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西国霊場 置塩峠   
   巡礼日 2015. 5.19    掲載日 2015.11. 6


書写山「圓教寺」より置塩坂・丹後街道/西国33観音霊場記

茶店・西国33観音     置塩峠入口・西国33観音     圓教寺・西国33観音

 西国33観音霊場の27番札所「圓教寺」境内の茶店で500円の「きつねうどん」を食べ、「置塩坂」の場所を聞くと、「茶店の道を左に行き、消防車が置いて有る所の道だ。」と教えてくれました。丹後街道・西国33観音

 行ってみると、あんまり使われてないような消防車があり、そおいえば、こんな写真がネットに載ってました。

 その先はY字路になっており、たぶん右の暗くて細い山道の方だろなあ・・と思ったが、念のために近くに居た作業しているジサマに聞いてみると、知らないらしく、わざわざ小屋の仲間に聞きに行ってくれました。

 やっぱり山道の方だと教えてくれ、すんまへんねぇ・・お手をわずらわせちまって・・

 書写山「東坂参道」よりも道が悪く、少し行くと「右 たんごみち」の石標が有り、へえぇぇ・・「丹後街道」だったのかぁ「置塩坂」とも言うらしい。(一番上の写真)

 クネクネとしながらも、ほぼ一直線に山斜面を下っているようで、かなりの傾斜があります。

丹後街道・西国33観音石仏・丹後街道・西国33観音 丹後街道を歩く・西国33観音 磨崖仏・丹後街道・西国33観音
丹後街道からの眺め・西国33観音       丹後街道を歩く・西国33観音        丹後街道の山道を歩く・西国33観音
書写山上り口・西国33観音
 さすが「書写山・圓教寺」の参道らしく、丹後街道・置塩坂には石に線彫りの五輪塔や、小さいながらも磨崖物が有り、途中に「鯖大師」の遍路札を見つけ、懐かしいでんなぁ。

 よおやく車道に出た所に、しっかりと「書写山登口」の標識が立っており、「書写吹」のバス停が有りました。

 なおこの置塩坂・丹後街道は、別ページ注意「地図」に掲載してありますので、参照してください。

川沿いの西国33観音を歩く     毛虫と杖・西国33観音     西国33観音を歩く

 時間があったので歩ける所ま先へ行く事にして、思ったよりも車の交通量が有り、歩道が無く暑い中を歩き、日陰が有ったので、そこで一休み。

 そこへ毛虫が一匹、地面に置いてある杖の所まで来て、どおしょうかなぁ・・と迷ってます。

 杖を乗り越えるつもりは無いよおで、そのうち距離が短い杖先の方へ向かって、ウンショ・・ウンショ・・と歩いて行きました。

 あと10センチ位で杖先という所で、ズズズッ~・・と杖先を伸ばして意地悪をしてみました。

 毛虫ちゃんは「あぁぁぁっ~ゴラァ~!!・・な・何、すんじゃぁ~・・ワレェ!!(T_T)」と言って怒る事もなく、そのままモクモクと杖先に向かって、ウンショ・ウンショ・・して行きます。

 エライでんなぁ・・、どれ位ガマンできるかな?と思って、また杖先を伸ばしてやったが、毛虫ちゃんは「はれっ?・・」と立ち止まる事も無く、そのままウンショ・ウンショ・・・。「庄上」バス停・西国33観音

 見ていた越後屋が「カワイソーな事をするな」と笑いながら言います。

 ぼちぼち出発するので、パッと杖を取り上げて、杖を無くしてやったが、今までの習性か、そのままの方向へウンショ・ウンショ・・しており、いい加減に気付けよ・・(^O^)

 途中に有るバス停の時刻を見ながら歩き、「庄上」で今回は止める事にし、もうすぐバスが来るという時に、杖を二本持って歩いてるジサマが来ます。

 「西国ですか?」と聞くと、うなずいたので「自分らも西国歩いてますが、今日はここで帰ります」と言った時にバスが来ちまったので、「さよなら」も言えずに、それっきり・・・。

 もう少し時間があれば、歩く距離や日数的から4日前に22番札所「勝尾寺」で尺八を吹いた人なのか、尋ねてみたかったのだが、それにしても西国を歩く人を初めて見た。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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