2011.4.13旅行 2012.3.15掲載
熊野古道・大辺路の国道を少し歩き、目印の「堀田自動車」のガレージを左の道へ入って、ゆるやかな下り坂の旧道へ・・
その坂道が止まった平坦の所で、道がY字に分かれており、どの道へいけば良いのか再び迷いました。
両方向の道は共に道幅も道路状況も同じですが、左側の道を見ると草が茂って少し荒れてるような気がしたので右側の道へ行ってみました。
数分ほど道を上がり、まだ道は続いてますが、どうも間違ってる雰囲気というか勘がして、熊野古道らしくなく、なんちゅうか・・単なる林道という雰囲気がしており、σ(*_*)の頭の中では盛んに「違う」って教えています。
ここで勇気を持って引き返すか、まだゴウジョウを張って歩き続けるか・・・悩む所ですねぇ。
越後屋はこおいう時には全く役に立たず、勘もへったくりも無い生物だから、犬みたいに先になったり後になったりして、気楽に単に付いて歩いてるだけなので、何の不安も感じてません。
越後屋をその場に残し、200mほどだけ一人で歩いて偵察しましたが、やっぱり頭の中に住んでる勘が「違う」と警告ブザーの点滅を発してます。
先程のY字路まで戻って左側の道を少し歩くと、すぐに地蔵さんが有り、あっ!!この道が熊野古道だったのだ・・もう数歩、左の道を歩いてれば地蔵さんを見つけられたのにぃ。
地蔵さんの写真を撮っていると、越後屋が今になって「先程、Y字路で悩んでた時に地蔵さんの存在に気付いてたよ。当然、おでぇかんも知ってたと思った。」と平気な顔して言うじゃありまへんか。
「ええいぃぃ・・このバカタレ、地蔵さんがあれば、そこは旧道の印じゃ。何で早く言わなかった。犬でさえも飼い主に恩義を感じて、吠えるかシッポ振って教えるのにぃ。」
「んな事、言っても・・・知ってると思ってたもん・・ワンワン・キャンキャン・・。」
σ(*_*)近眼なので、地蔵さんが分からず道の真ん中で口ケンカしてたが、これが人通りの多い町中でなくて良かったなぁ。
そのうち歩いてると越後屋が「あっ!!・・看板と道が有る」と言い、すぐそばに「大辺路」看板が有り、グイッとそこから入る細い山道が見えました。
うむ・・道がわかったから、この辺でカンベンしてやるか・・
山道には少し崩れかかった古い石階段があり、頂上付近に行くと民家が有りました。
そこから今度は、コンクリの急坂を下がり、雨の日なんぞは枯葉も積もっており滑るじゃろなぁ。
Uカーブしている舗装道路から「舟並漁港」へ出て、そこでチビッと迷いましたが、赤レンガ塀が有る細道の上に地蔵さんが見えたので、それが熊野古道の道と思いその急坂を上がりました。
鉄道線路の上を渡る横断橋を通り「和深」集落へ入ると、民家のブロック塀に「熊野古道 大辺路 in串本」と題して、大きな熊野古道の絵図が描いてあります。
この絵図と同じ物がネットで下調べした時に見つけたので、拡大印刷して地図と一緒に持って来てました。
なんせ、ここら付近は集落の中を出入りして、ややこしそうでしたからねぇ・・そいで、やっぱり一杯間違えちゃった。(^O^)
絵図の写真を撮ってると、家の中からアンチャンが出てきて「これ、ぼくが描いたの」と言い、おぉぉぉ・・制作者でしたか、まさか、こんな所で出会うとは思ってなかった。
「ひょっとして草刈り奉仕隊の方ですか?(正確には「刈り開き隊」でした、すんまへん。)
ホームページを拝見して参考にさせてもらい、大いに助かっております。ありがとうございます」と礼を言いました。
那智方面から熊野古道・大辺路を歩いて来たと言うと、やっぱり田辺方面からの方が標識が分かり易いと言います。
その事は串本で話した人からも指摘されており、そのためかσ(*_*)らのように那智方面から歩く人は余りいないらしい。
別れ際に足下のツッカケを見て「これで歩いてるの?」と、やっぱりビックリされて笑われた。
「はい、よお~笑われるんですよ。でも、このツッカケの方が、足が蒸れないのでマメも出来なくて良く、慣れちまって靴なんかとても履けまへんよ。・・(^O^)ヘッヘッヘッヘッ・・・」
各地の霊場等を巡っていて、ボランティアの人が道筋に標識を付けたり地図を整備して有る所は、有名な霊場箇所では有りますが、無名の霊場ではなかなか有りまへん。
熊野古道・大辺路はそれなりに有名ですが、「刈り開き隊」の人達が整備してくれなかったら、おそらく単に海沿いの国道を歩くのみになっていたと思い、ありがたい事です。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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