HOME > 遍路・巡礼 > 「篠栗88箇所霊場」地図と目次 > 15 不動霊水窟
遍路日 2012.10.30(第2日目) HP掲載日 2013.9.3
行程(札所番号)
43→82→11→52→25→40→6→13→71→ 3→31→45→1→60→72→74→78→17
篠栗88箇所霊場の1番札所「南蔵院」参道を上がって行くと、大きい不動明王が立ってる広場が有り、その手前に杉の木に締め縄を張って看板が立ってます。
「御神木の雷神様」と書いて、杉の木の皮が剥がれている箇所は雷が走った所だそうで、雷様が彫ってありました。
赤い橋の先には、相合い傘の下に地蔵さんが二体有り「良縁円満地蔵尊」とあるが、なあ~ぁんか、この付近は新しく造った商魂たくましい物が一杯ありますなぁ。 (^O^)
さらに上の方へ上がると、水量が余り無い滝が有り、側の堂が篠栗88箇所霊場の45番札所「城戸ノ滝不動堂」でした。
隣の「不動霊水窟」と書いてある洞窟からは、経を唱える声が聞こえ、白装束姿もチラッと見えたので、どこかの団体の先達なんだろか。
洞窟の入口が、何となく人工的な造りだったので、最初はあんまり入る気が無かったのですが、読経を聞いてるとなかなか響きが良いので、よっしゃあぁ・・札所を参拝したら、σ(*_*)もマネして尺八を吹いてみよう。
45番「城戸ノ滝不動堂」を参拝後に「不動霊水窟」へ入ると、若い女性二人が居ます。
中央付近に有る水がどおかなってるらしく、グズグスとその場所をなかなか動きません・・早くドケェ・・後で調べると、どおやらそこに霊水が有ったらしい。
やっと若い女性達が、どこかへ行ったので中央祭壇で賽銭箱を探したが無く、コップにお賽銭が入ってたので、そこに入れときました。
「手向」を吹くと洞窟内のエコーが効いて、もんのすごく尺八の響きが良かった。
構造的なためか反響音が柔らかく、自分でも珍しく100点満点の出来だったと思い、こんなに響きが良かったのは最近では・・・無かったなぁ。
振り返ると、先ほどとは違うネーチャンが一人いて、「聞きほれていました。」と誉めてくれます。
後で越後屋が言うには、このネーチャンは一つ一つの石仏にも丁寧にお参りしていたそうで、よっぽどの願い事か・・信心深いのか・・
「不動霊水窟」を出るとチッコイ橋で「平家岩」に通じており、安徳天皇の妹に「千鶴姫」というのが居たらしく、壇ノ浦の戦い後、家臣と共にこの岩に身を潜めていたそうな。(一番上の写真)
へえぇぇ・・・こんな所まで平家が逃れ来てたのかぁ・・それにしても安徳天皇に妹が居たとか、「千鶴姫」という名前は初めて聞いた。
隠し子だったのが壇ノ浦のドサクサの際にバレちまい、認知がどうのこうのでモメちゃったのでしょうか・・・。
「平家岩」を上って広場へ戻り、1番札所「南蔵院」へ行って参拝し、だいぶ慣れて来たのか、尺八はそれなりでした。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、
聞いて頂ければ泣いて喜びます。
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