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遍路日 2012.11.1(第4日目) HP掲載日 2013.9.24
行程(札所番号) 7→65→83→63→29→75善通寺→64→26→奥の院
篠栗88箇所霊場の7番札所「田ノ浦阿弥陀堂」へ行く途中、100円の地図によると南蔵院の駐車場が有る事になっていたが、草が生えた管理地になっており、どうりで、そんな駐車場のようなものは無かったなぁ・・と思っていたんだ。
72番「田ノ浦拝師堂」近くの車道から鉄道の下を潜り、すぐ左側の所に遍路標識が有り階段を上るようになっており、越後屋は気が付かず、そのまま車道を歩いて行ったので呼び止めました。
この階段はバイパス道路の下まで続いており、階段の縁を歩いたが苔が生えており滑るかもしれんので、ヒヤヒヤしながら上がりました。
バイパス道路下のトンネルを出た所からは、遍路道でかなりキツイ竹藪の道。
車道に出て、白い小屋の横を通って行くと地蔵さんがあり、再び車道に出ると石垣と屋根が見えて、7番札所「田ノ浦阿弥陀堂」に到着。
境内には地蔵さんが固まって置いてあり、一つ一つにザルが置いて賽銭入れるようになっており・・んなもん・・まとめて一つのザルで、ええと思うが・・
その地蔵さん群の片隅に、ニッコリ笑っている布製のチッコイ地蔵さんが置いてあり、これと似たのを、どこかで見たなぁ。
観音さんが持っている鉢?から水が出ており、霊水じゃろか?
参拝が終わった後、境内のベンチで尺八の手入れをしていると首輪をつけた犬が来て、吠えるかな?と思ったが、立ち止まってジイッ~・・と見ているだけ・・
地図を見ると、この付近には民家が無く、人里からだいぶ離れてます。
犬の毛を見れば、そんなに汚れていなく、顔を見ればアホ犬ではなさそうで、全体の姿を見ればどっちかと言うと、お金持ちの家で飼われてるような、由緒正しそうな気品が有ります。
迷ったのか・・捨てられたのか・・それとも「奥の院」まで一緒に行く案内犬か?
お菓子をやろうと思って口笛を吹いて呼びましたが来なくて、そのうちサミシそうにどこかへ行ってしまいました。
きっと山中に捨てられた犬で、境内から話し声が聞こえたから飼い主かと思って喜んで来たのじゃろなぁ・・カワイソーに・・
四国の寺でも、飼い主に「待て」と命令されて捨てられ、飼い主の来るのを待っている犬が居たのを想い出します。
なんだかなぁ・・こおいうのを見ると、人間とは罪深い生き物だと思う。
この札所を出てから車道を若杉山方向へ歩きましたが、この犬とはもう出会いませんでした。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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