HOME > 紀行文「目次」 > 「塩の道」地図と目次 > 20 夢の跡
H23.6.16 旅行 H23.8.27 UP
「山之坊」集落から麓へ行くまでの途中に、旧道を通ると廃校跡が有るので、そこを何としてでも通りたかった。
食事して休んだ近くに脇道が有り、越後屋が「どおしても、こおしても、この道が旧道じゃ」と言い張ります。
違うんでねぇかなぁ・・と思いながら行ってみると、やっぱり途中で草藪になり通れなく、単なる農道のよおです。
ほれ、見ろっ・・・ブツブツ・・・。
地図では、もう少し先の別れ道と思い、元の道に戻って少し行った所の下り道に車止めの柵が有り、標識は無かったが、そこが旧道だと思って行ったら正解でした。
道は車幅の広さでコンクリ舗装されており、草が生えていても轍の箇所は生えてない所もあります。
コンクリ舗装だというのが、草が茂っていても安心感がありますねぇ・・草に隠れて昼寝している蛇を、踏んづける恐れも有るが・・
せっかくの道だから車止めなんか置かず、通りたい者は通らせれば良いのにぃ。
やがて道まで覆う木が有る箇所で、広い草むらに埋もれたコンクリ門柱と、崩れて地面に付いてる赤い屋根が見えました。
門柱の表札を読むと「小滝中学校山之坊分校」、もう一つの門柱は「山之坊小学校」と書いてあり、小中学校だったよおで、校舎は何年もの雪で潰されちゃったのでしょう。
広い草むらに埋まる校舎跡を見ると、当時ここで学んでいた子供達の「夢の跡」という感じがし、どんな学校生活を送っていたのでしょうか?
再び道の草むらを掻き分けて車道に出ましたが、当然ここにも標識が有りません。
反対方向から来る人は、たぶんここの入口がわからないと思い、廃校に興味が有る人しか、この道を探さないかもしれません。
地図では、車道を横切って真っ直ぐに杉林の道を行く事になっているが、杉林は有るが道はわからなかったので、そのまま車道を歩きました。
麓にも廃校があり「山之坊小学校跡」の石碑が建っており、先程の小学校廃校時に、ここへ小学校を移設したのでしょう。
まだまだ使えそうな学校ですが、生徒数が少なくなって統合されて廃校になったのかな。
見たところ廃校という雰囲気ではなく、校舎の窓際に掛かってる白いカーテンから生徒が顔を出しそうな感じです。
そお言えば昔から学校のカーテンは、何故か白色だったなぁ。
校舎に近寄って教室を覗くと、図書室だったのでしょか本が積み重ねてあり整頓されてる感じです。
平岩駅に無事到着。
車で「姫川温泉ホテル」前へ行き、温泉の源泉が滝のように流れ落ちている所へ行ってみると、滝から湯気が出ており、硫黄の臭いもしてスゴイでんなぁ・・初めて見たでぇ。
源泉の側に階段が有り、上がってみると「姫岩薬師堂」の額が掛かっていました。
これにて「塩の道・西回り」は終わり、「塩の道」はまだ続きますが「東回り・西回り」を歩いた感想を参考として比較してみました。
東 回 り | 西 回 り | |
山 道 | 山道の雰囲気は有り、 ハイキング的には良い |
草が生えて通行困難の場所が有る |
展 望 | 余り無い | 車道から見える展望は、もんのすごく良い |
案内標識 | 充実している | 山道入口に無い場合、入口がわからない。 また、見えにくい物もある |
今後の課題 | 特に無し | 山道の除草・手入れが必要 |
総 括 山道の雰囲気を楽しむならば「東回り」 山道にこだわらず、高所からの展望・風景を楽しみたいならば車道を歩いて「西回り」 「東回り」の方が有名で、多くの人が歩いてるよおですが、「西回り」も「展望の良さ」という点から魅力的コースと思います。 |
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