HOME > 紀行文「目次」 > 「国境の島、対馬」紀行文の「目次・地図」 > 16 上見坂堡塁
2019/5/18 旅行
対馬の上県と下県の中間である浅茅湾に「西漕手」と言う所があり、最初は大した事は無いだろお・・と思って予定に入れてなかったのですが時間が有ったので寄ってみました。
国道脇に有る「西漕手」トイレに車を置き、そこの案内板を読んでみると、この附近は対馬の陸地が一番狭まった箇所で、西側の「西漕手」と東側に「小船越」の湊が有ったらしい。
そいで遣唐使等の船が日本側から来た場合は「小船越」に到着し、山越えをして「西漕手」から「唐」方面へ渡り、逆の場合は「西漕手」に到着、「小船越」より日本側」へ渡ったそうです。
元寇が対馬へ攻めて来た時にこの地を占領されちゃったため、なんせ狭い地形の場所だから対馬・南北の陸路を絶たれたらしい。
へえぇぇ・・・知らなかったなぁ・・・駐車場から「西漕手」の海岸までは数100mで、反対側の「小船越」も近くなので、ホンマにこの地を占領されちゃったら、船でしか行き来ができないので要の場所ですわなぁ。
「西漕手」は静かな入り江という感じで、さざ波程度しかなく、ウネリ等は入って来なくて良い湊だったでしょう。
道幅は無理すれば軽自動車は入れますが回転する場所が無く、車は駐車場に置いた方が良いでしょう。
美津島町に「鶏知(けち)」という町が有り、昔は「鶏知重砲連隊」が設置され、レンガの営門が今も鶏知中学校で使用されているらしく、これを書いてる時に調べて初めてわかり、知っていれば寄っていたのになぁ。
50年ほど前に勤務した時に「鶏知」町内を通行しており、それなりの町だと思ってましたが、今回来てみると、それほど大きい町だとは思わなかった。
「鶏知重砲連隊」は「神聖喜劇」という本の舞台地で、その主人公が勤務した付近から始まります。
読んでみると自分は学が無いので、あまりにも大作過ぎてよぉ~わからんようになり、途中で本を読むのは止めました。
その「神聖喜劇」の主人公もたぶん勤務したと思われる「上見坂公園」にある「上見坂堡塁跡」へ行ってみると、あいにくの雨と霧で周りの回りの風景がよく見えません。
せめて「砲座」跡等の案内図でも設置されていれば良いのだが、対馬の砲台跡地には何故か設置されていません。
たぶんこの方角付近だろおと思っていくと、石積の遺跡のような砲台跡地が有りました。
晴れていれば浅茅湾がキレイに見えるらしいが、あいにくの霧雨で何も見えません。
「上見坂堡塁」跡も霧のため見通しが良く無かったですが、それでも静かな哀愁を感じさせ、ある意味味わいの有る風景でした。
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