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碁石山の波切不動 遍路日 2011.12.9  掲載日 2013.1.2


2番「碁石山」と波切不動/小豆島88箇所霊場・徒歩遍路記

2番「碁石山」参道、小豆島88箇所歩き遍路碁石山お休み処 碁石山より下界風景

 小豆島88箇所霊場の2番札所「碁石山」の広い参道を通り、これまた広い境内に有る「お休み処」に荷物を置きました。2番「碁石山」境内、小豆島88箇所歩き遍路

 境内朱塗の柵からは下界が、よぉ~見えますねぇ。

 この付近に2番「碁石山」本堂が有るのかと思って探しましたが無く、鳥居脇に「第二番札所 本堂へは、この奥の石段をのぼって下さい」と書いてあります。

 そおじゃろなぁ・・普通はこれだけ広い境内だと、どこに本堂が有ると思って探しまっせぇ、説明書きが無かったら、そこらの堂で参拝するところだった。碁石山本堂へ

 ただもおちっと「お休み処」等の近くに、説明書きが有れば良かったのだが・・。

 鳥居を潜って石階段を上がると、途中の山側に再び鳥居があります。

 錆びた鎖が垂らしてあり、きっとこの鎖を伝って上の祠のような所へ行くのでしょうが手摺りが切れており、今は上がったらアカンよおです。

 この時は知らなかったのですが、そこから「波切不動」へ行くのでした。

碁石山本堂   碁石山縁起   洞窟入口扉

 まさか、ここを上がれと言うんでは・・と思ったが、新しい階段が下の方へ続いてるので降りると2番「碁石山」本堂が有りました。碁石山洞窟内

 堂に絵図がかかってるので読んでみると、「明治時代に、ここで遊んでいた子供2人が崖下に落っこちました。
 家族があわてて探すと、かすり傷一つ負ってなかったそうな。」


 おぉぉ・・四国の「捨て身釈迦嶽」と同じでんなぁ、あの時は天女さんが、抱きかかえて助けてくれたらしいが・・

 堂建物の右横に洞窟入口扉が有り、開くかな?・・と思いながら押すと簡単に開きました。洞窟内

 先に来て待っていた越後屋は、この洞窟扉を開ける事に全く気付かず、堂建物正面に何か奉って有ったので、それが札所の本尊さんと思って参拝したらしく、「あらあぁ~、そんなの有るなんて知らなかった。」

 この付近にはサルが居ないのか、「扉を閉めろ」とは書いてなかったが、帰る時には閉めておきました。

 洞窟内は灯りが点いてますが薄暗くて、けっこう広く、尺八を吹いて参拝したが、あまり響かなかった。

 どうも今までの経験上、大きい洞窟はエコーが効かなく、チッコイ洞窟の方がエコーが良く効くような気がする。

波切不動

波切不動のポスター    2番「碁石山」・「波切不動」へ、小豆島88箇所歩き遍路   2番「碁石山」・「波切不動」階段より、小豆島88箇所歩き遍路   2番「碁石山」「波切不動」への小径、小豆島88箇所歩き遍路

 洞窟を出て扉前の机で尺八の手入れをしながら付近を眺め直すと、崖の上に立ってる「波切不動」前に親子の3人遍路が写ってるポスターが有ります。

 この「波切不動ポスター」は、小豆島遍路をしていた時に良く見る事が有り、どこなのかなぁ・・と思っていたのですが、ここだったのね。碁石山の波切不動

 ポスターには「碁石山の波切さん、この上すぐ ↑」と矢印まで入っており、この堂より先は行止りで行けなく、先程の錆びた鎖を上がる祠のような所へ行かねばアカンのかな?

 途中に有った鳥居の所へ戻り、鎖場・・と思ったのですが、良く見ると元は石段でしたが永年経過のためか階段の角が風化して擦り切れ、岩のようになってます。

 コンジョ出して、ここから上がっても良いのだが・・・せっかく横に新しい階段が作って有るので、そこから上り、祠と思って見えたのは、単なる上がり口の屋根というか・・・何も奉ってなかった。

 その屋根の所よりも、さらに上の崖へも行けるよおでしたが、これから先の行程も有り、時間が掛かると思い行きませんでした。波切不動のアップ

 屋根の所を横切った小道を行くと、その奥にはポスターと同じ風景が広がり「波切不動」が立っており、思わず「おおぉぉぉぉ・・・たいしたモンだ。!!」と感嘆の声が・・・

 周囲には柵が無く細い場所で、けっこうオトロシイ所でっせぇ。

 「波切不動ポスター」に写ってる子供が、良く泣かずに立ってるなぁ・・と思う、ホントは泣いてたのかもしれんが・・

 この波切不動さんの周囲を、どちらか方向へ何回かグルグル回ると、何か良い事があるらしい。

 σ(*_*)はコンジョナシで、オトロシイのでやらんかったが・・・。
 


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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