HOME > 紀行文「目次」 > 「塩の道」地図と目次 37 昔の道
2013.11.1 旅行 2014.6.28 UP
テクテクと歩いて、この辺に「風切地蔵」が有るはずだが・・と注意して行くと、道端の少し奥に{風切地蔵}がありました。
あっ・・いや・・別に地蔵さんは、どおでも良いのだが・・地図によると、この付近から車道を離れて「夏は藪道」「昔のままの道」「藪蚊注意」というように、一杯注意書きがしてある「昔のままの道」入口が有るのです。
グルッ・・・と、その付近を見渡すと広い駐車場のような所が有り、この草むら付近に有るのかなぁ。?
車道を一人のアンチャンが歩いて来たので、挨拶しましたが「昔のままの道」を通らず車道を歩いて来たようで、たぶん入口がわからんかったのではないかな?
風切地蔵前の広場ような奥に、案内板らしいのを見つけ、行ってみると入口付近は草が茂っており、この先どうなってるか不安に思う「夏は藪道」が有りました。
しかし、その「藪道」の心配は最初の入口付近だけで、その後は道筋がわかります。
やがて立派な車道に出ましたが、あんまり使われている様子は無く、その対面に「塩の道」杭標識が有り、道が続いていました。
通ってみると「昔のままの道・藪蚊注意」の道は、今回で一番良い紅葉散策路で、他の季節はわかりまへんが、秋らしい紅葉路を満喫出来て、欲を言えば、もおチョッピシ紅葉が進んでいた方が良かった。
下り坂になって川に架かる橋を通ると「おかるの穴」の案内板が有ります。
どれどれ・・どんな穴じゃろか?と、わざわざ橋に戻って、橋の上から川のあちこちを探しても穴がわからん。
どこかのネットにも、わからん・・と書いてあったように思い、これを書いてる時に調べてみると、橋の真下付近に穴が有るらしい。
ううむうぅぅ・・どうせならば、「おかるの穴」が見えるように橋を作ってくれれば良かったのになぁ。
ちなみに「おかるの穴」の伝説は
昔・むかし・・「おかる」という働き者の女の人が居ましたが、これがまた世間に良く有る、ヨメ・シュウトメの仲が悪かったらしいでんなぁ。
トッツアンも二人の間に立って、仲を取り持つのに苦労したでしょう・・・たぶん・・
「息子や、聞いておくれ・・ヨメコったらね・・・うだうだ・ぐずぐず・・・と、こおなんだよ。
きっと私なんか早く死ねと思ってるんだ・・いいよ死んでやるよ。
ええいっ・・止めるなっ・・出刃持って来い。」
「あなた聞いて、お母様ったら・・・しのごの・どうたら・こうたら・・・って言うのよ。
そりゃあぁ~私は出来の悪いヨメですよ・・でもねぇ、もう時代が違うのよ。
あなたからも言ってくださいよ・・・ヨヨヨ(ウソ泣き)。」
と言うのを、交互に毎日聞かされたら、間に立つトッツアンもそりゃあぁ~・・ウンザリして二人を置いて家出したくなるでしょうなぁ。(^O^)ナハハハ・・
そんなある時、ヨメコさんがシュウトメを脅かそうと、オトロシイ面を付けて脅かしたのは良いが、面が外れなくなっちゃったんです。
あれっ?・・どっかで、よぉ~似た話がありましたなぁ・・もっともあれは、シュウトメがヨメコさんを脅かしたので、話しは逆だが・・
で、ヨメコさんは、この穴に隠れ住んだとか・どうとか・・で「おかるの穴」となったらしいです。
たぶん「ナマンダブ・・」とか何とか唱えれば、ポロッと面が取れたと思うのだが、「おかる」さんは知らなかったのでしょう・・ナモナモナモ・・・
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