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   熊野古道・影絵     大斎原、熊野古道・中辺路を歩く    H16/12/31 UP 


大斎原と熊野本宮大社/熊野古道・中辺路を歩く

大斎原の鳥居、熊野古道・中辺路を歩く   大斎原へ川を渡る、熊野古道・中辺路を歩く   大斎原の大鳥居、熊野古道・中辺路を歩く

 熊野古道・中辺路の「諸川」から「本宮」までは車で移動し、歩かなくてズルしました。

 本宮町へ来る途中、河原の中州に大鳥居が立っており、そこが「大斎原(おおゆのはら)」という、昔は熊野本宮大社が在った所だと聞いてたのですが、河原が氾大斎原の杉林、熊野古道・中辺路を歩く濫したので現在の地へ移したらしい。

 車で移動しながら探していても、「大斎原」建物らしいのが見えなくガソリンスタンドで燃料入れながら聞いてみました。

 「「元熊野本宮大社」が有った「大斎原」は、どこでっか?」
 「ウチのすぐ後の河原ですがなぁ

 「そこへ行くには、どう行けば良いんで?」
 「行くなら、ここに車を置いても良いですし、少し離れたウチの駐車場に置かれても良いでっせぇ」

 「へい、ありがとさんです。ちなみに熊野本宮大社の近くに無料駐車場は有りまっか?」
 「ここら辺の駐車場は、全部無料ですがなぁ(^O^)」大斎原の石垣2、熊野古道・中辺路を歩く

 さすが神域に住まわれてる方達は、太っ腹!!、商魂たくましい観光地とは違いますねぇ。

 ガソリンスタンドの駐車場に車を置かせてもらい、数mも行くと道端に何の変哲も無い、そこらの鎮守様のような小さい鳥居が立ってます。

 そこから中州へ向かう橋が架かっており、これじゃあ初めて来る人は、わかりにくいですわなぁ。
 そいでもって、鳥居の側に「無断撮影禁止」とデッカイ看板が置いてあります。

 おぉぉぉぉ・・・・さすが神域・・・・・と思ったけど撮っちまいました。スンマヘン

 橋を渡ると、鬱蒼とした木々に囲まれて低い石垣があり、そこに元熊野本宮大社が在った所らしい。大斎原の草地、熊野古道・中辺路を歩く

 入口に再び看板が有り「霊地なので勝手に塩を置いたり、何かややこしい事をするのを禁ずる」と書いてます。

 おぉぉ・・・四国の「出釈迦寺」奥の院と同じですねぇ・・やっぱし、よっぽど特別なる神域なんやろおねぇ。

 きっと今も神霊がお休みしたり、仕事をしておられるんでしょうなぁ。

 しかし、その特別なる神域の割には、隅っこの中央に石碑みたいのが二つ有るだけで、ガランとした草地だけで、えらいアッサリした場所です。

 たぶん、その石碑の場所が、元大社が有った重要な所なんでしょう。

 しかし「大斎原」と言っても、ホンマに子供の遊び場にでもなるような広々とした草地で・・・何も無い所でした。熊野本宮大社、熊野古道・中辺路を歩く

 次に「熊野本宮大社」へ行くと、ここにも「本殿で大声を出したりするな」と言うような事が書いてあります。
 
 高野山でも大師様が静かに寝ておられ、起こしたらアカンので尺八参拝は断られます。

 ここもヒョットしたら神霊が静かに読書されてるのに、突然尺八を吹いちまったら「読書の邪魔じゃあぁぁ・・気が散る」と神霊から叱られるかもしれんと思い、お守りやら何やら売ってる社務所の宮司に、お伺いをたてました。

 「あのぉ、本殿で尺八の献笛してよろしいでしょうか?」

 「はぁ~ん?・・・(この人、何をしたいって?)」という顔をされたので、もう一度同じ事を言うと、側で聞いてた先輩らしい宮司があっさり「良いですよ」と横から笑顔で言ってくれました。

 四つの社が在り、その前で一曲づつ吹こうと最初は思ってたんですが、なんせ雨が降っており、 雨に打たれながら吹奏するほどの信心もコンジョも有りません。

 門の庇で雨宿りしながら左門扉と右門扉の陰から社が見える所で、その方面に向かって各一曲づつ吹きました。

 門出入り口の陰になっている場所なので、時々参拝客が扉の陰から顔を出し、尺八を吹いてる姿を見ると「アッ」という表情をして、見てはいけないモンを見たという感じで、あわてて顔を引っ込めます。

 それでも右門の所で吹いてた時は、4・5人がジィッ~と私の周りを取り囲んでしばらく尺八を聴いており、托鉢状態か路上演奏しとるのと同じですなぁ。紀伊の郷土料理「めはり寿司」、熊野古道・中辺路を歩く

 今までは托鉢の時以外は、あんまり正面から吹奏している姿を見られる事は無かったのですが、今回マジマジと正面周囲から見つめられちゃった。

 しかし、だれも投げ銭をしてくれず、そのうち、どっかへ行ってしまいました。(^O^)

 近くの「道の駅」前のスーパーで「めはり寿司」(420円)というのを買って食べてみると、紀伊半島の所では郷土料理らしく、オニギリを漬物の菜で、くるんだような感じです。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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