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 吉祥寺内、「越中一国観音霊場」紀行文 巡礼日 2013.8.17・18  掲載日 2014.2.27


道の駅「カモンパーク新湊」で野宿/越中国観音霊場記/9番「繁久寺」・10番「蓮華寺」・24番「海禅寺」・23番「吉祥寺」

9番「繁久寺」

「瑞龍寺」参道、「越中一国観音霊場」紀行文     高岡・繁久寺・山門、「越中一国観音霊場」紀行文     高岡・繁久寺・回廊、「越中一国観音霊場」紀行文
         高岡・繁久寺本堂、「越中一国観音霊場」紀行文         高岡・繁久寺・賽銭箱、「越中一国観音霊場」紀行文
 「瑞龍寺」前の参道を真っ直ぐに、前田公の墓所まで行くと、その付近に「越中一国観音霊場」9番札所「繁久寺」が有ります。

 長い白塀の有る門を潜ると、両側は回廊になっておりガラス戸の中に羅漢さんが並んでました。高岡・繁久寺・羅漢、「越中一国観音霊場」紀行文

 拝見すると、同僚の羅漢さんを相手に「あんさん、肩が凝ってまんなぁ・・」と言ってアンマをしてました。

 で・・本堂の前で参拝しようと思ったが、重圧な扉がしっかり閉まっており、どおしてもこおしても絶対に本堂前では参拝できないようです。

 ふと見ると、門の所に賽銭箱が置いてあり、本堂前ではなく、そこで参拝しろという意味なんでしょうなぁ。

 はい・・・言われる通りに、そこで参拝しました。

10番「蓮華寺」

      高岡・蓮華寺入口、「越中一国観音霊場」紀行文      高岡・蓮華寺、「越中一国観音霊場」紀行文

 この付近は昔「射水(いみず)地方」と言っており、初めての人はスンナリ読めないでしょう。

 県道から10番札所「蓮華寺」の屋根が見えたので、細い露地へ入って境内に入れました。

 正式な入口は、別の所に有り「観音祭」の横断幕や幟が立ってましたが、祭りが終わった後なのか、始まる前日なのか・・・境内には人気が全くありまへんでした。

道の駅「カモンパーク新湊」で野宿

 夕方5時近くになったので、道の駅「カモンパーク 新湊」で野宿する事にして、先ずは汗をかいたシャツなどを脱いで、少しでも乾くようにバイクに掛けました。道の駅「カモンパーク新湊」野宿、「越中一国観音霊場」紀行文

 今日の高岡市内は、37度だったそうな。

 すぐ近くの日帰り入浴へ行くと、ジジ達が外のベンチにヒマそうに座って雑談しており、入館者をジロジロ見てますが、これはあんまり気分の良いもんでは無い。

 もっとも、σ(*_*)も逆の立場だったら、やっぱりジロジロ見て、こいつは見慣れんヤツじゃが、どこのモンか?・・と思ったでしょうなぁ。

 「お休み処」も狭くて、ゴッタ返しており、少し休んで道の駅「カモンパーク新湊」へ戻り、先日、偵察に来た時に自転車旅行のアンチャンが野宿していた所に銀マットを敷きました。道の駅「カモンパーク新湊」野宿場所、「越中一国観音霊場」紀行文

 そこが灯りも無く、人通りも少なく、何と言っても一番風が通る場所だったと教えてくれたのです。

 ゴロンと横になると、確かに時々風が通りますが、やっぱり蒸し暑く、たまに人が通りますが、寝たフリして無視。

 少しあちこち場所を変えて確かめましたが、やっぱりアンチャンの教えてくれた場所が一番良かった・・さすが野宿者情報は確実ですなぁ。

24番「海禅寺」

射水・海禅寺全景、「越中一国観音霊場」紀行文     射水・海禅寺山門、「越中一国観音霊場」紀行文     射水・海禅寺本堂、「越中一国観音霊場」紀行文
射水・海禅寺観音堂、「越中一国観音霊場」紀行文
 翌朝7時頃に起きて、ボオッ~としながら出発準備をし、バイクを走らせて「四方」集落内に入り、それでも迷わずに24番札所「海禅寺」へ来れました。

 境内に入ると、やけに目立つオレンジ色のコンクリ建物が有り、ほほおぉぉ・・最近の納骨堂はド派手な色にするんですなぁ・・。

 が・・それでも確かめてみると「北陸33観音」の看板が掛かっており、あらあぁ・・これが観音堂だったのね。

 この看板がなかったら、納骨堂かと思って本堂で参拝するところだったでぇ。

23番「吉祥寺」

 23番札所「吉祥寺」はタンボの中の集落内にあり、細い道を行くと道沿いに石碑などが建っており、その前が札所でした。射水・吉祥寺・石仏、「越中一国観音霊場」紀行文

 この石碑などが無かったら、普通の民家と思って通り過ぎるほど、境内にはこれと言った寺らしい物が無く、本堂はどれか?・・と思ったほどです。

 たぶん、形から言えばこれが本堂だろなぁ・・と思う正面の建物へ行くと、玄関戸が開いてます。

 やっぱりここが本堂かな?・・玄関内の上がり縁にある戸が閉まってるから、それを開けると本尊さんが有るんじゃろうか?。

 まぁ・・信心が足りん人間なので、どうしても・こおしても本尊さんの御尊顔を拝さないとアカンという気持ちは無く、また下北霊場でのイヤな思いもしたので、玄関内で参拝しても良いや・・射水・吉祥寺、「越中一国観音霊場」紀行文

 尺八を取り出すために一度玄関の外へ出て、ふと見るとその横に手摺り付きの階段が有り、よぉ~見ると看板も掛かっており、そこが本堂らしい。

 なんせ周囲の戸が全部アルミサッシだったので、そこは「掃き出し窓」かと思っちまったもんでして・・。(^O^) ヘッヘッヘッヘッ・・・

 試しに戸を開けてみると、スッーと簡単に開き、中に本尊さんも居て、ちょうど住職が内陣の灯りを付けるところだったので挨拶しました。

 尺八参拝後、尺八の手入れをしていると住職が来て「これから行事があるので・・」と、わざわざ断りに来ました。

 たぶん行事が無かったら、尺八吹いて参拝する珍しい人間と少し話しをしたかったのでしょう。射水・吉祥寺本堂、「越中一国観音霊場」紀行文

 聞かれたので「越中一国観音霊場巡りをしている」と言うと、外に出てバイクを見たらしく「新潟から来たのか?・・これから海禅寺か?」

 おぉぉ・・あんまり有名でない「越中一国観音霊場」でも、さすが札所寺だけあって、近所の札所寺を知ってますねぇ。

 「海禅寺は、今やってきた所ですが、それよりも富山市内の札所である黒崎さん宅の場所を知ってますか?」

 「一度行った事があるが、大きい通りより離れた所にあった。」

 ここでも、さすが札所寺だけあって、霊場巡りをしているよおで、どの辺かと地図を見せて尋ねたが「地図を見てもわからん。不確かな場所を教えても・・」と言われたので、それ以上シツコク聞くのも悪いと思い引き下がりました。

 ホンマは不確かでも良いから、「この辺かなぁ・・」と教えて欲しかったのだが・・

 それと共に、今は廃寺となって墓場になっているという魚津の31番札所「実相院」の場所も聞き、そこは何とかわかりそうだ。

 ちなみに一番上の写真の「黒い筒」は尺八を入れてるバット用の袋で、その上の水色ケースは地図が入ってます。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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