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2018/6/1 旅行
「福江島ターミナル」と同様に「奈留島ターミナル」のガラス扉にも椿の絵が描いてあり、外の風景をガラス越しに眺めると、なかなか椿の絵も良い。
それでも五島列島の花の印象は?・・と聞かれれば自分としては、やはり「椿」よりも旅行中に多く目にした「白百合」だなぁ。
奈留島ターミナルは閑散としており、若松島へのフェリー乗客も数人で、ほとんど貸し切り状態・・赤字だろなぁ。
奈留島港を出航したフェリーは、ほとんど波の無い海を進み、先程行った「千畳敷」も見えますが、平たい感じがする陸地に見えるだけなので、ああいう所は、やはり陸上から眺める場所ですねぇ。
若松島へ行く途中、あんまり植物が生えてない岩だらけの島があり、これを書いてる時に調べてみると、「ヘボ島」のよおで釣りするのに適した島らしい。
若松島へ行く途中に、陸上からは絶対に行けなく、海上からしか行けないと言われている「キリシタン洞窟」が船の進路筋の崖に有るのは下調べしてました。
ただ正確な位置・場所や洞窟の大きさもわからなかったのですが、洞窟の上に十字架と、だれか知らんジサマが手を上げてる像が設置されているよおです。
フェリーが若松島に近づいた時から、十字架が見えないかと注意していたのですが、わからんかった。
これを書いてる時に改めてネットで写真を見ると、十字架は近寄れば大きいかもしれないが、フェリーからは肉眼で見つけるのは難しいと思う大きさです。
もしコンジョ出して見つけるならば船員に場所を聞いて、その付近を双眼鏡を探さなければ見つけれないだろなぁ・・でも、どうもフェリーからは岩場の影になって見えないような気がする。
ちなみに、この「キリシタン洞窟」は、明治初年「五島崩れ」の弾圧を逃れた信徒3家族が隠れ住んでましたが、生活用の煙が立ち上っていたのが見つかり捕まったそうです。
若松島の先端に特徴のある大きな三角形をした岩場があり、これを書いてる時に調べると「白崎断崖」と言うよおです。
「白崎断崖」の近くを通り過ぎ、ふと後ろの風景を見ると別の岬に穴が空いており、ほほおぉぉ・・珍しいでんなぁ・・と思いながら写真を撮りました。
で・・調べてみるとこれが「ハリのメンド」と言われる場所で、「メンド」と言うのは五島弁で「穴」という意味らしく、標準語に直せば「針の穴」となるらしい。
「キリシタン洞窟」は、この「ハリのメンド」裏側付近に有るよおです。。
で・・皆の衆、この「ハリのメンド」が「マリアさま」のように見えるそおですが、そのように見えますか?
自分は何となく「ルルドの泉」のような白いベールを被ったマリア様が「この不信人モンメが、頭ナデてやるから、こっちへ来なさい」と優しく手を広げているように見えるのは、信仰心が出てきたからでしょうか。
フェリーは若松島と中通島の静かな入り江を通って行き、この風景は対馬・浅茅湾に雰囲気が似ています。
前方に「若松大橋」が見え、橋の下を通り過ぎると大きく左に舵を切った所が若松港でした。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八二重奏「アヴェ・マリア」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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