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2011.4.13旅行 2012.3.13掲載
海岸沿いの熊野古道・大辺路の国道をテクテク・・と歩き、「江田」集落の「徳大明神社」付近の川では桜吹雪が舞ってます。
「徳本上人名号碑」を通り過ぎた、岬の所から海岸が歩けるようなので、海岸へ下りて歩いてみました。
浜の一箇所ほど、広範囲に真っ白になっている場所が有り、たぶんサンゴだろなぁ・・と思って行ってみると、やっぱりサンゴのカケラで、例えは悪いが白骨が埋め尽くしてる感じです。
後日、白浜へ行った時、このようなサンゴのカケラが一袋300円ほどで売っているのを見て、あちゃあぁぁ~・・知っていれば、スーパーの袋一杯に拾って近所への土産にしたのにい。
サンゴは波で揉まれて石等とぶつかり、ほとんどが角が擦れて丸くなってますが、時間が有れば、それなりの形の物を探そうと思えば一つ位は有ったかもしれない。
遠くに見える「双島」付近にはサンゴが有って、ダイビングスポットらしいですね。
海岸から国道に上がって「シーサイドサンワ」へ行くと、越後屋がボオッ~と海を見ながら待っており、そおじゃろねぇ、なあ~ぁも考えずに、ボオッ~と口開けて海でも見てれば、この世の極楽ですわなぁ。
でも心を鬼にして越後屋に声を掛け、苦しい非情な現実世界へ引き戻してやりました。
「シーサイドサンワ」とガソリンスタンドの間から大辺路に入る・・とネットで下調べしており、しかし行ってみると駐車場というか広場になっていて、どこが大辺路の入口かわからず、広場をしばしウロウロ・・
こおいうもんは、たいてい入った正面付近に入口が有るもんだと思い、草むらを掻き分けて「大辺路」の看板や道を探したが・・無い。
あきらめてガソリンスタンドの人にでも聞こうと思い戻り始めた時に、越後屋が「看板が有った」と言って、スタスタと丸い油タンクが有る土手のような所へ歩いて行きます。
あっ・・σ(*_*)を置き去りにして、捨てて行かないで・・
これからは心を入れ替えて、悪い所は反省して改めるから・・お願い・・・
何でも言う事を聞くから、老後のメンドウも看てね・・・。
土手と思ってた所に小道が有り、「大辺路」の看板が有り、ススキが生えている荒れ地の道を行くと、人が一人通れる高さと幅のコンクリトンネルが有ります。
トンネルを潜り抜けると、すぐに振り返るように山道を上がって行き、山道は幅広の道となり、舗装道路となりました。
やがて人家が有り、その庭先を突っ切るのかと思ったら、手前に庭敷地を避けるように垣根の間に木橋が作ってあります。
たぶんここが下調べしていた時に見た「民家の庭先を通る」となっていた場所で、民家に気を遣うから敷地を通らないように道を新たに設置したのでしょう。
そおですわねぇ・・そりゃあぁ、見知らぬ人が、家をジロジロ見て行ったらイヤじゃろおねぇ。
そこからの下り道は、石階段や石畳が残っており、ここで再びトンネルを潜り国道へ出ますが、ここら区間は小さいトンネルを潜るのが多いでんなぁ。
「赤瀬」集落入口付近から「田古駅」に着き、駅舎内でひとまず荷物を置いて一休み。
駅舎には先客のトッアンが一人居ましたが、σ(*_*)らが駅舎に入ると、なぜか遠慮して出て行き、σ(*_*)と同じ気弱でシャイな、トッツアンだったのでしょうか?
お陰さんで気遣いせずに、昼食代わりの餅を食べました。
出発して田古駅から少し行った所の階段を上がり、高台に有る集落や農地を通り過ぎ、この付近は「・・平見」という地名が多いよおで、「平見」というのは高台の平らな場所を指すらしい。
やがて道は墓地に入り・・旧道では墓地を突っ切て行く事も多いので気に留めずに入り、それほど広い墓地では無いのですが、はて?・・墓地内でどの方向へ進めば良いのじゃろか?
それとも墓地手前の道を、曲がらなければアカンかったのかな?、極秘の熊野古道・大辺路絵図面では、墓地を突っ切るように描いてあるが・・・こおいう場合は、たいてい来た方向から真っ直ぐ方向へ行く道を行けば正解の場合が多いのです。
正解と思われる真っ直ぐ方向へ進むと・・・「墓」敷地の突き当たり付近で、下り坂と解釈して良いのか、墓に供えた枯花やゴミ等の捨て場と思った方が良いのか・・取り合えず偵察するために越後屋を残して、そのゴミ捨て場のような所から下りて道を探しました。
しばらく付近をウロつき探すと、見慣れた「大辺路」の看板が有り、良かったなぁ。
その看板の両矢印方向を見ると、片方の先は道らしいのが続いてますが、もう片方は今下りて来たゴミ捨て場を指していなく、試しにその指し示す矢印方向へ行くと、ゴミ捨て場ではなく、近くの墓横から出るようになってました。
うむうぅぅ・・これでは田辺方面から来た人にはわかるかもしれんが、那智方面から来たσ(*_*)らのような者には絶対にわからず想像すら出来ないと思う。
なんせ場所がこおいう場所なもんだから、まさか「大辺路」看板を墓の敷地に立てるわけにもいかんだろおしぃ・・難しい所でんなぁ。
せめて墓の後ろ樹木にでも、見えるように看板をブラ下げてくれれば少しはわかるかもしれんのだが・・
山道を通り、トンネルを潜って再び国道に出て「安指」集落へ入り、線路に沿った坂道を上がりました。
道の脇に細いコンクリ階段があり、ふと階段の先を見ると「大辺路」の看板が見えたので、先を歩いてた越後屋を呼び止めました。
まぁ・・どこかの家へでも行くかもしれんような階段だったので、越後屋も見落としたのでしょう。
階段を上がりきった所に地蔵さんが有り、狭いコンクリ道が続いてます。
やがて農道のような所を進むと、十字路になっていて片隅にお堂があり「安指平見の大師堂」らしい。
戸が開いたので、中へ入ってお賽銭を入れ、堂内はアッサリ・キレイで、正面脇には曼陀羅の絵が二つ掛かっており、おぉぉ!!・・・さすが大師堂。
今まで大師堂を数々見てきたが、堂内に曼陀羅が飾ってあるのは、大きい寺では有ったかもしれないが、このような小さいお堂では見た事が無く、よほどの信心の有る人が飾ったのでしょう。
大師堂を出て、普通ならば旧道は十字路になっていても、まっすぐ進む事が多いのですが、ここの場所では左の道へ行って国道へ出るようになってます。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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