HOME > 紀行文「目次」 > 熊野古道「目次」・町石道 > 2 親指地蔵(雨引神社)
熊野古道・町石道の最初は、コンクリートの緩やかな坂道で、テクテク・・・
両端は柿畑のよおで、町石道のシンボルである「町石」がホンマに点々と有り、これだけ短区間毎に町石が有れば道に迷う事はありまへん。
町石もどれほどの大きさかと思ってましたが、人の背丈ほどあります。
こんな大きな重い物を昔の人が運んで立てるだけでも、莫大な人力や資産を使ったやろおなぁ~・・・スゴイでんなぁ。
雨引山を上がって行く道はけっこう坂でキツく、途中に休息展望台が有りましたが、50mほど道から離れていたので行きませんでした。
チビット個人的な、わがまま言わせてもらえば、道端付近に展望台を作って欲しかったなぁ、展望は二の次でええから・・。
道の両脇は柿の木畑のよおで、春先に行ったので葉も付いて無く枯れ木のようです。
実を採りやすくするためか木は低くなってました。
その柿の木畑を通り抜けると、雄大な吉野川を見下ろす景色が見え、ずいぶん高い所まで上ったんだなぁと実感します。
しばらくテクテク・・・
歩いてると越後屋が「アアッッ!!」と叫び、木の根付近を指差します。
こいつは目だけが良く、何でも目ざとく見つけるからなぁ・・老眼のくせに・・何じゃ?、トカゲでも昼寝しとったんか?と思って指差す方向を見ると、杉の古株にチョコンと親指ほどの小さい地蔵さんが置いてありました。
だれかのHPで「親指のような地蔵さんを作って、目立たない所に置いている」というのを読んでたので、おぉぉ・・これなのかぁ・・なかなかやるじゃん。(^_^)
四国の神峰寺へ行く途中でも親指地蔵を見た事が有り、四国にしかないと思ってたが高野山でも置いてたのね。
素朴な感じの良い顔した地蔵さんで、また人知れず置いてある場所といい、なかなか味の有る事をしまんなぁ。
ワシもマネして作りたいけれど、作り方もわからんし、それに作った人の心が出ると思うから、ワシが作ってもこんなに素直な良い顔にならんと思う。
やがて薄暗い杉木立の所で、赤い小さい鳥居が二つ有りました。
はて?「二つ鳥居」に着くには早すぎるなぁ・・と思って地図で確認すると、どおやら「雨引神社」の鳥居らしく、少し行くとその旨の案内看板がありました。
疲れるから、わざわざ神社まで行かんかったけど・・・
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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