HOME > 遍路・巡礼 > 「越中一国観音霊場」地図と目次 > 13 雨宿り
巡礼日 2013.8.20 掲載日 2014.3.10
「越中一国観音霊場」ではありませんが井波にある高瀬神社へ、高校受験の時に願掛けに来て以来40数年ぶりに寄ってみました。
それまでは近くを通った事もあるのですが境内まで入らかったので、久々に高瀬神社へ来てみると当時の記憶が、あんまりなく、こんなのだったかなぁ。
丸坊主の男の人が、一人で境内を掃除しており、姿・形から言えば神官よりも寺の住職の方が似合うような感じです。
念のために尺八参拝の許可を聞くと「どうぞ。」とアッサリ言い「9時半から神社の中で神主・巫女さんが集まってお勤めするのだが、まだ時間が早いので、それ以前なので大丈夫です。」
お勤めは、もっと早朝にするもんだと思ってたので「何で9時半からなのですか?」と聞くと「宮内庁の神官が天皇に代わって、その時間に祈願をするので、大きな神社は、それに習って皆そうしてます。」
へえええぇぇ・・・そんな事が有ったのだ、知らんかった。
そお言われてみれば四国遍路した時、前神寺の石鎚神社でも、その時刻頃に神官・巫女さんが神前に集まってたようなので、今度から9時半付近の参拝は外す事にしよう。
拝殿の所に「なでうさぎ」と書いたウサギの銅器が置いてあり、何でウサギさんが、こんな所に居るの?・・前から置いてあったかなぁ?
高瀬神社の祭神は「大国主命」らしく、その縁でウサギさんが置いてあるらしい。
それだけかと思ったら、賽銭箱の近くに有る、鈴の握り紐にもウサギさんの彫刻が有り、おぉぉぉ・・さすが彫刻の町、芸が細かいでんなぁ。(^O^)
「戸出」町内に有る11番札所「永安寺」へ向かっていると、小雨がパラついて来たので「道の駅・砺波」に逃げ込み、観光案内所で今日の天候を聞くと、雨の確率が40%らしい。
この程度のパラつき具合ならば、雨具を着て札所「永安寺」へ行こうかと思ったが、空の様子を見るとどうも雲の色が黒い。
念のためベンチに座って、様子を伺いながらモクを吸ってると、やがてドシャブリの大雨になり、屋根からは滝のように雨水が落ちて来ました(写真)。
良かったなぁ・・あのまま出発してたら泣いてたでぇ。
「戸出」の旧道へ入ったが札所「永安寺」がわからず通り過ぎちまい、戻る時に郵便配達さんが居たので聞いてみました。
最初は、やはり個人情報なので・・と思って言いたくなさそうでしたが、寺名を書いた「越中一国観音霊場」の一覧表を見せて説明すると「お寺巡りならば・・」と言って教えてくれました。
郵政も個人宅ではないのだから杓子定規な事は言わないで、公共施設やそれに準ずる寺くらいは、素直に教えるように指導すればよいのにぃ・・まぁ、日本の典型的なお役所的組織だから、無理だとは思うが・・・。
「永安寺」はアッサリしたもんで、本堂の柱には仁王さんを象った鉄製の面が付けてあり、はい・・戸も閉まってました。
小矢部市内の細い道を入って行くと2番札所「観音寺」が有り、無理して狭い道を通らなくても大通りの道からも来れたよおです。
境内の奥に古そうな観音堂が有り千社札が一杯貼ってあります。
中を覗くと「雲間の太陽」が描いてある奉納額が有り、ここも戸が閉まっていた。
「安居」集落の1番札所「安居寺」へ行く途中、再び小雨がパラついて来たので近くの物置小屋の庇に避難しました。(一番上の写真)
すると、やっぱり「ザアッー・・・」と雨が降って来て、ギリギリにセーフ・・・・!(^^)!。
地べたに腰を下ろして、モク吸いながら雨宿りして、ボオッ~・・としていると、電線にツバメとカラスが飛んで来て止まりました。
鳥は雨の時に飛ばないのじゃろおか? どうせならば、雨に打たれない所で雨宿りすれば良いのにぃ・・
小止みになったので出発しようかな・・と思いましたが、鳥はそのまま電線に止まっており、鳥は自然に関する予知能力を持ってるのかもしれんと思ったので、鳥が飛び立つまで待つ事にしました。
そしたら、やっぱり雨がザアッ~・・・と降って来たので、鳥は知ってるんですねぇ。
疲れてたので、ついついウトウト・・しながら待ってると、鳥は飛び去りましたがカラスだけ1羽残っており、空を見ると確かに向こうの雲が雨を降らせそうな気配がします。
それでも鳥さんが飛び去ったのだから、しばらくは降らないじゃろおと思い、出発して「安居」集落に着いた時に、やっぱり雨が降り始めました。
郵便局の軒下で雨をやり過ごしましたが、カラスも知ってたんですねぇ。
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