HOME > 遍路・巡礼 > 西国33観音霊場「地図と目次」 > 37 菩提山
巡礼日 2015.5.18 掲載日 2015.9.24
西国33観音霊場の番外札所「花山院菩提寺」へは、車道とは違う「裏参道」が有ると、ネットで下調べしており、情報では民家の側を行くようなことが書いてあったので、地図を見ながら山沿いと思われる道を行きました。
最後の民家の所で三方向への道があり、越後屋が「どの道を行くの?」と待っており、これも民家の側を行く、真ん中の道を行けば良いのをネット情報で調べ済み。
地図通りにタンボや溜め池が有り、最後の池を少し過ぎた所で工事をしており、そこから左の道へ入ると、思ったよりも道幅が広く、不動尊の堂があり、ここまでが正解の道だったのでホッとした。
さすがネットの情報力、しかし何故か西国三十三観音霊場関係の地図本には掲載されてません。
「不動尊堂」前の道を少し行った所からの山道がひどく、後でネットで調べると、間違った道だとわかりましたが、この時はまだ裏参道だと信じてました。
ホントの裏参道は倒木で谷を塞いだような所から、直角に左へ行くのが正解だったようです
谷沢では・・と思うような道で、道も細くなって倒木が有り、石もゴロゴロしており、あまりにも沢のような雰囲気なので、振り返ってみると、左方向の離れた所に道かな?・・と思えるものが見えました(地図①付近)。
引き返して確かめようかと思ったが、越後屋が木に掴まりながら10mほど先を苦労しながら上ってます。
ううむぅぅ・・せっかく苦労して、あそこまで上ってるのに、呼び戻すのもカワイソーだし、地図を見ると破線のT字路の分かれ道がこの先に有ると思ったので、そのまま上りました。
やがて、さすがに越後屋も、これはオカシイと思い始め「この道が正解なのか疑問だ。」と言います。
先程、裏参道の道らしいものが有った・・と言おうかと思った時に、目の前にある木に赤布が結んで有るのに気付きました。
そおいえば、今までも赤布が有ったような気がするなぁ・・・その先の樹木間からも、赤布が点々と見え、山登りでは「道無き道」を行く時に、ルートを示すため先駆者が布やテープを目印に取付てくれる事が多いのです。
赤布の点々を見て、これはやっぱり「花山院菩提寺」へ行く裏参道だと思い、先程の横道は気のせい・・という事にして、越後屋に「赤布を目印にして行け」と、エラソーに指示しました。 ホンマは、ドエレエ間違いだったのだけど・・
赤布を頼りにして行くと、少し道らしい雰囲気の所も有りましたが、尾根付近で、あちこちに赤布・ピンクテープが付けてあり、どの方向へ行けば良いのかわからん。
とにかく尾根まで上がってみると、「花山院へ」と書いた紙にパウチで保護した紙が板に貼ってありました。(一番上の写真)
おぉぉ!!・・だれも来ない道と思ってたけれど、ここまで来た人が居たのか・・と、しばし感激。
尾根伝いにも赤布が点々と有るので、ここが地図上でのT字路と思いました(ホンマは間違ってたのだけれど・・。)
尾根伝いに下る道を、越後屋が偵察した結果「途中で道が無くなっている」と言い、「それじゃ、本官が調査してみる」と確かめに行くと、越後屋が言った場所よりも、けっこう赤布が点々・・と続いており、帰り道の予定は尾根伝いに「小野」集落へ行くつもりにしてたので、何とかなると思った。
バウチの「花山院へ」標識の所まで戻り、「花山院菩提寺」の有る山頂方向には「鳥獣保護区」の看板と共に赤布・ピンクテープの目印が付いてます。
山斜面はさらに勾配がキツクなり、以前に霊場巡りした国東半島の「両子山・奥の院」より、山頂を目指した時と、雰囲気がよぉ~似ています。
あの時は道筋にロープが有り、まだ道筋が分かり易かったが、ここはホンマに分かりにくく、こんなキツイ裏参道ならば、人が来なくて廃れるのも仕方がないわなぁ。
木の根っこで、履いてたツッカケが外れ落ちたので、取りに戻ったりしちゃうしぃ・・
コンジョナシだから、こんなキツイ道を引き返すよりも、「花山院菩提寺」に着いたら楽チンな車道を歩いて帰る事に方針を変更した。
ヒーコラ言いながら、やっと山頂付近に着いたと思ったら札所「花山院菩提寺」は無く、「菩提山」三角点近くの木に、赤・ピンクテープと共に「何とか探検隊」の看板も有ります。
「何とか探検隊」が赤・ピンクテープを付けてくれたのだろうか。
これが無かったら、絶対に迷っていただろうと思う。 ありがたいこってす。
なお、ここに掲載した内容を別ページ注意「地図」に掲載していますので参照してください。
以下、広告です。