HOME > 紀行文「目次」 > 熊野古道「目次」・町石道 > 3 リ ス(二つ鳥居)
H16/6/19 UP
熊野古道・町石道の杉木立をテクテク・・・
道路を横切る側溝のフレーチング蓋に「四国遍路・矢印マーク」が貼ってあり、思わずお懐かしゅうござんす。(^_-)
「町石」が短区間に設置さけているためか、四国のように遍路札は、ほとんどブラ下がっていまへんが、四国から遠く離れたこおいう所で「遍路マーク」を拝見すると懐かしさが湧いて来ますなぁ。
やがて、「六本杉」の看板がある広場へ着きましたが、名前の云われのあるような杉は無く、単なる杉林に囲まれた広場でした。
きっと、昔は大きな杉が六本生えていたんでしょうなぁ。
再び山道をテクテク・・・・
途中、近くの茂みから何かが動いたので、鳥かと思っていたのですが越後屋が「あっ・・リス!!」と言います。
「えっ?ほんとに?」
「うん、尻尾が輪のように丸くなっており、リスだった」
と言うので、リスかもしれず、鳥だったらバサバサと羽音がするので惜しい事した、見たかったなぁ。
再びテクテク・・・前夜は大雨だったので、歩く道筋の凹んでる所では、雨水を含んだ枯葉が溜まっていたり、赤土がヌカルんだ状態になってます。
うっかり足を入れると、グチャッ・・・あっ・・・汚ねぇ・・用心しなっくっちゃあ・・・
しかし、短い距離だったら足元がグチャッとならないように、用心深く山肌の片側をソオッ~と通り抜けるのですが、ずうっとヌカルんだ道の状態が続く所もあります。
そんな時は、体を杖で支えながら片方の山肌を渡り歩くようにしたり、完全に山肌の上に登って通り抜けました。
しかし、ついに渡り歩けなく、山肌も高くなった所が有り、どおしてもグチャッと足下を汚さなければ前へ進めない状態の所へ来ました。
越後屋は「どうせ汚れてしまうんだから、そのまま歩いていこう」と言います。
冗談じゃねぇ・・せっかくここまで苦労して、あんまり靴を汚さずに来たんじゃから、なんとしてでも無事通り抜けてやるわい・・と「ガニマタ」のように山肌に両足を付けて踏ん張りながらガタガタと前へ進みました。
そのカッコウを見た越後屋が喜んで、こんな面白いカッコウを見た事無いと、ケラケラ笑いやがったのですが、ワシが上手に渡り終えたのを見届けると、さっそく自分もマネし始めてガタガタ歩きをしました。
おんのぉれえぇぇ~・・・さっき笑いやがったクセしやがってえぇぇ~。
仕返しに、その姿を写真に撮って後の世まで思う存分に笑ってやろうと、デジカメを準備して構えようとした時に渡り終えちゃった・・チエッ、惜しい事をした。
そのヌカルミの難所を通過すると、すぐに東屋の休息所が見え「二つ鳥居」に着きました。
休息所からの眺めは良く、麓に天川集落が見え、丹生神社が、どの方向か、わかりまへんでしたが、鳥居から拝める所らしいです。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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