HOME > 紀行文「目次」 > 「塩の道」地図と目次 > 22 白馬大仏
2013.10.29 旅行 2014.4.5UP
ほとんど・・というか、全く人通りの無い平岩駅前を通り、姫川沿いをテクテク・・山の中腹に白く見える「白馬大仏」が目立ちます。
姫川沿いの大きなホテル付近に来ると、出発する乗用車に向かって女性従業員が総出で見送り手を振ってるのが見えて来ました。
なんか・・こっちの方が見られているようで恥ずかしい感じもするが、よっしゃあぁ・・写真撮ってやろ・・と思ったら、最後の客だったらしく近くまで行くとホテルへ引き上げちゃった・・あらら・・。(逆光なので、あんまり写真の写りは良くないです)
そお言えば、職場の慰安会でどこかのホテルに泊まった時にも、女中さん達がやっぱりズラッ~と総出で見送り、別れを惜しんで涙ぐみ、ヒシッと抱きしめて「行かないで・・」とまでは言ってくれなかった。
しかし、バスが出る時には全員がいっせいにハンカチを取り出して振ってくれた事がありビックリした事があった。
ホテルを通り過ぎた「出湯広場」で道が無くなり、そのトイレ横の坂道を上がって旧国道へ出ると、この先は道が崩れて通行止めになってるらしい。
車なんか1台も通らないだろおと思ってましたが、トラックが3台ほど通って行き、どこへ行ったんじゃろ。
やがて「白馬大仏」に近づき、本では「白馬温泉」となっていたが廃墟のように見え、旧国道が通れなくなったのでツブレちゃったのでしょうか。
30年ほど前の昔、σ(*_*)が美青年だった頃、冬に東京へ抜けるためこの国道を通った事があります。
その時は道路が圧雪状態でタイヤチェーンを装着し、吹雪のため視界がきかず車が数珠繋ぎになってノロノロと走ってました。
この九十九折りの峠越えでは、油断すると道を外れて落ちゃうので、前の車だけを見てましたが、チラッと「白馬大仏」の頭の部分だけを見た覚えが有ります。
「白馬大仏」を間近で見ると、失礼ながらあんまり悟ってるような顔してなく、ただボオッ~としてる感じです。
近くに鐘楼が有り、越後屋がそこからショートカットして、上の旧国道へ行けるのでは・・と言ったが、立入禁止的な事が書いて有るので旧国道を遠回りして歩いたら、あっさりショートカットできるようでした・・・あちゃあぁぁ・・・。
向こうからジサマが歩いて来て、地元のキノコ採りのジサマかと思って挨拶して聞いてみると「「塩の道」を歩いており、今朝は6時頃「北小谷」を出発して、ここまで2時間半ほどかかった。途中で道に迷い、30分ほどロスした。」
ジサマの足下を見ると草の種が付着していたので、かなり藪漕ぎをしたのでは・・と心配になり道の状態を聞くと「草は刈ってあるので、迷う事はないだろお。これから大網峠を越える。」と言い、大網峠を越えるのは時間的に可能だと思うが、σ(*_*)よりもトシヨリなのに健脚だなぁ。
それにしても「塩の道」を歩く人は、σ(*_*)らだけでなく居るんですねぇ。
「塩の道」はルートも確立しており、地図・標識等も整備されてるので、もんのすごく地域興しに役立っていると思い、この「塩の道」に、最初に目つけて考えた人は、エライッ!!
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