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旅行日 2017/6/ 2017/12/ UP
ついでに寄った「佐渡の木造校舎」30校
「大野亀」から「相川」方面に向かって外海府海岸を走ると、高台よりZ字形に海岸近くまで下りる「跳坂(通称「ゼット坂」)」が有ります。
佐渡一回目の時は無かったのですが、二回目に来た時には毎年「国際佐渡トライアスロン」が実施されており、佐渡一周コースになっている「ゼット坂」を自転車で漕いで上がるのはキツイと思う。
「トライアスロン」に対しては地元の人達も、けっこう熱い応援をしており、σ(*_*)も東京から参加した同僚を沿道から名前と番号を書いた看板掲げて応援した事があります。
その「ゼット坂」途中に鳥居が立っており・・以前、佐渡に居た時は、こんな鳥居が有ったかなぁ・・・と思いながら近寄ると「和洋誕生記念」と彫ったコンクリ柱が側に有りました。
ううむうぅぅ・・「和洋誕生記念」なんて聞いた事が無いなぁ・・どこの宗教団体の教義だろうか。
だれか知っていたら教えてね。
その付近からは「岩谷口」の海岸から遠く「関岬」まで見通せます。
何かで見た事が有るのですが、北朝鮮が日本に密航する候補地の一つがこの「岩谷口」海岸だったらしい。
ヤツラが上陸する候補地の条件としては、
1 人里からそんなに離れていない。
2 上陸するのが見つかりにくい場所。
3 近くに交通の便が有る事。
より選定するらしく、言われてみれば「岩谷口」は、そのような条件に適しています。
「ゼット坂」を下りた付近に大きい滝があり、名前が付いてませんが調べてみると「泊川滝」とか「五段滝」、はたまたそのまま「岩谷口の滝」と呼ばれているよおです。
「岩谷口」の道沿い山側に、大きな岩が有ります。
道端に看板も出ているのですが、御用とお急ぎの方は、たぶん「フウゥ~ン・・」と思って車を止める事も無く先へ進んで行くでしょう。
しかし、ホンマはチットだけで良いから、車を止めてウロついた方が良いのですがねぇ・・この大岩に向かって小道を行くと、岩の方から波の音が聞こえるのです。
岩が凹面鏡のような形になっており、海岸の潮騒が反射して岩から聞こえ、調べてみると「海鳴山」と言うらしい。
で・・フウゥ~ン・・と思って車に戻ったらアカンでっせぇ、まだ続きが有るんですがなぁ。
その大岩の下に洞窟が有り、その奥には「竜眼の池」という、いかにもカワイソーな云われの有る池があるのです。
洞窟入口の説明看板によれば
「昔、母竜が目が見えない子竜の眼を持って、この池で目を洗っていました。
しかし人間の気配がしたので母竜は目玉を落として海に逃げ帰りました。
目玉を拾った人が坊さんに渡すと、坊さんは目玉を洗って池に返しました。
しかし母竜は現れず、今も二つの竜眼が夜になると青光を放ちながら母を求めて池の中を泳いでいるそおな。」
洞窟の奥行はそんなに無く、すぐに足元に池の水・・と言って良いのか、広い水溜りと言った方が良いのか・・があり、そこで竜の眼が泳ぐらしい。
洞窟内は暗いのでフラッシュ撮影しましたが、そんなに深い池でもなさそうな気がする。
説明看板の柱には「小木・宿根木に通じている洞窟は30メートル先に有ります」と書いてあります。
実は、この洞窟にはもう一つ伝説が有り、佐渡・宿根木から放した犬が、この洞窟から現れたという話があったのです。
で・・「30メートル先」というのは、てっきり洞窟奥内に向かって30メートルだと思っていたので、へえぇぇ・・洞窟に溜まっている水の中を犬が泳いできたのかなぁ・・と思って今まで固く信じていました。
ところが付近には墓しか無いと思っていたのですが、試しに墓先の道へ行ってみると「岩屋口観音」というのが有り、そこも洞窟になっており、実は犬はその洞窟から現れたらしい。
あらあぁ・・この洞窟の存在は知らなかった、そお言えば「弘法大師の投筆」という看板が有りましたが「竜眼の池」の洞窟には、そんなの無かったでぇ・・きっと消えちゃったんだと思ってたのです。
ても「岩屋口観音」の洞窟には、ちゃんと弘法大師が書いたと思われる「南無阿弥陀仏」が残っていました。
ホンマにお大師さんが書いたのか・・という事は詮索はせず、伝説は伝説としてこのような物が残っているというのが、大したモンだと思う。
洞窟の奥は狭くなっており、どの辺から犬が出て来たのか・・暗いので、よぉ~わかりまへんでした。
映画「平成狸合戦ぽんぽこ」の中で、佐渡ムジナの大親分「団三郎」に助けを求めに行ったが、猟師に鉄砲で撃たれて死んでいた・・というカワイソーな場面が有りました。
その佐渡「団三郎」配下の四天王「関の寒戸」が、「佐武徒大明神」として奉られています。
ちなみに大親分「二つ岩・団三郎」さんにもお参りしたかったのですが、場所を見落としちまい行きませんでした。
道端に「寒戸崎」の看板が出ていますが、これも普通ならば「フウ~ゥン・・」と思って通り過ぎる場所だと思う。
「佐武徒大明神」へは、一度来た事が有るのですが、あんまり印象に残っていなく、壊れかけた社殿横に空の一升瓶が転がっていたのだけは覚えてます。
鳥居の有る草が茂った参道を行くと、大きな過ぎが横倒しになって道を塞いでる・・というか、その下を潜るようになってますが、以前来た時もこんなのだったかなぁ。
丁寧にコンクリブロックで支えてあるので、よっぽど大切な過ぎなのでしょぅ。
以前来た時は暗くて陰気な感じがしてましたが、社殿は新しくなっており、一升瓶も転がっていませんでした。
社殿の扉が開いたので内部を拝見すると、壁に「供え物」の説明した紙が貼ってあり、このようなのを見たのは初めてだ。
「神職服忌心得」というのには、親族が亡くなった時に喪に服す期日が書いてあります。
参拝者にお願いと書いた紙には「お供え物は有難く頂きました。生物は本殿脇の岩穴にお供えください。」とあります。
へえぇぇ・・・「岩穴」なんて有ったかなぁ・・と思って探すと、すぐに見つかりました。
生物を供えたら、腐って臭うだろなぁ・・と思ってましたが、鼻が悪いせいか臭わず、きっとタヌキさん達が、有難く食べちゃって後片付けと掃除もして行ったのでしょう。
「石名」集落付近の道端に、大きなイチョウの木がある「清水寺」があります。
これも「フウゥ~ン・・」と思って通り過ぎるでしょうが、道端に清水が湧いているのに気づいて欲しいなぁ。
以前の清水飲み場は、もおチット大きい感じがしたが、今も清水がコンコン・・とまでは行かないが静かに湧いてます。
側に立っている説明版によると「バンウンという梵字が清水に浮かぶ時、水を飲むと全ての願いが叶う」らしい。
この清水は「知恵の水」「長寿の水」と言われてるらしく、一口飲めば東大合格・10年長生きする・・と思う・・たぶん・・。
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佐渡紀行をした時には、同時に「佐渡の木造校舎」も訪れましたので、そちらも参照していただければ幸いです。
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