HOME > 紀行文「目次」 > 熊野古道「目次」・伊勢路 > 17 一石峠・平方峠
H19.5.5 UP
「一石峠・平方峠」地図 この地図リンクは、「東紀州ITコミュニティ」様の了承を得ております。
熊野古道・伊勢路のツヅラト峠を下りて長島町内へ入り、「新長島橋」付近のホームセンターから「一石峠」入口までタクシーで行く事にしました。
なんせ昼頃になって腹も減り、それなりに疲れたもんで、少しでも楽しようと・・
タクシーの運ちゃんに「熊野古道・伊勢路の一石峠へ登りたいが、入口の「加田教会前」と言うのがわかりまっか?」と聞くと、よっぽど熊野古道・伊勢路を歩く人が利用しているためか、深く説明する事もなく直ぐに了解してくれました。
実はこの「加田教会前」と言うのをネットで検索してみたんですが、どうしてもイメージが沸かず、しかたなく「教会」という語句から、バス停の名前になるほどの有名なキリスト教関係の教会でも有るんかと思ったんです。
まぁ仏教関係でも「教会」という単語を使う時が有りますが・・・
タクシーに乗りながら、十字架が掛かった建物とか、五重塔は無理としても釣り鐘か山門みたい建物が有るかとキョロキョロと探してたんですが、そんなハイカラなモンは見当たりません。
車がバンバンと走ってる国道脇の土産物屋のような駐車場に、タクシーは停まり・・あっ、別に土産物なんか買う気がねぇんだけど・・一瞬、グアム・サイパンへ行った時に、運転手が観光客を土産屋へ連れ込み、店からマージンを受け取るのを思い出しちまった。
「あのおぉぉ・・ここですか?」「へい、その道が熊野古道・伊勢路の入口でっせぇ」と指差す方向を見ると、国道と小屋の間に農道のような道が続いています。
タクシー運転手から教えてもらったから良かったが、歩いて来てたら注意しないと、この入口は見逃すなぁ・・運転手さん疑っちまって、すんまへん。
そいで、心配していた肝心の「加田教会は?」と思い付近を見渡すと反対道路側に、長い塀が有る寺のような雰囲気がする建物があります。
この建物が「加田教会」なのかなぁ・・と思ったが、別に教会に用が有るわけでも無いので、どんな宗教関係なのか聞かなかった。
教えられた農道を降りるとすぐに踏切があり、そこの少し広くなっている所で線路を見ながら昼食にしました。
のどかな農道を歩き山道になり、それから林道のような所を歩いてると「一石峠」の案内板があります。
「一石峠」案内板をフゥ~ンと読んでから、しばらく歩くと先を歩いていた越後屋が「あらっ?・・道を通れんように柵がしてある」とモンク言います。
そんな事を言われても、ワシ知らんがなぁ・・立入禁止の場所にでも入り込んじゃったかなぁ。
今更戻るのはイヤじゃぞ・・と思いながら見ると、柵は車が入れないようにしてるだけで、人間は柵の横を擦り抜けられるようです。
「柵の横を擦り抜けて行け(きわめて冷静に、しかもエラソーに)。」 「草が生えとる」
「オマエの体重で、踏み付けて行けば、立派な道なる・・行けぇ・・!!(やっぱり、エラソーに)」
柵を擦り抜けると舗装した車道に出て、海と「古里」の町並みが見えて、この付近が「平方峠」というようで、あんまり「一石峠」と「平方峠」の差がわからんかった。
「古里」の町並みを歩いて国道をテクテク・・・トンネルの手前に、元はホテルかレストランだったのが、今は廃墟となってる施設へ行く道があります。
その道端で交通誘導員のジサマが昼飯を食いながら話しかけてきて、よぉ~聞き取れなかったが、30分ほど前に3人程のオバハンのグループが上がって行ったような事を言います。
もう錆びちまった施設の歓迎門を通り、廃墟の雰囲気に応じた薄暗い道を歩いてると、遊歩道になってるようで東屋の展望台がありました。
そこからの景色は、パンフレットの写真に使われており、遠くの島々が見え、せっかく良い景色の遊歩道なのに、入口のあの暗い雰囲気はアカンなぁ。
少し休んで遊歩道を下ると「若宮神社」が有り、地図に書いてある「赤い階段」というのは、川を渡るための鉄橋のような物で「道瀬海岸」の堤防上に続いていました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
以下、広告です。
老後の趣味に憧れのピアノを始めてみませんか? |
<レンタルボックス>の種類・料金を見る
<レンタルボックス>を自宅周辺で探す |
中学英語を使える英語に! |