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津軽33観音 野宿 巡礼日 2012.7.28   掲載日 2013.4.22

「鳥居の鬼」と「野宿マナー」/津軽33観音霊場記(川倉芦野堂(三柱神社)・弘誓寺観音堂(神明宮))

13番「川倉芦野堂(三柱神社)」の「鳥居の鬼」と野宿

三柱神社、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文     三柱神社・一の鳥居、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文     津軽 三柱神社 鳥居

 「川倉」集落内に入ると津軽33観音霊場13番「川倉芦野堂」が有る「三柱神社」の鳥居が見えます。津軽 三柱神社 鳥居

 鳥居が連なっており、最初の鳥居を過ぎた所から三柱神社へ近道しようと思ったら出来るのですが、マジメに参道の鳥居を潜って行きました。

 「二の鳥居」では額の所にオッチャンが飾ってあり、「三の鳥居」では鬼が鉄棒を持って座ってます。

 今まで各地を巡礼して来たが、鳥居にこおいう飾りを付けてるのは見た事もないので珍しく、さすが津軽独特の風習・・!!。

 越後屋はズルして鳥居を潜らずに近道を通ったもんだから、鳥居の飾りを見られなかったので教えてやりました。

三柱神社・境内、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文     川倉芦野堂、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文

 参道を行くと、途中で左側に黒扉の堂が有り、何だろおと思ったら、そこが13番札所「川倉芦野堂」だった。津軽33観音 川倉芦野堂

 扉が有る門には「牛に引かれて善光寺参り」の透かし絵が飾ってあるが、ここは善光寺と何か関係有るのかな?

 観音堂の扉に「お願い 見知らぬ人が堂内で寝泊まりし火事等の危険があり冬期間、鍵を掛けます・・うんぬん・・」と書いてあります。

 へえぇぇ・・以前に巡礼・旅行者が断りも無しに、ここで野宿して問題になったのか、それともホームレスが住み着いちゃたんだろか?

 ずう~っと昔だったら、巡礼・遍路はこおいう堂で野宿する事も可能だったかもしれんが、今は少なくとも堂の管理者か、村のだれかに了承を得ないと無理だろなぁ・・すんなり許可をくれないかもしれんが・・・。

 「越後33観音霊場」を徒歩で巡った時に野宿経験が有り、許可を得た場合は安心してそこで野宿できますが、許可を得る人が付近に居ない時は勝手に黙って野宿し、そおいう場合は、いつ・だれが来て追い出されるかという不安感が有りました。川倉芦野堂、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文

 まぁ・・野宿する場合は、ダメ元で管理者等の許可を得るのが一番良く、ダメだったら「しのごの・・」言わずにアッサリと他の場所を探す・・という柔軟性も、また旅の一興かと・・・

 昔は四国でも野宿が可能だったが、マナーが悪いのが多くなって野宿禁止となってる場所が多いと聞いたが、今はどおなってるかな?。川倉芦野堂・納札、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文

 本州では野宿旅の人が四国ほど目立たないので、そんなに厳しい目で見られる事なかったように思う。

 野宿の最低限のマナーは
  そこで野宿したという跡を、絶対に残さない事。
  人が活動してる時間帯は、絶対に寝姿を見せない(遅寝・早起き)。

 「九州西国33観音霊場」を巡ってた時に、世間の皆様が活動している朝7時になっても寝袋に入ってる自転車・野宿の若い衆を、「アンチャン、いつまで寝てるんじゃ、起きろ!!」と言い、起こした理由を説明して叱った事がありますが、今まで、だれもそれを注意してくれる人が居なかったんだろなぁ。

 σ(*_*)は、そおいうのを見つけしだい、ビシバシと注意するガンコジジイじゃけん。

 たぶん、何度も四国を巡ってる野宿経験者ならば、同じように注意すると思う。

 13番札所「川倉芦野堂」内に入れたので2曲吹いて参拝しました。

三柱神社、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文三柱神社・注連縄、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文津軽 三柱神社 飛行機模型

 同じ境内にある三柱神社へ行くと、狛犬は手拭いで頬被りしており、その姿に笑わせてもらいました。(一番上の写真) これも津軽独特の風習なのでしょうか。(^O^)

 三柱神社の庇に、飛行機の模型が奉納してあり、翼には大きく「若櫻」と書き「陸軍特別幹部候補生 航空兵合格記念」と2名の名前が書いてあった

 σ(*_*)の尺八師匠も、陸軍の飛行機乗り将校だったので、この人達とも、どこかで一緒だったのかもしれない。
           

日本一周と14番「弘誓寺観音堂」神明宮

 自転車を漕いでると、向こうからジサマが大きいリュックを担いで歩いて来たので「日本一周ですか?」と聞くと「そんなようなもんです」と言いながら足も止めずに行っちゃいました。津軽 日本一周?

 あらあぁ・・・お話をしたかったのですが、こっちは自転車にそれほどの荷物も積んでないので地元の人と思われ、同じ旅行者と思わなかったのでしょう。

 もしσ(*_*)らも歩き姿だったら挨拶して、しばし情報交換等もしたと思う。

 リュックの後ろには「・・(読めなかった)の旅」と書いた大きい布が張ってあり、銀マットも付けてるので野宿しながら旅してる同年輩のよおで、少し白髪が有り日焼けしてました。

 ええですなぁ・・・・思うまま自由に旅が出来て・・・・

 「尾別」集落に入る手前の川で廃校らしいのを見つけ、越後屋を日陰で休ませて見に行くと「尾別小学校」で、外観はだいぶ荒れた感じですが、内部はそんなに荒れてないよおです。

津軽 神明宮弘誓寺観音堂・階段、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文弘誓寺観音堂・階段よりの眺め、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文 津軽33観音 弘誓寺観音堂
弘誓寺観音堂・納札、自転車で巡った「津軽33観音霊場」紀行文
 「尾別」集落に入り道沿いに「神明宮」が有ったので、津軽33観音霊場の14番札所「弘誓寺観音堂」はここで良いのかな?と思いながら確かめに境内に入ると「かんのんさま」の看板が有りました。

 神社付近に観音堂が有るのかと思ったら、敷地外れに長い階段が有り、それを上がるようになってます。

 小高い所に上がると、コジンマリとした14番札所「弘誓寺観音堂」が有り、戸が開いたので中に入りました。

 閉め切ってあるので堂内が暑く、とりあえず窓等を全部開けると涼しい風が・・・サアッッ~・・。!(^^)!


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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