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    熊野古道・中辺路     熊野古道・中辺路を歩く    H17.3.5 UP


熊野古道・中辺路の最大難所「滝尻王子」を歩く

針地蔵尊、熊野古道・中辺路を歩く     「堂の庭跡」付近、熊野古道・中辺路を歩く     剣ノ山経塚跡、熊野古道・中辺路を歩く

 熊野古道・中辺路の「高原熊野神社」から少し車道を歩きますが、車道はやがて地道になり山道に変化します。

 「針地蔵尊」というのが有りましたが、云われの看板が無く、名前からして何か面白そうな言い伝えが有りそおです。

 山道が車道と接近した付近に「堂の庭跡」という看板が有り、「地蔵堂の遺跡は、今も近くに残っている」と書いてあるので、付近を見渡したけれど、草木が生えてるだけで・・・・どこが遺跡かわかりまへん。山道、熊野古道・中辺路を歩く

 せめて草ぐらい刈っておいてくれたら、野次馬コンジョ出して見に行ったと思う。

 熊野古道・中辺路の山道をテクテク・・・

 「剣の山経塚跡」という看板が立っており、「明治末期に盗掘され、経が入っていた壺だけが古道美術館に展示されてる」と書いてあり、盗掘するなんて、悪いやっちゃのおぅ。

 立て札の近くに石が数個転がっていたので、たぶんその石ころが経塚を作っていたのでしょう。

 そこからは、かなりキツイ坂・・・四国で例えるならば焼山寺への最後のキツイ上り坂に匹敵する坂をガガアッッ~と続いております。

 もっとも、こっちは下りだったから良かったけれども、上りだったら相当にキツイ事が想像され、距離も焼山寺より有ると思う。

不寝王子、熊野古道・中辺路を歩く 不寝王子スタンプ、熊野古道・中辺路を歩く 「胎内潜り」付近、熊野古道・中辺路を歩く 乳岩、熊野古道・中辺路を歩く

 そんな事を思い浮かべながら下りてると、やがて「不寝王子」に到着し、少し下がった所に「乳岩」が有り、大岩の下に石仏が一つ収まってました。胎内くぐり入口、熊野古道・中辺路を歩く

 その付近は木々が生い茂って薄暗く、直ぐ下に「胎内くぐり」の岩が有り、この穴を潜って行くと山の頂上へ通じており、頂上には「亀岩」というのが有るらしいですが、穴を見ると狭くて真っ暗・・・

 ホンマに向こう側に抜けれるんじゃろおか・・・途中で挟まっちまって身動きが取れず、だれも助けに来てくれんかったら、そのまんまミイラになっちまうような気がしたので入らなかった。

 昔は地元の青年はここを通って「亀岩」の頭を撫でて拝し、また妊婦が通り抜けると安産になると書いてありましたので、昔は通った人が居たんでしょうなぁ。

滝尻王子へ降りる急坂・難所、熊野古道・中辺路を歩く     滝尻王子、熊野古道・中辺路を歩く      滝尻王子スタンプ、熊野古道・中辺路を歩く

 さらに焼山寺の坂道よりも、キツイ坂を下ると滝尻王子の裏手へ出てきます。

 熊野古道・中辺路を歩いて行き違った人や、地元の人から話しを聞くと、田辺方向から来る人には、この「滝尻」の急坂を上がるのが最大の難所だと言ってました。

 その傾斜のキツサは今回下りて来た時に、よぉ~くわかり、まさに熊野古道・中辺路の最大難所だと思う。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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