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遍路日 2012.11.1(第4日目) HP掲載日 2013.10.7
行程(札所番号) 7→65→83→63→29→75善通寺→64→26→奥の院
若杉山「奥の院」へ向かって、教えられた道を行くと、来る時にコンクリ道へ出た所から続く山道があります。
ちょうどコンクリ道の上からオババが数人下りて来て、そのうち一人は手摺りにつかまりながら下りており、どれ位の距離が有るかわからんが、コンクリ道・・わけても坂道の下りは足膝に響くから、そりゃあぁ~足が痛いでしょうなぁ。
こおいう場合は、少しくらい距離が遠くても山道の方が足への負担は少ないのだが・・。
遍路道は、それほどキツイ道ではなく、やがて山道を上がった若杉山頂上と思われる所に祠と神社が見えます。
とりあえず神社の方へ行くと、なかなか落ち着いた神社で「太祖宮」と書いた説明看板が有り、神功皇后が杉を植えた伝説が有るそおな。
拝殿には、いかにも古そうな天狗さんの面も柱に奉納してあります。
神社拝殿前に有る階段から下を見下ろすと、もんのすごい長い急階段で、下からオババが3人ばかり階段を「ヒーコラ・・」言いながら這いながら上がって来るところでした。
この階段は降りるのは楽だろおが、上がって来るにはタイヘンじゃろなぁ・・ネットでも、長い階段でキツイと書いてあったような気がする。
境内には、いかにも云われの有りそうな石に注連縄が張ってあり、神功皇后様が休んで座られた石じゃろか?・・だれか知っていたら教えてね。
「太祖宮」では「心月」を吹いて参拝しました。
「ヒーコラ・・」言いながら、やっと長い階段を上がって休んでるオババに「「奥の院」へ行きたいのですが、そこへ行くと同じ道を戻らねばアカンのでっか?、それとも一周り出来ますか?」と聞くと「一周できる」と教えてくれました。
「奥の院」へ行く途中、境内に有る大杉の中が空洞になっており、その横道を降りて行くと、いかにも修験道らしい岩場になりました。
やがて良い人は通れるが、悪いヤツは通れないという伝説が有る「挟み岩」へ来ると、狭い道でリュックを担いでると岩に挟まりつつ、しかも鎖に掴まって降りなければアカン。
越後屋は悪いヤツじゃから通れんじゃろ・・きっと石に挟まって泣きワメクじゃろう・・その時は笑ってやろうと思って見ていたが、何とか通り抜けやがった・・チエッ・・・。
σ(*_*)は上の方から杖を下へ滑り落としておいたので、良い人間じゃからスンナリ?通れました。
「奥の院」は思ったよりも広く「手向」「産安」の2曲吹き、けっこう響きが良く、やっぱり「産安」よりも慣れた「手向」の方が吹いていても心が落ち着く。
尺八参拝してる時に、オバハンが祭壇前に有る屋根付きの所から、ペットボトルに水を入れてました。
それまでは暗い場所だったので、そこに何が有るのか知らなかったのですが、参拝後に見てみると「独鈷水」という霊水らしく「御霊水が不足してます。売店で準備している容器以上の水は汲まないように」と書いてありました。
木の蓋を取って見ると、岩肌からチョッピリだけ流れている水が溜まっており、オバハンが水を汲まなかったら、この「独鈷水」の存在を知らずに行くところだった。
「奥の院」を出る時、そこに有る売店のオバハンから、わざわざ「ご苦労様さまでした。」と声をかけられ、尺八を吹いたので、その道の修行者だと思ったのかな(^O^)。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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