「たこ」の奉納画と相川観音/会津33観音霊場
相川観音
「左下池」という溜池?付近から少しでも近道かなぁ・・というセコイ事を思って農道を走り「相川」集落に入りました。
集落に入ると山側に、会津三十三観音霊場22番札所「相川観音堂」の案内看板と階段が有ります。
手摺りの付いた、かなり急なコンクリートの階段を上がり、観音堂境内まで上がると木を切ったためか、えらいアッサリとした境内になってます。
昔は木が生えていたんでしょうが、何かの事情で切っちゃったんでしょうねぇ。
「たこ」の奉納絵
相川観音堂に貼ってある納札には、なぜかマンガのような「たこ」の奉納絵が描いてあります。
ほほおぉぉ・・・幼子が絵を描いたので奉納したんかな?・・と思ったら、何枚か「たこ」を描いたのが何枚か有り、何でこんな所に「たこ」が関係が有るの?
越後屋が
「なんで「たこ」の絵が書いてあるんじゃろ?」と同じ疑問を持って聞くので
「これには深ぁ~いカワイソーな話しが有ってのおぅ・・・ここは見たとおり地形・位置からは海から遠く離れた山中である。
今でこそ、スーパーへ行けば夕方6時過ぎから、半額で叩き売りしとるが、昔の人は海に住む「たこ」という生き物は聞いた事が有るけれど、見た人がほとんど居なかった。
そおじゃ・・この前、半額300円で買って来たアレじゃ。
うん、σ(*_*)らのようなビンボウー人は、半額になったのを狙って食っておればええんじゃ。(^O^)
そしてのおぅ・・昔の人は、せめて生きてるうちに一度でも本物の「たこ」という珍しい物を食えば、冥土へ旅立った時に、あの世で「タコを食ったでぇ」と胸を張って威張れる・・と思ってのおぅ。
当時は庄屋さんとか、おデェカンサマのようなエラァ~イ人達でも、なかなか食べれなかった・・カワイソーじゃのおぅ。
もし運良く「たこ」が手に入ったもんなら、そりゃあぁもう当時は珍しい貴重品なので、村中はお正月や、お祭りのような騒ぎになっちまい、獅子舞は巡るわ・・夜店は出るわ・・犬は吠えるわ・・ネコは茶碗抱えて走り回るわ・・そりゃあぁエライ騒ぎだったそおじゃ。
それほど珍しい物だったので、せめて「たこ」の絵を奉納して極楽へ行けるように願ったんじゃ。」
というσ(*_*)が適当に作ったデタラメの想像伝説を越後屋に語ってやったら、えらく感心して本当だと思ったらしく・・単純なヤツめ。(^O^)ダハハハ・・・
そのままダマシ続けてもえかったんだが、そおいえば先程の案内看板に「いぼ取り」がどうのこうの・・と書いてあったような気が・・・そか・・「いぼ」と言えば、「たこ」には「いぼ(吸盤)」が一杯有る・・そいで「いぼ」を取るため「たこ」の絵の奉納か・・
もう一度、この事を越後屋に教えてやったら、
「おぉぉ・・なるほど・・」と、これまたえらい感心して誉めてくれた。