖を守ってるのを見て、昔ここに砂利浜が有ったと思え・・というのが無理かもしれん。
高速道路の橋桁の下を通り、北陸本線の鉄道を越えた付近から、やっと歩道が有り、 たぶん「親不知IC」を作った時、ついでに作ってくれたんでしょう。
その「ついで」が無かったら、永遠に歩道なんか無かったと思いながら、「親不知IC」近くにある「道の駅 親不知ピアパーク」へ入りました。
高速道路高架橋の下に店等が有り、そこに有るベンチの隅っこに荷物を置いて、まずはモクを吸って至極の一休み・・プハアァァァ~(モクの煙を出す音)・・・。
モクを吸い終わって「道の駅」をフラついてると、オッサンが「歩いてるのを見たよ、早いねぇ」と近寄って言ってくれました。
しかし、こおいう場合は何と応えて良いかわからんので「はあ・・ありがとうございます」と何がアリガタイのか自分でもわからん返事しちまった。
砂浜の所に大きい海亀のレプリカが置いてあり、その腹の付近にはサザエやらフジツボらしいのがくっついてますが、普通こおいうタグイの物は、背中の甲羅の方にくっつくんでねぇかなぁ。
ふと側を見ると赤ちゃんの海亀が「オッカァ~・・私を見捨てて、置いてかないでぇ~・・」と必死に追いかけてるように置いてあります。
さすが「親不知」・・親海亀さえもこの難所では、子海亀の相手しとるヒマはないのでしょう。
高架橋の奥付近でトイレどこかなぁ?・・と探してたら、トイレらしい建物が有ったので近寄ってみたら「翡翠ふるさと館」ちゅうのが有りましたが、看板が無かったら、トイレだと思っちまうでぇ。
せっかくなのでトイレを探すのは後にして、タダらしいので入ってみると、部屋の真ん中にデッカイ石が置いてあります。
受付の女の人に「この石は、ホンマにヒスイの原石でっか?」と聞くと「そうです」とあっさり答えます。
はらあぁぁ~・・こんだけ大きいヒスイの原石を1個売り飛ばしたら、家の一軒ぐらいは簡単に建ちますぜぇ、おでぇかんさまあぁ~・・イッヒッヒッヒッ・・・あっ、ヨダレが・・・。
しかも「自由に写真を撮っても良い」と書いてあり、「触っても、叩いても、石に囓り付いても良い」とまでは書いてなかったけれど、何か御利益有るかもしれん・・と思って、翡翠を触ってみました。
これだけ珍しい物を置いてあるならば、これをメイン名物として、もっと「道の駅」の入口付近とか土産物店付近に「翡翠ふるさと館」を設置すれば良かったのにぃ。
観光客は「翡翠ふるさと館」が有るなんて事を知らないから、離れた奥の方まで来ず、手近な土産物店に入って、翡翠も見ずにそのまま行っちまう人も多いと思う。
事実、σ(*_*)は今までこの「道の駅」に車で来た事は有りますが、「翡翠ふるさと館」の存在は知らなかった。
「道の駅」に沿って、目の前に国道があるのですが、柵が有るため入って来た道を戻らなければならず、これがケッコウ遠回りになっちまいます。
歩く者の立場・心境としては、例え100m・・・50mでも近道したいので、何とか柵を越えて近道できないか・・と偵察したら、一カ所低い車止柵の箇所が有ったので、そこを乗り越えて国道に出ました。
「駒返しトンネル」の横にも、歩道のような旧道が有りましたが柵がかかっています。
よっぽど柵を乗り越えて、そこを歩こうかと思いましたが、向こう側まで行けるか不明なのと、トンネル内には珍しくも歩道が付いてたので止めときました。
トンネル内に歩道が無かったら、行けるかどうか試してみたと思う。
「子不知」区間の海岸を歩いた人のHPを読んだ事が有り、海岸を見るとあのテトラポット群と護岸を伝って、よぉ~歩いたと思い、さすが「親不知」区間を歩いた人のHPは、未だに発見できなかった。
σ(*_*)も物好きで、他人のやらん事をやってみたがる性質な者で、四国遍路のゴロゴロ海岸ならば、まだ情緒が有り再挑戦して歩いても良いが、この親不知は、さすがに歩く箇所ではないと思う。
青い「子不知高架橋」の箇所から歩道が有り、とりあえずそこで一休み。
高架橋から「勝山」洞門の内部まで歩道が続いていたので、ひょっとしたらこの先は、ズウッ~と歩道があるかもしれんと、淡い期待に小さい胸をときめかしながら歩くと・・やっぱり途中から柵を乗り越えて国道を歩かなければアカンかった。
その洞門内の国道を歩いてる時、1台のオートバイが通り過ぎながら手を上げてくれたので、それに応えてσ(*_*)も手を上げたが、ミラーで確認してくれたか、どうか・・
今まで親不知・子不知の洞門内を歩いてた時は、オートバイの爆音が洞門内に響きわたり、「ええいぃぃ・・じゃかしい、もっと静かなマフラーにしろ・・」と、腹立たしい思いをしていましたが、その1台の好意により、その思いがスウッ~と消え、同じ旅の仲間じゃなぁ・・と思いました。
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