HOME > 紀行文「目次」 > 五島列島・教会巡り「目次」と「地図」 > 11 楠原
2018/5/11 旅行
福江島・・いや、五島列島唯一の道の駅「遣唐使ふるさと館」で昼飯にしました。
室内には、遣唐使が乗った大きな船が飾ってあり、人形の大きさと船模型の縮尺が同じだとすると、ずいぶん小さな船ですねぇ。
喫水が浅くてトップヘビーのような船だから、嵐が来たら一発で引っ繰り返ると思う。
細い道を海岸に沿っていくと、民家のような「内折教会」が有り、最初に見た時は民家じゃないかと思いましたが、目印の十字架が屋根にありました。
敷地には昔、使われていたと思う錆びた鐘が置いてあります。
教会前の海岸は静かな砂浜風景で、海水浴に良いだろなぁ。
「水ノ浦教会」入り口には、「200m先の公園に駐車しろ」と看板が出ていたので、駐車場がないのだろおと思って指示されている「岐宿水ノ浦憩の広場」に車を置きました。
歩いて教会へ行き、入口道路を少し上がると・・駐車場が有るじゃねぇかぁ~・・ゴラアァ~・・。
もっとも、その駐車場は信心深い信者達のための物で、オメエのような信心の足りん者のためでは無い・・と言われれば、それまでだが・・
教会のすぐ横に十字架の墓地が有り、いかにもクリスチャンが居る風景です。
楠原教会へ行く途中に、チッコイ小屋があり、道端の側には看板があります、
普通の観光客だったら小屋に気付いても、わざわざ止まってまで小屋を拝見しに行かないだろなぁ・・と思いながら、小屋へ行ってみると「楠原牢屋(復元)」と書いてあります。
何を悪い事して捕まった牢屋なんだろ・・と思ったら、そおですがなぁ、キリシタン弾圧のために捕らえた人達を入れる牢屋で、当時の材料を用いて復元したそうです。
久賀島の牢屋もそうでしたが、逃げようと思えば逃げれる構造になっており、そこが普通の罪人と違って、信仰心で捕まった人達には意地が有り、堂々と捕まり逃げなかったのでしょうなぁ。
訪問ノートを見ると、けっこう外人さんが来ているよおで、他の教会ノートよりも外人さんが多い気がする。
楠原教会へは昨夕に寄ったのですが、教会内には明かりが点いており集会を開いてるようで、中から「ボソボソ・・」と祈りの言葉らしいのが聞こえたので入りませんでした。
玄関の入口横にある下足棚の所が、ステンドグラスなっていたので写真を撮りましたが、アカンかったかなぁ・・室内で無いから良いと思うが・・・。
楠原教会のマリア様は、羊飼いの少年・少女の前に現れたよおです。
ちょいと気になって調べてみたのですが、イエスが生まれた時に羊飼いの前に天使が現れて「誕生したから見に行け」と告げたらしい。
となると・・正面に立っている像は天使かと思うが、羽が生えてないしぃ・・・あんまり細かい事を詮索しない方が良いのかなぁ。
だれか、この辺の事情を知ってたら教えてね・・と思って、もう一回調べると「ルルドの泉」を模しているのかもしれない。
しかし、少女にはマリア様が見えたらしいが、少年にはマリア様が見えなかったよおで・・少女一人じゃサミシイから少年も置いたのでしょうか。
やっぱり、この像達には、どんな逸話が有るのか、詳しい人が居たら教えてください・・と書いたが、もう一回調べてみると、やっとわかった。
「ファティマの聖母」と言われるもので、ポルトガルの「フィティマ村」で、三人の子供達の前にマリア様が現れたものらしい。
この写真には二人の子供しか写ってませんが、もう一人は草の影に隠れて祈ってます。
今回は楠原教会に有るマリア様と少年・少女の事を調べて、だいぶカシコクなり勉強になったなぁ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八二重奏「アヴェ・マリア」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
以下、広告です。