HOME > 紀行文「目次」 > 熊野古道「目次」・中辺路 >16 古道の誇り(高原熊野神社)
H17.2.25 UP
細い坂道の両脇に民家が有り、ここに住んでる人は引っ越しとか荷物運ぶのたいへんだろおなぁ・・と思いながら坂道を下りると、すぐに広い駐車場に出て「高原霧の里」という休息所がありました。
休息所にはだれも居なく、休んでるとスタンプが2個置いて有ったので、さっそく喜んでペッタン。
「高原霧の里」の内部壁には写真が飾ってあり、皇族が訪れた様子や、近くの「高原熊野神社」で何かの催しが有った時らしく、数人の虚無僧が吹奏しながら歩いてる風景の写真も有りました。
なんで「高原熊野神社」の催しに虚無僧が出て来たのかは、わかりまへん。
知ってる限りでは、その神社と尺八とか虚無僧の云われは聞いた事が無く、だれか知ってたら教えてね。
熊野古道・中辺路では「高原熊野神社」は、それなりに歴史が有り有名な神社なので、大きいお宮かと思ってましたが、思った以上に小さいお宮です。
境内まで行き、どおしょうかなぁ・・と思ったけど、虚無僧も来たよおだし、せっかく来たのだからと思い尺八を一曲吹きましたが、ここ数日、雨の中を歩いてたので尺八を包んでいる袋も湿っており、そのためかあんまり音が響かなかった。
ワシの持ってる尺八は2尺6寸の長さなので、通常は野球のバット袋に入れて担いで歩いており、四国遍路の時は、「バットを担いで遍路してるの?」と聞かれた事も有りました。
「高原熊野神社」境内のお休み処に「瓦寄進」の奉納帳が置いてあり、壁にその主旨が書いてあり「この古い神社と古道に対し誇りを持っている。 しかし整備するには近年、若い人手も居なくなり、維持するには高齢者ばかりでままならず、資金にも困っている。 願わくば瓦寄進により援助を賜りたい。」というものでした。
ううむぅ~・・そおやろおなぁ・・これだけの山の中じゃ、若い人は離れて行き、トシヨリだけの過疎地になっちまいますわなぁ。
「古道に誇りを持っている」という文面に、もんのすごく共感を覚え、今まで気持ち良く熊野古道・中辺路を歩かせてもらったという意味も含めて、心ばかりの寸志を納めました。
四国88箇所寺でも、瓦寄進やら何とかを作るためだと寄付を求めている寺が有りますが、ワシはそのような寺へ寄付した事がありまへん。
そおいうもんは、ワシのような信心の足りんビンボー人が寄付しなくても、ワンサと押し寄せて来る団体バスの信心深い人達が寄進すると思っており、寺は十分維持出来るじゃろおうと勝手に思ってるからです。(^O^)ダハハハ・・・・
しかし、この小さいながらも由緒有る「熊野高原神社」は、あまり人も来なく、維持する人手も無く、現状のままでは整備するのが困難だというのが、よぉ~わかります。
皇族も来る由緒正しい神社なんだから、宮内庁も何とかもう少し援助してやれば良いのにぃ。
瓦寄進のノートを見ると、けっこう遠方から来た人達が寄進してました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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