HOME > 紀行文「目次」 > 熊野古道「目次」・町石道 > 4 懐 古(丹生都比売神社)
H16/6/19 UP
日時は前後しますが、熊野古道・町石道を歩いて高野山へ行った後日、「二つ鳥居」関連の「丹生都比売神社」へ車で行きました。
「丹生都比売神社」付近は昔の農村風景がそのまんま残ってるような情景です。
鳥居を潜ると大きな太鼓橋が有り、なんせ、初めてそおいう橋を渡るので、あの丸い曲線の橋をそのまま歩いて渡ったら、ズリズリと落ちないかと心配してたんです。
そしたら、太鼓橋の真ん中に小さい棒が打ち付けてあって、歩く人がズリズリと落ちないようになってるんでなぁ。
橋を渡ると朱塗りの大きな神社が有り、造りも慈尊寺から階段を上った所に在る丹生官省符神社と良く似ております。
早朝で人影もなく静かな状態で、尺八を吹いて参拝していると、拝殿の地面に朝の木漏れ日が落ちているのが自然に目に入ります。
音は自然の中に吸い込まれるようであり、今まで巡った神社・仏閣でほとんど思わなかった神霊の存在が想い出され、もし居るとすればこの「丹生都比売神社」なら神霊が残ってるかもしれん。
普通なら一曲吹いて止めるのですが、せっかくの場でもったいないと思い、続けて数曲吹きました。
ワシは気分によって一曲で止める時もあれば、このように何曲も吹き続ける事があり、だいたい一曲で終わる場所は、それほど良いと思わなく、言っちゃぁ失礼になるやろうけど普通の場所やなぁ。
数曲吹き続ける時は、その場が本当に響く場所なのか確認している場合と、今のように、この場所で吹き続けたいと思う二つの場合だけで、気分の問題だと言われれば、それまでですが・・・。
参拝が終わって、境内付近を散策すると「石造卒塔婆群」というのが有り、石が5個程立ってました。
鳥居の方向へ戻ると、自動車に乗って来た坊さんと尼さん5・6人のグループが「キヤッ・キヤッ」と談笑しながら来ます。
良かったなぁ、早く参拝しに来て・・もう少し遅く来ていたら、このグループとブチ当たり騒々しくて気分が乗らんかったかもしれん。
駐車場の向かいに地元の人が作った直売所が有り、何か安い物が売ってるかもしれん・・と思い行ってみたら、安かったぁ!!・・!(^^)!
取れたてのタケノコ1本・シイタケ1袋・イチゴ1パック山盛りが、どれでも200円でスーパーで買えば4~500円はする物で、もちろん買いました。(^O^)
直売の人に聞くと平日はあまり人が来ないが、日曜だと100人くらい来るらしいです。
ふぅ~む・・山奥だから、あんまり人が来ないと思ってたけど早朝だったから静かで情緒が有ると思えたのね。
そうそう、この神社の神様が5体有り、その内の一柱がワシが今住んでる福井県敦賀市の気比神宮の祭神を奉ってあると書いてあり、ここで敦賀の地名を見るとは思わず、これも何かの御縁なんやろねぇ
気比神宮と言っても、知らん人は知らんやろうけれど、これがまた古くから伝わる地元では由緒有る大きい神社なんです。
駐車場で、さっそく買ったイチゴを食べてると、車が止まりオバハンが5・6人降りてワァワァ話しながら歩いて行きます。
ううむぅ・・やっぱし、寂れてると思ってたこの地へも、有名な神社だから世間の人達は来るんじゃなぁ。
直売のオッチャンは世界遺産に指定されるのを期待していたが、その時、今の風景のような素朴な農村風景が残す事が出来るじゃろおか?
神霊も逃げて行かなけりゃあ、ええんだけどなぁ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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