HOME > 紀行文「目次」 > 五島列島・教会巡り「目次」と「地図」 > 12 ルルドの泉
2018/5/31 旅行
「繁敷教会」は事前調査した通り、もんのすごい山中に有り、何も知らずに来た人が見ると、とても教会とは思えず、物置小屋だと思うだろなぁ。
それでも室内へ入ってみると、教会らしく清楚な感じがした。
説明看板を読むと、1853年に一家族が10年かかりで開墾し、その後慶応年間にキリシタンが集まって8世帯となり山を切り開いたらしい。
その後、教会が移転したり焼けたりして複雑な経緯を経て現在地に教会が作られたよおです。
五島の教会は、たいてい海辺り近くに建てられており、このよう深いな山中には建てられていなく、平家落人伝説ならば話がわかるが、同じ隠れてるキリシタンにしては珍しいと思う。
教会周囲の畑には枇杷の実がなっており、隠れキリシタンの人達が作っているのでしょぅか。
「井持浦教会」へ向かって車を走らせていると、道端に小さいミニチアの教会が置いてあります。
ほほおぉぉ・・さすが隠れキリシタンの島・・味が有る事をしますなぁ・・と記念に写真を撮っておこうと思って車から降りました。
「立谷教会跡地 無原罪の聖母像」と書いてあり、側の小道を350mほど行った所に有るらしい。
えっ・・「立谷教会」なんて予定していた地図に載ってたかなぁ・・と思って見直したが無い。
「跡地」となっているから、もう教会は残っていないのだろおと思い、行きませんでした。
しかし「無原罪の聖母」ちゅうのが、字句から想像してなんとも言えん位に、厳かな畏れ多い聖母を思い浮かべます。
で・・帰ってからパンフレットを見ると「無原罪の聖母」の写真があり、これを見ると行っておけば良かったなぁ。
そいでもって「無原罪の聖母」というのを調べてみると、よぉ~わからんが、どおやらエッチしなくてイエスを生んだからのようですが・・違うかなぁ。
でもって、マリア様にも大きく分けると三種類あるらしく「聖母マリアさまの広場」に載っており、そお言われてみれば各教会のマリア様によって、手を広げていたり、手を合わせていたり等して違ってました。
もおチット早く気づいておれば、おおぉ・・これがその事を表しているマリア様なのか・・とわかったのだが、惜しい事をした。
「井持浦教会」は日本初の「ルルドの泉」が作られた場所で、「外国のルルドという場所にマリア様が現れ、そこの水を飲んだら病気が治った」という「奇跡の水」だという程度は調べました。
なもんで、この教会に来たならば、老眼・痴呆防止のためにも、ぜひともその水を飲まなくちゃあ・・と思ってたのですが、教会のどの辺に有るのかわかりません。
そもそも「日本初のルルドの水」と書いてあるもんだから、わざわざ「ルルド」から水を汲んで井持浦教会まで運び、ここで作った泉か何かに、運んできた水を混ぜたので「日本最初」だろおと想像していたのです。
で・・教会敷地内で、泉か水が流れているような場所を探したのですが・・・無い・・・
教会横の岩穴に納まったマリアさんが居たので、記念に写真を撮りましたが、後でわかったのですが、それが「ルルドの泉」だったのてす。
今までの教会にも岩穴に収まったクリア様が有ったので、これは寺の仁王様とか六地蔵等と同じタグイで、どこの教会にも置いてあるのだろおと思ってたのです。
ちなみに三種類のマリア様の中でも、「ルルドのマリア」様の特徴は、青い帯をして足元に赤いバラの花が有るそうで、後で各教会の写真を見ると、おぉぉ・・・そおなってますなぁ、五島の教会巡りをする前に知っておれば良かったのになぁ(一番上の写真)。
教会入口に「井持浦ルルド 水の聖母堂」とう建物が有り、帰りに寄ってみると売店になっているようで、マリア様の像等も売ってます。
人が居なく、スタンプが置いてあり、ステンドグラスが綺麗だったので写真を撮りましたがアカンかったかなぁ・・教会内ではないので良いと思うが・・・。
実は「玉之浦教会」はカーナビに位置を落とすのを忘れちまい、観光地図を見ると一つ教会が足りないのがわかり、「井持浦教会」へ来た時に気が付きました。
「玉之浦」町へ来ても正確な場所がわからず、郵便局で聞くとすぐ近くの屋根が見える所でした。
教会内部に入ると、微かに甘い香りがして、五島の教会巡っても、そのような香りがしたのはこの「玉之浦教会」だけでした。
お香でも焚いたのかなと思ったが、越後屋が白百合の臭いではないかと言いますが、違うような気がする。
香りの元を知っている人が居たら、教えてね。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八二重奏「アヴェ・マリア」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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