最後の踏ん張りで「五塔の滝」より遍路道を下り、川沿いの山道には木製の手摺りが設置されており遊歩道になってるよおです。
車道に出て、歩いてると小さい寺?が川を隔てた所に有り、「如意輪観音」の幟が立っており、千客万来のようなケバケバしさが無く、何となく見た目には静かな感じがするので時間があれば寄ってみるのだが・・
鳴渕ダムを過ぎ、急カーブの所にチョッピリだけショートカットする道が有り、篠栗88箇所霊場の44番札所「大宝寺」に着きました。
寺の境内では、36番「天王院」で参拝を譲ってあげた団体がお勤めしており、参拝が終わると併設されている宿坊へ、ドヤドヤと行った後は静かになりました。
「大宝寺」堂内に入り、参拝するため尺八を構えながら息を整えていると、ちょうど坊さんが来たので「閉めますか?」と聞くと「いや、まだ良い」と言って引っ込みました。
すんまへんねぇ・・・時間が5時半頃で夕暮れ時なのに・・、ホンマは閉めるつもりだったのだろなぁ・・・
参拝中、坊さんと越後屋が外で話をしているのが聞こえ、尺八参拝が終わって待たせた礼を言うと、越後屋が坊さんから健康ドリンクを2本貰ったらしく、先ほどの団体は、茨城から来たそうです。
坊さんが「篠栗で、尺八を吹いて参拝しているのを初めて聞いた。」と言い、そおだろなぁ・・「尺八を吹く人の絶対数が少ないですからねぇ。」と答え、今は琴をやる人が居ても、尺八はやがて絶滅危惧種になるんじゃなかろおか・・
しばらく話しをして篠栗霊場は昔と違って、だいぶ参拝客が減ったらしい。
高速道路が出来たため長崎から2時間ほどで篠栗に着くので、日帰りツアー客が多くなり、泊まりがけの客が少なくなって、宿も70件から20件ほどに減ったそうな。
ううむうぅぅ・・・小豆島88ケ所霊場も最盛期と比べると、かなり参拝客が減ったと聞いており、どこの霊場も苦労しとるよおです。
遠くから遍路に来てもσ(*_*)らのように車中泊しちまう、とんでもねぇヤカラが居るので、ますます宿泊客が減るじゃろなぁ。
すんまへんねぇ・・なんせ、こっちにも少ない年金等、多々いろんな事情が有るもんで、地元で食事して風呂へ入り買い物をしても、地元にはわずかばかりのお金を落とす事しかできず、信心が足りんので寺への賽銭なんか5円しか入れてないもんなぁ。
霊場巡りも尺八と同じで、やがて絶滅危惧種になるかもしれない。
1日目の篠栗88箇所霊場・歩き遍路でしたが、今まで巡った霊場と違って、坊さんと話す機会が多かった。
夕暮れ迫るループ橋を行くと、鳴渕ダム下に車中泊している公園が見えます。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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