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 林崎居合神社、イザベラ・バードの道 掲載日 2016.6.22   旅行日 2015.7.5


林崎居合神社 /イザベラ・バードの道

道の駅「むらやま」

道の駅むらやま、イザベラ・バードの道    道の駅むらやま、イザベラ・バードの道    「道の駅むらやま」からの夕空、イザベラ・バードの道

 イザベラ・バードは「天童」で宿が無かったので、三里半歩いた所に泊まったらしく、地名の記述は無いが「楯岡」で泊まったのではないかと言われてます。「道の駅むらやま」から朝の風景、イザベラ・バードの道

 はい、σ(*_*)も天童の「道の駅」が野宿に不適と思い、楯岡の「道の駅むらやま」まで来ました、奇遇にもイザベラ・バードと一緒ですなぁ。(^O^)

 道の駅「むらやま」では、もう夕暮れ時のためか、あまり車が止まっていません。

 よっしゃあぁ~・・野宿するには良いなぁ・・と思い、場所を探すと自販機近くの隅っこが、暗くて人が来ないと思われるので、「チョイノリ」を置き、その影で寝る事にした。

 夕焼け空が茜色に染まっています。 翌朝、同じ場所から写真を撮ると、モヤがかかっていました。

林崎居合神社

村山駅、イザベラ・バードの道    村山市/楯岡、イザベラ・バードの道    「林崎」集落、イザベラ・バードの道

 朝4時に起き、早めに出発して距離を稼ぐ事にして、「林崎」集落で「林崎居合神社」を探したが見つからない。林崎居合い神社の大鳥居、イザベラ・バードの道

 「道の駅むらやま」でも宣伝してたのだから、看板位は出ていると思ったのだが・・。

 「林崎」集落外れで行き過ぎたと思って戻り、地図からこの付近と見当を付けて細い道を行くと、タンボの中に大きい鳥居が見えました。

 国道を通っていれば鳥居が見えるのだろうけれど、こっちは旧道を通って来たのでわからんかった。

 で・・肝心の「林崎居合神社」は?・・と見渡すと、タンボの中にコンモリと木が生えてる所が有り行ってみると正解でした(一番上の写真)。竹駒稲荷神社、イザベラ・バードの道

 「林崎居合神社」と言っても、それ何?・・知らんでぇ・・怪しい新興宗教の神社か?と思われるかもしれません。

 しかし、お立ち会い・・キリスト教ではエルサレム、イスラム教ではメッカが聖地とされているように、この神社は「居合」をやってる人ならば必ず知っており、「居合」の発祥の地として聖地に匹敵する神社です。

 ただ惜しむらくは知名度が無く、「居合」をやってる関係者以外は、さっばり知らなくて、山形県出身の知人に存在を聞いた時も、何それ?・・初めて聞いたでぇ・・と言われました。「林崎居合始祖神」碑、イザベラ・バードの道

 ちなみにσ(*_*)は昔「夢想神伝流」居合をやっていたので、この「イザベラ・バードの道」をたどる道筋に「林崎居合神社」が有るので、ぜひ寄ってみたいと思ってた場所です。

 イザベラ・バードは、この神社に寄ったかなぁ・・たぶん寄らなかっただろなぁ。

 なんせ旧道の脇道を少し入らないと、わからん場所だったしぃ・・・
 そんなに大きい神社ではなく、村社のような感じだしぃ・・
 「居合」なんて、日本人でさえもよぉ~知らんモンだしぃ・・

 道角に有る鳥居の神社に石碑がたくさん立っており、無外流、無双直伝英信流等・・、有名な居合流派の名前が見え、これが林崎居合神社かと思ったら「竹駒稲荷神社」で、目的の「林崎居合神社」はその横に立っている赤い鳥居の向こう側でした。

林崎居合神社、イザベラ・バードの道  林崎居合神社境内、イザベラ・バードの道  林崎居合神社・掲額殿、イザベラ・バードの道

 「林崎居合神社」自体は小さい建物でしたが、敷地に「掲額殿」というプレバのような建物が有り、窓にカメラを押し当てて内部を写すと、けっこう写真とか何だとかが奉納してあります。

「土生田」

尾上の松、イザベラ・バードの道    国道13号線、イザベラ・バードの道    「土生田」付近、イザベラ・バードの道

 山形の北に来ると、平野は広くなり、一方には雪を載いたすばらしい連峰が南北に走り、一方には側面にところどころ突き出た断続的な山脈があり、この楽しく愉快な地域をとり囲んでいる。「土生田」付近、イザベラ・バードの道

 多くの楽しげな村落が山の低い裾野に散在している。

   高梨健吉「イザベラ・バード 日本奥地紀行」より


 旧道から国道に出ると、いかにも「街道に生えてる風情の松」が有ったので写真に撮り、これを書いてる時に調べると「尾上の松」と名付いてるらしい。「追分」付近、イザベラ・バードの道

 「尾上の松」と言えば箏曲にも同名の曲が有り、これがその曲の松かと思ったが違ってました。

 イザベラ・バードは、「土生田」付近から鳥海山や湯殿山が見えたと書いてましたが、あいにく早朝から霧が出ていてぜんぜん山が見えない。

 「追分」付近に来ると道端に看板が有り、一度は通り過ぎたのですが思い直して引き返してみると「追分茶屋 道標」と書いてあります。「追分茶屋」石碑、イザベラ・バードの道

 「天然石の変形角柱で、戦後の国道改修で取り壊されたが最近「おおいしだ」「道」と読みとれる文字が刻まれている物が発見された」とあります。

 ほほおぉぉ・・どんな道標だろおかと、墓石のような立ち並んでいる石碑を見に行ったが、どこにも「道」等と書いてなく庚申塔のような物ばかりでした。

 道標は別の所にあり、ここに茶屋が有ったという看板なのかな?


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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