HOME > 紀行文「目次」 > 「国境の島、対馬」紀行文の「目次・地図」 > 9 和多都美神社
2019/5/17 旅行
「烏帽子岳展望台」から「和多都美神社」へ行くと、昨日の市営渡海船で沖から見た鳥居が海の上に立っており、やっぱり干潮で鳥居の根本が見えるのよりも、潮が満ちている方が良いですねぇ。
「和多都美」と書いて「わだつみ」と読むらしく、いかにも古風な読み方で、対馬のバワースポットとして有名な箇所らしい。
駐車場付近の海水が浸っている箇所に「磯良恵比寿」と書いた看板と三本柱の鳥居が立っており、初めは何かと思ったが、三本柱鳥居の真ん中に少し見える石が「盤座石」のように重要らしい。
それにしても三本柱の鳥居なんて初めて見たでぇ。
これを書いてる時に調べてみると「三柱鳥居」というのが正式名らしく、全国で12箇所ある内の一箇所がこの和多都美神社だそうな。
尺八を持って来ていたので、よっぽと尺八吹いて参拝しようかと思ったが、今まで居なかった韓国人の団体がワラワラッ・・と来たのでヤンピした。
もしも尺八献笛をしていたら、この日本人は何してまんねん・・と思ってジロジロ見られていただろなぁ。
「社殿」脇の松の根本が横に長く伸びて踏まれないように注連縄が張ってあり、松根をこれだけ地表面に伸ばすのもタイヘンだったでしょう。
境内には先程と同じ「三柱鳥居」がもう一つ設置されており、和多都美神社には「三柱鳥居」が二つ有ります。
「本殿」の裏へ行くと「豊玉姫之墳墓」が有り、この豊玉姫は「日本書記」にも記載されており神武天皇の祖母で、山幸彦のヨメさんだったらしい。
グルッと一周して元の駐車場に戻り、海に立つ鳥居を見ようと岸を歩くと、先端付近に和服姿で座った女の像が設置されています。
御尊顔を拝見すると初々しい少女では無く、どう見ても現代的美人の中年女性です。
で・・座って布を差し出している女性は何を表現しているのだろうか・・と、説明看板も無いので最後までわからんかった。
沖縄の芭蕉布ならば、好きな人に渡す布だと聞いた事が有るのだが、ここは対馬だしなぁ・・布の産地だと聞いた事も無い。
で・・これを書いてる時に調べてみると、以前の写真には布の上に金色の球が載っていたよおで、その球を差し出す豊玉姫像らしかった。
そおじゃろなぁ・・単に布を差し出すだけにしては、おかしいなぁ・・と思ってたんだ。
設置されていた金の球は自然現象で取れて、どこかへ転がり落ちたのでしょぅか、それとも壊されて盗まれたのでしょうか・・・もしそおだったら、たぶん犯人は、だれがどう見てもアイツらしか考えられん。
たぶん無くなった珠は、山彦が故郷へ帰る時に豊玉姫が渡した「潮満珠」「潮干珠」だと思う。
ちなみにその付近に「玉の井」が有ったらしく、山彦が井戸の側にある木に上ってボオッ~としていた時、龍宮から出て来た女中さんが井戸の水面に映った山彦を見て、豊玉姫に「いい男が、井戸に居たぁ~・・キャッキャッ」と喜んで言いつけに行った場所ですが、忘れて見に行かなく惜しい事をした。
駐車場に戻ると韓国の団体バスが来ており、韓国女の化粧はハッキリと眉を描くのが特徴のよおで、道路では神社を見に行かず、4~5人ほど歩道の木陰で寝転がっており、さすが、かの国の人・・・
「和多都美神社」から「仁位」へ向かう途中、大鳥居が有ったので写真を撮っていると、道端で二人の男性が大声でケンカしていた・・と思ったら、どうも韓国人同士が話していたらしい。
そのうち三人になり、さらに大声で何か言っており、たぶん自転車に乗っていて道が間違ってるとか、来るのが遅いとか言ってたのだろう。
韓国人は大声で話すというのを聞いてたが、ここで初めて、それがホントだとわかった。
先程の「烏帽子岳展望台」へ行った時、自転車で下りて来た人のようで、行きあうとき自転車が右側通行で走ってたのであやうく衝突しそうになり、相手が一応頭を下げていたので、珍しく謝罪意思と常識が有る韓国人だったようです。
それにしても、だれも居ない道だからと言って、ケンカしているような大声を出して怒鳴り合うように話さなくてもなぁ・・お国柄の違いか・・。
以下、広告です。
老後の趣味に憧れのピアノを始めてみませんか? |
<レンタルボックス>の種類・料金を見る
<レンタルボックス>を自宅周辺で探す |
中学英語を使える英語に! |