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遍路日 2012.11.3(第6日目) HP掲載日 2013.11.12
行程(札所番号)
77→39→19 →62→18→84→28→51→79→54→33→37→21→69→32→86→35→4
昼飯は「オアシス篠栗」で食べ、ここには風呂と食堂が有り、篠栗88箇所霊場巡拝中は遍路行程が終わった時、いつもここで汗を流して夕食を食べてました。
なもんで、食堂のネーチャンとは、すっかり顔馴染みになっちゃいました。
入浴料もσ(*_*)のような60才以上が200円、チョッピリ若い越後屋は300円となっており、他所の日帰り入浴の半額以下で、この料金は篠栗の長期滞在時にもんのすごく助かった。
他の日帰り入浴施設箇所ならば5~600円以上は取られ、10日間ほど旅行すると、二人合わせての入浴料は、けっこうな額になります。
舗装道路から農道のような遍路道を行く所に堂があり、それが篠栗88箇所霊場の33番札所「本明院」かと思ったら違っており、さらに農道は続いてます。
途中にオババが座っている像があり、篠栗霊場に貢献した人かな?と思って良く見ると「どこかの茶の家元十段・・」と書いてあり、へえぇぇ・・・茶の世界にも柔剣道のように段位が有ったの?
武道ではシロウト相手に型通りの動きをして勝てるのが初段の目安と聞いており、二段までは道場にマジメに通っておれば何とか取れるが、三段を取るのは非常に難しい。
はい・・正直に言います、居合で三段に挑戦しましたが、コンジョ無しのため取れませんでした・・笑ってください、ナハハハハハ・・・。
その後の高段位は経験年数・貢献というように聞いてます・・・違ってたら、ごめんね。
普通、芸事の世界では、「初伝」「中伝」「奥伝」「准師範」「師範」「大師範」・・その他というような階級・序列が有ります(芸事によって名前が違ってたりしますが)。
しかし茶の世界では段位なのでしょか、それにしても「十段」と言えば最高位で名誉職みたいのだけれど、茶の世界ではどおなんでしょう。
名前が朱書きしてあったので、まだ生きてるのだろうか?
言っちゃあぁ悪いが、茶は「侘び・錆び」の心の世界だと聞いてたが、このような像を造って「十段」だと権威を宣伝するのには違和感を感じる。
σ(*_*)だったら恥ずかしくて、とてもこんな像を建てて欲しくない。
33番札所「本明院」へは境内横から入るように道が続いおり、境内に入った時、あっ・・ここへは篠栗最初の日に来たんだと感じました。
確かここで霊場会発行の100円地図を買ったはずだが・・と改めて境内を見回すと、よおやく見覚えの有る売場を見て思い出しました。
橋を渡って川沿いを行き、「緑の幟」が立っている倉庫のような所が37番札所「高田阿弥陀堂」です。
しかし中へ入ってみると、古い堂が中に鎮座しており、この古い堂を守るため外から屋根付き家のような作りにしたよおで、古い造りの物を大切にしているのだと思う。(一番上の写真)
柱に古い納札が貼ってあり、愛知・岐阜から来たよおで、昔の風習の名残である納札を打った釘跡が残っていました。
知らない人が見たら、単なる汚ねぇ「虫食いの跡」かと思うかもしれんが、こおいう跡が残ってる箇所は、全国霊場の中でも、あんまり無いから大切にした方が良いでっせぇ。
なんつうても、この跡が有ると言う事は昔は札所だったと言う、決定的な証拠なんだから。
21番「高田虚空蔵堂」は、橋のたもとの大きな木の下に有ります。
逆光のため、ヤスモンのデジカメだから、うまく写真を撮れまへんでした。
21番「高田虚空蔵堂」から山方向への真っ直ぐな道を行き、高田公民館の前を通った四つ角の所に69番札所「高田観音堂」が有ります。
堂内には小学生が描いたらしい絵が飾ってあり、鳥居が描いてありますが、取り払われたのか今は鳥居が有りません。
絵にはジサマとバサマが笑顔で境内を掃除してるのが描かれており、この笑顔の表情が何とも温かみが感じる。
きっと地元の人達が境内を掃除しているのでしょう。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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